東京神田の共立講堂。
共立女子学園の附属施設として、昭和十三年(1938)に内藤多仲の構造設計、
前田健二郎の意匠設計で落成しました。
戦後間もない昭和二十三年には、NHKのど自慢の第一回全国大会が開催され
共立講堂はコンサートの中心として知られました。
昭和三十一年に火災によって内部を焼失、翌年に改装落成しました。
フォークブーム期には吉田拓郎、かぐや姫、アリスなどがコンサートを行い
特に共立講堂で行われたグレープ(さだまさし、吉田政美)のラストコンサートは
「伝説」とも言われています。
現在は外部への貸出を行っていませんが、再結成したアリスが
この「聖地」で平成二十一年に一夜限りのコンサートを行いました。