Sherlock Series 4 Episode 2
Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat
今回は終わりと書きましたが実は終わってません。
すみません、思ったより長かったです。
ジョンがロックしているドアをこじ開けて中に入ります。
警官も入り、シャーロックの安否を確認します。
ジョンはスミスに飛び掛かり、首に腕をまわします。
JW:彼に何をしてたんだ?何をしてた?
CS:彼は苦しんでたんだ。私は彼を助けていたんだ!
ジョンはスミスを警官に引き渡します。
JW:彼をすぐに拘束してくれ。はやく。
CS:私は彼を助けようとしたんだ!
JW:シャーロック、彼は君に何をしていたんだ。
SH:僕を窒息しようとしたんだ、過剰投与して。
JW:何を?
SH:生理食塩水だ。
JW:生理食塩水?
唖然とするスミスでした。
SH:そう、生理食塩水だよ。
JW:生理食塩水ってどういう事だよ。
SH:ナースのコーニッシュに点滴のバッグをすり替えてもらったんだ。
彼女は僕の大ファンだから。僕のブログが大好きなんだよ。
JW:君は大丈夫なのか?
SH:大丈夫なわけないだろう。
栄養失調と腎機能障害の疑い、それに実のところこの数週間はドラッグでずっとハイだったし。
君はひどい医者だよな。
SH:だけど自供はとったからね。
CS:私は自白した覚えはないぞ。私がどんな自白をしたというのだ。
SH:あとで聞かせてあげるよ。
CS:聞けるような自供などないぞ。
ああ、Mr.ホームズ。関係あるかわからないが君のポケットから3つの録音装置を見つけたよ。
君の所持品はすべて見つけてある。すまないね。
SH:3つって何となく安心するんだよね。普通の人は3つ見つければあとは探さないんだ。
シャーロックの言葉に固まるスミス。
JW:何?何?何だよ?
シャーロックは何も言わず意味ありげな笑顔を浮かべていました。
その表情でジョンは状況を理解します。
JW:You cock.
SH:Yeah.
JW:Utter, utter cock.
SH:Heard you the first time.
(J:お前って最低。S:まあね。J:ホントに最低。S:それは初めて聞いたな。
・・・・という会話よりもっと酷い言葉なんでしょうね。)
ジョンはベッドサイドにある自分の杖を手にします。
JW:で、どうやって開けるの?
SH:上をまわすんだ。
スミスはその様子をじっと見ています。
ハンドルの部分を取ると中から録音装置が出てきました。
JW:これも2週間前?
SH:3週間。
JW:僕の行動はお見通しってことか?
SH:まさか。I’m just a cock.(この場合はおんどり?)
スミスは呆然としていました。
取調室。
レストレードがスミスの取り調べをしています。
CS:楽しいね。自白がこんなに楽しいとは思わなかったな。
もっと早くやればよかった。
GL:続きは明日だ。
CS:いや、続けよう。私は疲れてなどいない。まだまだあるんだ。
GL:明日だ。
CS:私は有名人になりそうだね。
GL:あんたはもう有名だよ。
CS:ああ、だけど今回で・・・・アメリカでも有名になるよ。
レストレードはあきれたように席を立ちます。
221B。
ジョンとシャーロック、そしてシャーロックの背後にはメアリーがいます。
SH:ちゃんとバックアッププランもいくつか用意はあった。
問題は、それがなんだったのか覚えてないことだ。
彼の娘に会ってる幻覚を見たのは本当に予想外だったよ。
MW:要するに、彼がクスリで自分を痛めつけたのはあなたが彼を助けるために・・・・
何かするだろうと、医者的な何か。
SH:娘の事はまだちょっと釈然としないんだけど。
すごくリアルだったし、他では入手できなかったであろう情報を彼女が教えてくれた。
JW:でも、ここには来てないいだろう?
SH:興味深いだろう?
世界中のあらゆるデータストリームを同時に弱力化することができたとしても、
僕はその前に理論化するし、大抵は推理し予測することが可能なんだ。
JW:で、君が知らない事を教えてくれる魔法の女性を考え出したのか。
MW:あら、それは私に対して言ってるのかしら。
私の偏見かもしれないけど。
SH:クスリが僕の中にある特定のドアを開けたのかもしれないな。
興味をそそられる。
JW:ああ、そうだろうね。
だからぼくたちみんなが交代でお菓子には近づけないようにしてるんだ。
(※「sweeties.」って言ってますけどは本当はクスリの事を揶揄してるのかしら。)
SH:たむろしているだけだと思ってた。
ジョンが腕時計を見ます。
JW:あと20分でモリーがここに来るよ。
SH:監視がいなくても、あと20分くらい大丈夫だから。
JW:じゃあ、そうさせてもらうよ。
MW:ちょっとジョン、ここにいなさいよ。話をするのよ!
JW:あー、ごめん。ただ、ロージーが。
SH:うん、ロージーだよね。
MW:一緒に事件を解決しに行くのよ。彼に帽子を被らせるの!
JW:20分くらいは大丈夫そう?
SH:もちろんだ。ごめん、ロージーの事は頭になかった。
JW:いいんだ。
ジョンは立ち上がります。
SH:近いうちに彼女に会いに行かないとだね。
JW:そうだよ。
MW:彼は私に敬意を表して帽子を被るべきよ。私は死んでるのよ。ありがたいことに。
ジョンはドアを開け部屋から出ようとします。
SH:あ、ところで、録音は証拠として使えなさそうだよ。
JW:え?
ジョンは立ち止まり少しだけ戻ります。
SH:厳密にはおとり捜査だから証拠としては使えないと思う。
大して重要でもないな、あいつは自白するのをやめないだろうし。
JW:いい事だ。
SH:そうだね。
シャーロックは少し悲しげに目をそらします。
再び部屋から出るジョン。
それを見送るメアリーは少し期待を込めたような表情をしています。
俯いていたシャーロックがもう一度声をかけます。
SH:君は大丈夫?
その言葉に笑い出すジョンは再び戻ってきます。
JW:いや、大丈夫じゃないよ。大丈夫なわけがない。
でも、受け入れないと。それが現実なんだ。それがどういう事かというと・・・shit.
MW:ジョン、もっとちゃんと。
ジョンは一呼吸おいて、そして言います。
JW:君はメアリーを殺してない。
その言葉に驚いたような表情でジョンを見るシャーロック。
JW:メアリーは君の命を救って死んだ。彼女が選んだ事だ。誰かがやらせたわけじゃない。
誰もそんな事はできない。重要なのは、君は彼女を殺してないって事だ。
SH:彼女は僕の命を救うことによってそれに価値を与えてくれた。
それは貨幣のようなもので僕は使い道を知らないんだ。
JW:It is what it is. (それが現実だ。)
ジョンが少し笑います。
JW:じゃあ、明日。その時に。
SH:楽しみにしてる。
その時、シャーロックの携帯の着信音が鳴ります。
それは「あの女」の着信音でした。
それを聞いたジョンの足が止まります。
続きます。
今度こそ次回で終わります・・・・多分。
シャーロックの病院潜入はある意味賭けですよね。まさに命がけ。
2週間先が予測できるシャーロックなのでこれも想定内なんだろうけど
ジョンは絶対に助けに来るって信じての行動だと思うと(涙)
しかし、やっとやっとやーーっと仲直りです。
メアリーの言葉がジョンの心の葛藤なのはわかるんですけど、
最後の仲直りの場面くらいメアリーを介さずにいてほしかったなと思うんです。
やっぱりMistyさんの仰っていた腐女子撲滅なんでしょうか。
いや、しかし純粋な(?)ホームズファンだってそう思うはず。
そんなに撲滅したければそもそも仲違いさせてはいけません。
ケンカするほど仲がいいって言いますしね。
いいトシした大人は意見の食い違いでその場の空気が悪くなる事はあっても
こんなケンカ別れはあまりしないですよ。
レストレードの出番があまりなくて悲しいです。
シャーロック、ジョン、レストレードのトリオ漫才が結構好きだったんですけど。
レストレードのロマンスはどうなったんでしょうか。
私は今でもモリーちゃんと幸せになってほしい派なんです。
それにしてもカルヴァートンはただの咬ませ犬でしたね。
Director: Nick Hurran
Writers: Steven Moffat
今回は終わりと書きましたが実は終わってません。
すみません、思ったより長かったです。
ジョンがロックしているドアをこじ開けて中に入ります。
警官も入り、シャーロックの安否を確認します。
ジョンはスミスに飛び掛かり、首に腕をまわします。
JW:彼に何をしてたんだ?何をしてた?
CS:彼は苦しんでたんだ。私は彼を助けていたんだ!
ジョンはスミスを警官に引き渡します。
JW:彼をすぐに拘束してくれ。はやく。
CS:私は彼を助けようとしたんだ!
JW:シャーロック、彼は君に何をしていたんだ。
SH:僕を窒息しようとしたんだ、過剰投与して。
JW:何を?
SH:生理食塩水だ。
JW:生理食塩水?
唖然とするスミスでした。
SH:そう、生理食塩水だよ。
JW:生理食塩水ってどういう事だよ。
SH:ナースのコーニッシュに点滴のバッグをすり替えてもらったんだ。
彼女は僕の大ファンだから。僕のブログが大好きなんだよ。
JW:君は大丈夫なのか?
SH:大丈夫なわけないだろう。
栄養失調と腎機能障害の疑い、それに実のところこの数週間はドラッグでずっとハイだったし。
君はひどい医者だよな。
SH:だけど自供はとったからね。
CS:私は自白した覚えはないぞ。私がどんな自白をしたというのだ。
SH:あとで聞かせてあげるよ。
CS:聞けるような自供などないぞ。
ああ、Mr.ホームズ。関係あるかわからないが君のポケットから3つの録音装置を見つけたよ。
君の所持品はすべて見つけてある。すまないね。
SH:3つって何となく安心するんだよね。普通の人は3つ見つければあとは探さないんだ。
シャーロックの言葉に固まるスミス。
JW:何?何?何だよ?
シャーロックは何も言わず意味ありげな笑顔を浮かべていました。
その表情でジョンは状況を理解します。
JW:You cock.
SH:Yeah.
JW:Utter, utter cock.
SH:Heard you the first time.
(J:お前って最低。S:まあね。J:ホントに最低。S:それは初めて聞いたな。
・・・・という会話よりもっと酷い言葉なんでしょうね。)
ジョンはベッドサイドにある自分の杖を手にします。
JW:で、どうやって開けるの?
SH:上をまわすんだ。
スミスはその様子をじっと見ています。
ハンドルの部分を取ると中から録音装置が出てきました。
JW:これも2週間前?
SH:3週間。
JW:僕の行動はお見通しってことか?
SH:まさか。I’m just a cock.(この場合はおんどり?)
スミスは呆然としていました。
取調室。
レストレードがスミスの取り調べをしています。
CS:楽しいね。自白がこんなに楽しいとは思わなかったな。
もっと早くやればよかった。
GL:続きは明日だ。
CS:いや、続けよう。私は疲れてなどいない。まだまだあるんだ。
GL:明日だ。
CS:私は有名人になりそうだね。
GL:あんたはもう有名だよ。
CS:ああ、だけど今回で・・・・アメリカでも有名になるよ。
レストレードはあきれたように席を立ちます。
221B。
ジョンとシャーロック、そしてシャーロックの背後にはメアリーがいます。
SH:ちゃんとバックアッププランもいくつか用意はあった。
問題は、それがなんだったのか覚えてないことだ。
彼の娘に会ってる幻覚を見たのは本当に予想外だったよ。
MW:要するに、彼がクスリで自分を痛めつけたのはあなたが彼を助けるために・・・・
何かするだろうと、医者的な何か。
SH:娘の事はまだちょっと釈然としないんだけど。
すごくリアルだったし、他では入手できなかったであろう情報を彼女が教えてくれた。
JW:でも、ここには来てないいだろう?
SH:興味深いだろう?
世界中のあらゆるデータストリームを同時に弱力化することができたとしても、
僕はその前に理論化するし、大抵は推理し予測することが可能なんだ。
JW:で、君が知らない事を教えてくれる魔法の女性を考え出したのか。
MW:あら、それは私に対して言ってるのかしら。
私の偏見かもしれないけど。
SH:クスリが僕の中にある特定のドアを開けたのかもしれないな。
興味をそそられる。
JW:ああ、そうだろうね。
だからぼくたちみんなが交代でお菓子には近づけないようにしてるんだ。
(※「sweeties.」って言ってますけどは本当はクスリの事を揶揄してるのかしら。)
SH:たむろしているだけだと思ってた。
ジョンが腕時計を見ます。
JW:あと20分でモリーがここに来るよ。
SH:監視がいなくても、あと20分くらい大丈夫だから。
JW:じゃあ、そうさせてもらうよ。
MW:ちょっとジョン、ここにいなさいよ。話をするのよ!
JW:あー、ごめん。ただ、ロージーが。
SH:うん、ロージーだよね。
MW:一緒に事件を解決しに行くのよ。彼に帽子を被らせるの!
JW:20分くらいは大丈夫そう?
SH:もちろんだ。ごめん、ロージーの事は頭になかった。
JW:いいんだ。
ジョンは立ち上がります。
SH:近いうちに彼女に会いに行かないとだね。
JW:そうだよ。
MW:彼は私に敬意を表して帽子を被るべきよ。私は死んでるのよ。ありがたいことに。
ジョンはドアを開け部屋から出ようとします。
SH:あ、ところで、録音は証拠として使えなさそうだよ。
JW:え?
ジョンは立ち止まり少しだけ戻ります。
SH:厳密にはおとり捜査だから証拠としては使えないと思う。
大して重要でもないな、あいつは自白するのをやめないだろうし。
JW:いい事だ。
SH:そうだね。
シャーロックは少し悲しげに目をそらします。
再び部屋から出るジョン。
それを見送るメアリーは少し期待を込めたような表情をしています。
俯いていたシャーロックがもう一度声をかけます。
SH:君は大丈夫?
その言葉に笑い出すジョンは再び戻ってきます。
JW:いや、大丈夫じゃないよ。大丈夫なわけがない。
でも、受け入れないと。それが現実なんだ。それがどういう事かというと・・・shit.
MW:ジョン、もっとちゃんと。
ジョンは一呼吸おいて、そして言います。
JW:君はメアリーを殺してない。
その言葉に驚いたような表情でジョンを見るシャーロック。
JW:メアリーは君の命を救って死んだ。彼女が選んだ事だ。誰かがやらせたわけじゃない。
誰もそんな事はできない。重要なのは、君は彼女を殺してないって事だ。
SH:彼女は僕の命を救うことによってそれに価値を与えてくれた。
それは貨幣のようなもので僕は使い道を知らないんだ。
JW:It is what it is. (それが現実だ。)
ジョンが少し笑います。
JW:じゃあ、明日。その時に。
SH:楽しみにしてる。
その時、シャーロックの携帯の着信音が鳴ります。
それは「あの女」の着信音でした。
それを聞いたジョンの足が止まります。
続きます。
今度こそ次回で終わります・・・・多分。
シャーロックの病院潜入はある意味賭けですよね。まさに命がけ。
2週間先が予測できるシャーロックなのでこれも想定内なんだろうけど
ジョンは絶対に助けに来るって信じての行動だと思うと(涙)
しかし、やっとやっとやーーっと仲直りです。
メアリーの言葉がジョンの心の葛藤なのはわかるんですけど、
最後の仲直りの場面くらいメアリーを介さずにいてほしかったなと思うんです。
やっぱりMistyさんの仰っていた腐女子撲滅なんでしょうか。
いや、しかし純粋な(?)ホームズファンだってそう思うはず。
そんなに撲滅したければそもそも仲違いさせてはいけません。
ケンカするほど仲がいいって言いますしね。
いいトシした大人は意見の食い違いでその場の空気が悪くなる事はあっても
こんなケンカ別れはあまりしないですよ。
レストレードの出番があまりなくて悲しいです。
シャーロック、ジョン、レストレードのトリオ漫才が結構好きだったんですけど。
レストレードのロマンスはどうなったんでしょうか。
私は今でもモリーちゃんと幸せになってほしい派なんです。
それにしてもカルヴァートンはただの咬ませ犬でしたね。