空和心律体

「道」を「楽」しむ極意を探して右往左往

「ヘマトクリット値」で優劣?

2010-02-10 20:05:32 | 健康
自転車関係のブログを拝見していると、「ヘマトクリット値」という言葉を良く目にします。

ヘマトクリット値」とは、血液中の赤血球の割合で、赤血球が多いほど自転車やマラソンなど持久力を競うスポーツでは有利だとされているようです。そして、ドーピング検査にも使われてもいるようです。(何やら自転車界では有名な出来事があったようです・・・)

僕が気になったのは、この数値で自転車乗りとしての優劣(?)を論じているような記事がちょくちょくあることです。

そこで、まずは自分の数値(5年分)を確かめてみました。




'05=47.5 '06=50.8 '07=49.4 '08=46.5 '09=45.7

(基準値 男性40~52% 女性35~47%)

あれっ?

トレーニング量(体重減少)に反比例して数値が下がっていっている・・・
これは、「トレーニングをすればするほど自転車やランニングに向かない身体になっている」っていうこと??


そこで、「検査結果の判定」を読むと・・・

「ヘマトクリット値」が低ければ、血液が薄いということを意味しているので、貧血が疑われます。・・・(省略)
逆に「ヘマトクリット値」が高ければ、血液はどろどろの状態で流れにくく、詰まりやすくなります。・・・(省略)

・・・ということは・・・

やたらと高ければ良いというものではなく、基準値内で低めの数値の方が逆に健康的(血液サラサラ)と言える??

・・・そう考えると・・・

「おぉ~っ、僕の数値が下がってきているのはいいことじゃん!」

では・・・

基準範囲内の数値を比べて、「勝った、負けた(自転車やランニングに向く体、向かない体)」と単純に論じるのはどうしたものでしょうか?

・・・と思いました。