椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

椿峰ニュータウン 地区計画 地権者説明会

2023-09-16 11:22:04 | 椿峰協定

椿峰コミュニティ会館 別館ホールで、地区計画の移行に向けた地権者説明会が

主催:椿峰まちづくり協議会 (オブザーバー:所沢市街づくり計画部都市計画課)

第1回 8月18日(金)18:00~20:00

第2回 8月19日(土)14:00~15:30

第3回 8月20日(日)10:00~11:20  に開催されました。

出席者

・椿峰地区在住者・地権者など:第1回14名、第2回20名 第3回22名 合計56名

・所沢市:所沢市街づくり計画部都市計画課、所沢市街づくりアドバイザー

椿峰まちづくり協議会から、これまでの経緯と住民意向調査の結果の説明があり、

所沢市街づくり計画部都市計画課から、周辺の地区計画区域および今後の流れについての

説明がありました。

質疑応答では、以前と重なるものもありますが各回に質問をしてみました。

以下はAが私の質問、Cが私の意見、Qが所沢市都市計画課および街づくりアドバイザー・椿峰協定委員長の方の回答です。

8月18日

Q:高齢の女性にとっては、ここに住み続けられるかどうかが問題になる。住み続けられなくなる要因としては、固定資産税の増加、区画整理、道路の変更などが考えられる。今年の6月に土地利用規制法ができたが、所沢市ではどのように規制しようと考えているのか。

A:(都市計画課)この地区に関してはそのような計画は現状では上がっていない。土地利用規制法に関しては具体的にどのように規制ないようにするかについてはまだ検討されていない。

Q:ネットで調べると、容積率の緩和ができるといわれている。いくら大丈夫といわれても高さを規制することは必要ではないか。

A:(街づくりアドバイザー)容積率の緩和は可能であるが、緩和に際しては他の条件を変えるなどの見返りを要求される。また緩和されたとしても建築法上の光規制は緩和されない。これにより高さは制限される。

A:(都市計画課)容積率緩和をできる地域を所沢市は決めていて、中心地域は可能であるが椿峰は含まれていない。我々も軒高規制を撤廃すると当然北側の住民が影響されると考え、検証をした。現状の光の規制を考えると容積率150%であればほとんど問題が生じないと考えている。

C:かつて地上げがあったが、そのような手段で高層住宅が建つことも危惧される。また外国人が増えることもあり得ないとはいえないので、このようなことに対して厳しい姿勢を示すことが大切だと考える。

8月19日

Q:昨日建ぺい率に関する質問があったが、建て替えられた建物に疑問がある。建ぺい率の審査は書類審査のみで完成後の建ぺい率は問題にしないと聞いているが実際にそうなのか。地区計画に移行すると完成後の建ぺい率も厳しく審査することになるのか確認したい。

A:(椿峰協定委員長)協定審査は書類審査のみで完成後の審査はないので、図面と違っているか否かの確認はしていない。現実には協定が守られていると理解している。

A:(都市計画課)地区計画条例化後は完成後も完了検査を受けることになり、しっかり確認するので心配はない。

A:(都市計画課)40%を超える既存の建物については、建替のときに40%以下にしてもらう(補足)。

 

8月20日

Q:地区計画はまちづくり協議会の責任で決定するのか。議会で決めるのか。

A:(土地計画課)住民の意向を重視するが、最後は市の責任で決定する。地区計画の策定は議会の議決案件ではないが、地区計画を条例化する際は議会での議決が必要である。

Q:外国人による買い占めが起きるかもしれないが、市はどう考えるのか。

A:(都市計画課)市で規制をかけることはできない。

C:現在のまちづくり協議会は自由参加であり、説明会の出席者も少ないので、住民代表になっていないと思う。

A:(都市計画課)市はまちづくり協議会は一部の人たちのものではなく、住民を代表していると見做している。昨年、まちづくり協議会には全員が加入できると案内を出しており、それで加入した人もいる。

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西武池袋線沿線の椿峰ニュータウンは、将来使えるかもしれない飛行場も近くにあって、外国人の方にとっては好まれる土地柄のように思われたりします。

富士山が見えるようにと樹木が切られて高層マンション群が建ち並んだりしないか、あるいは投機の対象にならないか、ついつい心配してしまうのですね。

税収のためには仕方がない、という国や地方自治体、あるいは企業の生き残りのためには仕方がない、

といった事情もわからなくはありませんが、気が付いたら、気象変動や経済変動であちこちに荒廃した都市が広がり、若い人たちは将来に希望が持てず外国へ働きに出る、ということになりませんように。

緑豊かな所沢に、すでに問題が指摘されていたりする高層の建物が密集してできないように、立ち止まるべきではないでしょうか。


椿峰地区 地区計画策定に向けた説明会 その3

2022-11-25 14:22:43 | 椿峰協定

◆地区計画制定後について

Q:地区計画に移行した後に、さらに変更することはできるのか。(第2回)

A(都市計画課): 住民の意向にそって都市計画で決めるので、提案が都市計画に沿った方向であれば変更できる。ただし、皆さんの意向の確認その他で時間がかかることはある。

Q(補足):所沢市が住民の話を聞かずに内容を変更することはあるのか。

A(都市計画課):住民の意見をベースに作られたものであり、市が一方的に内容変更をすることはない。

 

Q:国際情勢の変化に伴い、外国人による椿峰ニュータウンの買い占めが起きるかもしれないので防衛を図るべきではないか。福祉に関して、高齢者が路頭に迷わないよう、地域包括と連携するなどの体制ができないか。(第3回)

A(都市計画課):買い占めについては、都市計画法による規制があるので極端なことは起きない。これに地区計画が加わればもっと規制が厳しくなる。福祉に関しては、高齢者福祉課に話をしておく。ソフト面はこれから検討していく。

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他の方たちからもさまざまな質問が出されました。

これから椿峰ニュータウンはどうあるべきなのでしょうか。

残念ながら椿峰協定は失効となります。そもそも協定だけでは変動の予想されるときには環境や権利を守ることができないようです。

自治体と住民がよく話し合っていく、そのためには住民も人任せではなく、自分たちの希望の主張の仕方とか、共存のあり方などを学ぶ必要があるのではないか、と考えますがいかがでしょうか。

 

椿峰ニュータウン緑道にて。


椿峰地区 地区計画策定に向けた説明会 その2

2022-11-25 00:40:30 | 椿峰協定

議事録から

1.日時 2.場所 は、まちづくりニュースと同じなので略

3.資料と説明者

(1) 次第

(2)「御意見と協議会委員への参加のお願い」(説明者:椿峰まちづくり協議会代表 南林和)

(3)「説明会開催の経緯について」(説明者:椿峰まちづくり協議会代表 南林和)

(4)「所沢市内のニュータウンの近況」(説明者:所沢市街づくり計画部都市計画課 大河原梢)

(5)「地区計画検討の進め方について」(説明者:所沢市街づくりアドバイザー 小笠原邦夫)

(6)「POST椿峰協定検討委員会の活動」(説明者:椿峰協定委員会 委員長 田中秀穂)

(7)「ルールとゾーンの考え方」(説明者:椿峰まちづくり協議会代表 南林和)

 (8)「皆様へのお願い」(説明者:椿峰まちづくり協議会代表 南林和)

4.出席者

 ・椿峰地区在住者・地権者等:第1回38名 第2回22名 第3回10名 合計70名  (複数回出席者は1名とした)

・所沢市:所沢市街づくり計画部都市計画課、所沢市街づくりアドバイザー

5.説明会の内容:司会は狩野 順が担当した。

 1.開会の挨拶

  ・椿峰まちづくり協議会の南林代表が開会の挨拶を行った。

 2.資料説明

  ・資料(2)~(8)について、それぞれの説明者が内容説明を行った。

 3.質疑応答

 ・時間が限られていることから、質問は1人1問とした。また、時間切れの場合は、資料(2)の裏面に記入し、後日椿峰まちづくり協議会宛に郵送することも可とした。

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以上が3日で3回繰り返されましたが、出席者は合計で70名ほどでした。

このあとに3日間の質疑応答の内容が分類されて続いていますが、ここでは私の質問に対する回答分のみを抜き出しておきたいと思います。

(Qは質問、Aは回答、Cは意見・要望を表す)

◆高さ制限について

Q:椿峰の豊かな緑を守ることは大切。最期までこの地に居られるか不安がある。地区計画移行案では、15mの高さ制限など3つの条項を削除されるが、削除しても高層マンションが建つことはないと言えるのか?業者のいいなりになることはないのか?(第1回)

A1(アドバイザー):札幌市の場合は行政がマンションの高層化を誘導しており、緩和型地区計画の一面がある。しかし椿峰ではありえないと思う。

A2(都市計画課):椿峰のマンションエリア(第一種中高層住居専用地域)は建ぺい率、容積率ともに厳しいので、高層マンションが建つ可能性はかなり低い。戸建てエリア(第一種低層住居専用地域)の場合は高さ10mの制限があるので高層マンションが建つことはない。

A3(協議会代表):業者の言いなりになることはないかの質問に対して、具体的に懸念のある場所については個別に検討して最終案に反映する。現時点で15mの高さ制限撤廃を決定した訳ではない。

C:円安に伴う不動産投機により買い占めが起こらないよう、行政に頑張ってほしい。

(つづく)


椿峰地区 地区計画策定に向けた説明会 その1

2022-11-23 22:13:18 | 椿峰協定

まちづくりニュース第32号 (2022.9) より

椿峰ニュータウン 地区計画化提案 住民説明会

主催:椿峰まちづくり協議会 (共催:椿峰協定委員会)

(オブザーバー:所沢市街づくり計画部都市計画課 所沢市街づくりアドバイザー

会場:椿峰コミュニティ会館別館ホール

日程:下記の通り、3回開催します。ご都合の良い回にご参加ください。

第1回:10月15日(土)10:00~12:00

第2回:10月16日(日)14:00~16:00

第3回:10月18日(火)18:00~20:00

内容:1)椿峰協定失効後のルール化についての検討状況

   2)地区計画化の提案内容

   3)所沢市内のニュータウンの近況(所沢市街づくり計画部都市計課)

   4)地区計画の基本的な考え方(所沢市街づくりアドバイザー)

   5)質疑、意見聴取

参加いただきたい方:椿峰ニュータウン内に土地または建物を所有されている地権者の皆様

(なお、事前予約は不要です。直接会場へお越しください。)

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以上のように、3日間の日程で素案の説明会が実施されました。

 

なお、椿峰まちづくり協議会HPから

POST椿峰協定協定検討委員会の今までの議事録は こちら

 


7月3日のまち その1

2022-07-15 17:41:44 | 椿峰協定

7月3日午前9時から椿峰コミュニテイ会館本館で、第17回POST椿峰協定検討委員会定期総会が行われました。

POST椿峰協定検討委員会とは

・2023年11月に椿峰協定が失効する。(延長はできない)

・その後のまちづくりのルールを検討するため、椿峰協定委員会・椿峰まちづくり協議会・管理組合・自治会からの推薦での22名の委員により構成する。

・2016年に立ち上げ、まちづくりのルールの事例を研究し、広報パンフレット、講演会、シンポジウムを実施。

・2020年、2021年の2回のアンケートを実施。

アンケート結果から、運用は所沢市、規定は今の椿峰協定を望む、ということで、「地区計画」に移行するいう方向で今後説明会を開いていくことになります。

詳細については、椿峰ニュータウンHPをご覧ください。→ こちら

さまざまな意見があり、とりわけ、第2次椿峰協定のときに離脱したマンションへの対応、あるいは戸建の方たちへの対応がまだ未定であることが気になります。

所沢市の都市計画課の方たちにお出でいただきました。

高齢の女性の立場から、環境の保全を目的として活動したあげく、経済や健康の理由で住めなくなってしまうことがないように、配慮をお願いしました。

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前日のまちづくり協議会の会議で、軒高の制限削除がこの地区計画移行の主たる目的ではないか、と以前からの質問を繰り返したところ、建て替えは絶対にない、といわれて半信半疑だったのですが・・・・

やはり、このPOST協定検討委員会でも、軒高の制限削除で大手のデベロッパーが参入して建て替えをしやすくなるかもしれない、という意見が出されました。

男性の場合、会社など組織の論理に染まっていて、

(環境の保全や建て替えが実績で、多くのリストラにより会社は残る、のと同様に)住民が住めなくなるようなことは考える必要がない、それを考えたらなにもできない、という意見が多いのです。💦

 

災害多発化、波のようなコロナ禍を乗り越えようとするときには、社会の諸問題の解決に高齢の女性の役割がけっこうあるような気がしております。

不透明な社会では、暮らしの体験を積み重ねてきた知恵が役立ったりするのかもしれません。

高齢の女性の方たちは、ぜひ椿峰協定から地区計画に移行することについて関心をもっていただきたいと思ったりします。

安心して住める賃貸の低層の建物を椿峰に☆ ということが必要ではないでしょうか。


4月26日のまち

2022-05-04 23:09:58 | 椿峰協定

家の周りでの写真です。

八重桜がきれいでした。ちょっと遅く咲くため損をしているっていうか。

高齢になったせいか、改めて椿峰ニュータウンは坂道の多いところだと思ったりします。足腰が鍛えられるところなんですね。

小学校へ続く「おはよう坂」です。

マンションと戸建が入り混じる緑の多いニュータウンです。

少しずつ貴重な雑木林が姿を消していきます。

空き家も目立っていたりします。

椿峰ニュータウン北自治会については、空き家が解体され、新築入居のケースが続いております。


2022年の春に その5

2022-04-14 00:50:12 | 椿峰協定

3月27日に椿峰コミュニティ会館別館ホールで、

所沢市街づくり計画部 都市計画課主催による 講演と討議のイベント

「ニュータウンの課題と解決策を考える 

   —— アクティブな椿峰ニュータウンをめざして ——」 

が、開催されました。 講師:小笠原邦夫 司会:藤村龍至

第1部 近況報告 椿峰におけるまちづくりの近況

第2部 討議:まちづくりとルールのあり方を考える

(このシンポジウムの内容は、4月中旬以降に所沢市HPで動画配信予定)

 

所沢市椿峰協定の失効が近づき、その後をどうするのかについて

POST椿峰協定検討委員会で話し合い、アンケートを実施してきました。

アンケートの結果からは、

・椿峰協定のようなルールは維持したい

・運営は市にお任せしたい  となっています。

地区計画への移行にあたり、

POST椿峰協定検討委員会が、椿峰協定の中で問題のある部分を変更して新しい住民素案をつくる ⇒ 

説明会を複数回設けて意見を反映させて修正し、住民の合意を得て地区計画住民案とする

という流れとなっているとのことです。

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私は協定委員ではありませんでしたが、椿峰まちづくり協議会に参加していたため、今まで16回に及ぶPOST椿峰協定検討委員会の会議に委員として出席してきました。

その会議の中で、椿峰協定の建築に関わる部分の変更で

(将来の建て替え時の自由度を確保するため)軒の高さ制限は削除

というものがありました。

 

マンションの建て替え問題は日本の難問の1つになっていて、費用負担を減らす為にマンションを積み増ししてその分を販売する方式が採られたりするのだとか。それでも高額の負担となるので、建て替えのうわさが出たらすぐ売却しましょうなどというネットでの記事があったりします。

軒の高さ制限を削除とした場合、建て替えが早まる可能性があり、高齢女性のひとり暮らしの場合は住み慣れたこの地を去らなければならなかったりする?

椿峰ニュータウンのマンションの建て替えをするときに備えて、既存もしくは新築の低層のマンションを移転先、もしくは建て替え中の仮住居としてニュータウン内に確保する。

建て替えがすぐ行われなければ、介護施設としても役立てる といったことはできないでしょうか。

高齢になると部屋を借りるのが難しくなるとか。できるだけ、以前と近いところで、知人たちとも顔を合わせられるようなところが望ましいのではないかと思います。


2021年春 いかがお過ごしですか その6

2021-03-29 23:55:44 | 椿峰協定

 

コロナ禍で、よけいに緑のありがたさがわかったりします。

この緑をどう守っていくかを自治体の支援を得ながら住民たちで考える、といったことが必要ではないでしょうか

 

また福祉についても、高齢になったらどのようにしたいのか、個人個人が具体的に実現可能なことを考える必要がありそうです。

自宅で最期を迎えたい、というならば、何が必要なのか、どういうシステムなら可能なのか

といったことを話し合う場を作ることが大事だと思います 


2021年2月 所沢・椿峰ニュータウン それでも春が その4

2021-02-24 00:43:37 | 椿峰協定

少し不便なのですが、緑が多くてゆったりしているところが椿峰ニュータウンのよさでしょうか。

古いわりには管理がよくされてきたと思います。

マンションのごみ置き場です。マンションは区画ごとに管理組合があります。

ニュータウンのほぼ中央に第3文化幼稚園があります。

椿峰コミュニティ会館本館の裏側です。会議やサークル活動をするところです。

椿峰コミュニティ会館別館です。舞台つきのホールがあってコンサートやシンポジウムに使われています。

打越公園に枠付きの花壇ができています。

椿峰側から見た狭山丘陵です。坂道が多いので散歩でもけっこう運動になります。

椿峰ニュータウンの皆様へ

コロナ禍で、郊外のニュータウンの見直しもありそう。

地域の活動にご参加ください。

アンケートをよろしく。


2021年2月 所沢・椿峰ニュータウン それでも春が その3

2021-02-23 12:28:55 | 椿峰協定

ここのところ暖かな日が続いたので、梅が咲いています。

椿峰ニュータウンの周辺には、茶畑や梅林があります。桑畑も残っていたりします。

隠れ里の住民のような気分になれるところです。

その気分でブログなどを発信してしまっていて、関係各方面にご迷惑をおかけしております。

竹林もあります。

まったくの個人の工作員になってみたつもりのブログですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

椿峰ニュータウンを所沢のモデル地域に 
所沢を日本のモデル地域に
日本を世界のモデル地域に