椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

ヒントを求めて その2

2020-12-30 20:16:26 | 女性について

かつての西欧の魔女はけっこう高齢だったような。

魔法使いのおばあさん、でしたよね。その年代になってみるとなるほど、と思ったりします。

さまざまな経験や見聞を積んできて、妊娠や出産、子育てなどは男性にはできない体験を経て獲得した能力というものは、自分の若いときにはなかったものです。

その能力を生かす場があまりないんですよね

女性の活用と叫ばれて久しいのですが、これは主として若い女性のことのようです。

中高年の男性は、もしかしたらご家庭で奥様に辟易していることがあるのか、中高年の女性の能力は無視している面があったりします。

能力を評価するとしても、補助的な役割に使えるかどうかが多いのではないでしょうか。

女性の立場からすると、頭の固い男性の上司にうんざりしている場合が多い、ということはないものでしょうか。

 

考えてみれば、高級な織物など昔の日本の女性の能力は高かったのだと思います

私の母も洋裁を習い、私の子どものころの写真をみると今では売っていないような手のこんだ洋服を着ています。

経済成長の中で、既製服が簡単に手に入るようになると手作りの洋服はあまり見かけなくなりました。

日本の女性の能力の多くの部分が隠れて見えなくなってしまった面があります。

男性と同じ能力が求められることになったというか。

さて、先日、私と同年代のご近所の方から、すてきな手作りのリースをいただきました☆

あれこれ色あいなど考えつつ、作って楽しんでいるんだとか。

コロナ禍なので、こういった華やかなものを欲しい方はけっこういるんではないでしょうか。

 

受注生産で一品物 を適切な価格設定で という商品はこれから売れそうに思います。

元気を出すための何か が必要であり、それには高齢の女性たちの能力を引き出すことが有効

かもしれません。

 

 


ヒントを求めて その1

2020-12-29 15:55:12 | 女性について

不器用で運動も苦手なのですが、何かを見つけるのは比較的得意です。

乱読気味な日々を過ごしておりますが、課題のヒントをもらえることがよくあります。

最近は森鴎外とその周辺の読書が多かったりします。

森於菟「父親としての森鴎外」はお勧めの本です。

現代には、父親というもののモデルが必要ではないでしょうか。

並行して、小林勇「人はさびしき」文藝春秋 1973年 を読みました。

著者は岩波茂雄の娘婿で編集者で岩波書店の会長になった人物。

作家の夫人たちの横顔が書かれています。

森鴎外の妻志げについて

・しげ夫人は美人である。その手は実に美しかった。私はいつもそう思い、百済観音の手を思い浮かべた。

・鴎外夫人しげ女史が亡くなったのは昭和十一年四月十八日である。その日私はふと森家のことを考え、電話をかけた。出て来た茉莉さんに、お変わりありませんかというと「ただ今母が亡くなりました」と意外な返事であった。

 急いで団子坂へ行って見るといつもと同じように静かだ。夫人の遺骸は奥の間にあった。茉莉さんと看護婦が白い装束を縫っていた。杏奴さんは障子を切り張りしていた。夫人は実に美しい顔であった。白い長い指は組み合わされて胸の上にあった。

芥川龍之介の妻文について

・「芥川が亡くなった時に、知人の或る人や、世間では、家庭のいざこざに煩わされたことが死の原因の一つだといいましたが、私はそのように考えません。養父母も、叔母もよい人たちでした」

「私が家庭のことに没頭していることを芥川は気にしていました。或る日夕方になって、二階から、仕事に疲れたのでしょう、降りてきました。そして縁側にしゃがんで、私に、お前は一日中襷(たすき)をかけているね、といいました。みると芥川の目が光っているように感じられました」

・「私たちの結婚生活はわずか十年の短いものでしたが、その間私は、芥川を全く信頼して過すことが出来ました。その信頼の念が、芥川の亡きのちの月日を生きる私の支えとなったのです」

・芥川夫人は十年の結婚生活で、芥川のさびしさを、自分への深い思いやりを、十分に知っていたと思う。芥川亡きのちの文夫人の生活は苦しいことさびしいことが多かっただろう。しかし亡き人が支えになったということのできた夫人はしあわせであったと私は思う。

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森鴎外の最初の妻登志子は生まれたばかりの於菟を置いて離縁となりました。

また再婚するまでは妾的な存在の女性がいたのだとか。美しい妻を望んだ理由の一つはその女性にあきらめさせる目的もあったのかもしれません。そういえば、太宰治「グッド・バイ」もそんなことがあったような。

比較的女性を尊重していたはずの鴎外や太宰治でも・・・・

戦前の女性の地位はかなり低いものであったと思います。

今、高くなったといってもひとたび不況となると、女性にしわ寄せが来るようです。

 

小林勇の書いたものによると、森家では酒飲みがいなかったとか。

ほかの作家たちは酒飲みが多く、また編集者や新聞記者といった人たちは職業柄生活が不規則であるせいもあって、酒豪が多いようです。

コロナ自粛で、アルコールの摂取量が多くならないように対策が必要そう。

なお、次のような一文がありました。

・人は簡単に「悪妻」などという言葉を口にする。とくに芸術家の妻に対してこの尊称が奉られることがあるようだ。妻に苦しめられたといい、それ故に立派な芸術が生れたなどと説く人もある。芸術家でなくても男性は皆妻で苦しみ、女で苦しんでいる。芸術家、特に作家は神経質で、鋭く、生みの苦しみのためいらいらすることがあるだろう。その夫人たちもはじめ親切で明るくても、そのうち刀折れ矢つきて、変形することが多いのではないだろうか。

現代では男性と女性が入れ替わっても同様に考えられそうですね。

夫婦間でアルコールではないイライラ解消法が必要だ、ということでしょうか。

 

まずは現代の問題をはっきりさせていくことが大事だと思います。

人間関係のhow-to本ばかり読んでいても解決が難しそうなので、幸福、あるいは健全といったことについて具体的に思い描けるようになる必要はないでしょうか。


電磁波対策を

2020-12-19 12:52:46 | 樹木

ここ10年ぐらいの間に、冬になっても散らない枯れ葉が目立っているように思われます。

理由はよくわからないとか。

我が家の庭で、お気に入りのカエデがあります。秋にはよくブログに登場してきました。

このカエデは今、立ち枯れのような姿になっています。

世界中で山火事が多いとのことですが・・・・・

 

ここだけのハナシ、我が家の樹木は発信力があるようなんですよね。

ツバキやダイダイ、イチョウ

その中でもこのカエデは・・・・・

 

乾燥が進んでいるのは、天候不順よりも電磁波のせいかもしれないと思ったりします。

樹木の異変が顕著になり、あるいは山火事多発の前に、疑わしいことには対策が必要ではないでしょうか。

国の政策に触れるような研究の結果は表に出せない、ということになりませんように。


2020年11月 神戸へ その8

2020-12-18 20:09:14 | おススメ

11月28日は快晴。

以前なら関西のどこかに寄って帰りたいところでしたが、疲れからコロナに感染ということは避けたいので、午前10時半の神戸発で新幹線に。

せめて写真だけでも・・・・

新神戸駅です。

蒲郡(がまごおり)の文字が。小ぶりのみかんがおいしいんですよね。

なお、富士山の写真も撮ることができました☆

これは「メゾフォルテからあなたへ」で掲載済みです。

また、「すえひろ 天むす」を駅で購入して、おいしくいただきました。

ホテルでも駅でも紅茶を飲むようにしておりました。

和製紅茶は手土産にもお勧めです。

 

帰ってから、梅干しやら赤ワインやら効きそうなものを食べたり飲んだりして大丈夫でした。

用事で出かけなければならない方は、換気などで寒いところがあったりするので冷えにはご注意ください。

飲酒、トイレには十分ご用心を。

 

無理にでも笑顔で、元気を絞り出すことが大事そうです。


2020年11月 神戸へ その7

2020-12-17 17:47:05 | 高齢化社会

11月27日はお昼にヘルパーさんが来られるということで、デパート阪急三宮店の地下で買い物をしてから義姉のところへタクシーで向かいました。

もうすぐの踏切でチョコレート色の阪急電車が停まっていて、通行止めだとのこと。

回り道がよくわからなかったのですが、なんとか到着。

ヘルパーさんは義姉を上手に動かして、やはり介護のプロの技術があるのだとわかりました。

こういった技術もなく、家事も不得手な男性などが介護を担うとすれば、介護されるほうもたいへんなことになりそうです。

主人の場合は病院の様子から認知症になってしまったかと思いましたが、なんとか回復したので助かりました。

仮性の認知症といったことからの回復ができる場合がありそうに思われます。

 

しかしまた、部分的に回復したりすると徘徊があったりする?

認知症についての研究が介護従事者によってされていって、回復例が増えていくこともあるのでは?

転倒によって起きる硬膜下血腫が原因で起きる認知症的症状は治る場合があるので、疑われる場合はその検査はしてほしいと思います。

Sさんという隣家との境界の塀が壊れてしまっていたため、折半で修理をお願いしていたのができていて、Sさんにご挨拶に。

今の時代はメールで写真などを送ってもらえて、ありがたいことでした。

義姉の年代の女性は、こういった修理なども相手にお願いするといったことに身構えるところがあったりします。

介護の若い人がどうして結婚しなかったの?と聞いたとか、デイサービスで一緒の高齢の男性が、体重を減らしたほうがよいといったのでその視線が嫌だとかでかなり怒っていました。

それで怒るの?と思えたりしますが、義姉が怒るのはなるほど、ということもあります。

その人の個性に合わせる介護心理学みたいなものができていくと、ありがたいと思います。

主張の聞き方を工夫すると、感情爆発を防ぐことができる?

あるいは後期高齢者の入り口あたりで、腹をたてずに済む会話術の訓練をするとか。(高齢の夫婦に必要?)

 

その後、たいへんお世話になっている従妹の娘さんご夫婦とお会いし、特養の施設の外側からの見学をして、今後について助言をいただきました。

主人の父親は広島出身で兄弟姉妹が多く、神戸の地震のときもさまざまにお世話になりました。ありがたいことだと思います。

長命で暮らし上手な方が多い家柄です。かなり古くからの神社だからでしょうか。

こういった縁というものは不思議なものに感じたりもします。

 

ホテルの窓から飛行機が見えました。

主人が亡くなる1年ほど前の2013年4月に、長男と一緒に3人で飛行機で神戸に来て義姉と会ったのを思い出しました。

主人はだいぶ衰えていて、義姉は元気だったんですが・・・・

 

 


コロナ感染について

2020-12-16 11:23:02 | コロナ

コロナ禍が長期になっていて、ある程度わかってきたことなどがあるのだと思います。

数年前からネコに流行しているというコロナ感染の記事があったように思いますが、糞便が問題視されていたような。

検索したところ、

ヒトのコロナ感染についても、

下痢などの症状があって、トイレでの感染が多いとのこと。

→ こちら

 

テレビのニュースでは、食事時などに配慮してからか、あまり注意が呼びかけられていないようにも思ったりします。

年末年始の会食などで、トイレの使い方、清掃・消毒について注意が必要だと思います。


2020年11月 神戸へ その6

2020-12-15 18:52:05 | 女性について

ホテルオークラ神戸には売店が数店あります。

地味好みの私としては、関西で洋品店を見て歩くこともありませんでしたが・・・・

「シャーロック・ホームズ」というお店にはいってみました。開店して間もないのだとのこと。

靴やセーターなどキラキラした品が並んでいて、私などには宇宙人の店かと思えたりしました。

興味深く見ていたら、スタッフの女性に声をかけられて、さすが勧め上手であれこれ試したあげくに手染めのシルクのショールを買うことに。

コロナ禍で換気のため、部屋でも乗り物の中でもちょっと寒いことがありますので、気に入ったものがあれば重宝だと思います。

あらためて写真に撮ってみると、無意識で何かパワーを感じるものを求めていた?のかもしれません。

 

ただ、私にしてみれば高価な品だったので、関西だということもあり値引きはないのか、と厚かましく聞いてみました。

値引きはしないかわりにオマケがあるとのこと。

厚手のソックス、シリアの?ハンカチ、上等なマスクをオマケとしてもらいました。

しばらく旅行はできなくなり、子育てや介護から解放されて骨休めといったこともできなくなりそう。

大病をしたりすれば、愚痴ばかりが出てしまうことにならないとも限りません。(汗

 

思い切って元気が出そうなことにお金を使ったりして、景気浮揚に貢献することも大事ではないでしょうか。

また、自分ファースト過ぎるのも他人ファースト過ぎるのもほどほどに、と思ったりします。

 

いろいろとおしゃべりをして、値引きはせずにオマケをつける、というのは、セールスのスキルとして参考になりそう。

Oさん、楽しい時間をありがとうございました。

ホテルの売店はお勧めの場所といえます。


2020年11月 神戸へ その5

2020-12-14 19:34:55 | 高齢化社会

戦前からの家が震災で全壊し、義姉が建てた簡素な小さな平家は、昔でいえば隠居所のような感じで、在宅介護に向いているといえるのかもしれません。

11月26日午後には、義姉の家へ。

ヘルパーさんはきびきびとした方で、ご自分の母親も同年齢でグループホームに入所しているとか。

手際よく洗濯をしたり掃除をし食事の支度をしてくださって義姉との関係はよいようです。

義姉については、そろそろ在宅では限界ではないかと考えておられるようでした。

 

介護の見直しで在宅介護推奨になったようですが、家族の介護者がいない場合には在宅介護の方が手がかかるように感じられたりします。

訪問介護では移動がたいへんではないか、と思われたりします。

移動の時間は労働時間には入らない?

介護ヘルパーさんたちの悩みについては こちら

スウェーデンの介護については こちら

公務員の介護職員が多いようですね。また、子どもが親の介護を引き受けることはないようです。

参考にする点は多いのではないでしょうか。

介護職の待遇の改善は、早急な課題のように思われます。

 

主人の在宅介護をしたときには、私は60歳代前半でした。

(記事は2014年1月から3月にあります)

主人については余命半年といわれていて(主人には知らせていませんでしたが)、延命治療はせず、また医療も点滴などはしないことにしていただきました。

主人は痛みに関してだけは何とかしてほしいと語っていましたが、その必要がなかったのはありがたかったと思います。

元気なうちに、夫婦で希望を話し合っておく必要があると思います。

在宅の介護ができそうだと思える場合には、ぜひどうぞ。多くの支えてもらえる仕組みがありました。

 

義姉の場合、寝ている時間が多くなっているようですが、何らかの痛みなどがあった場合は不安を感じるのではないか、聴覚がなく、電話もできないので、その点が問題の1つとして感じられます。

社会全体で、終わりよければすべてよし、のためには最期の看取りをどのような形にするのがいいのかを具体的に考える必要があると思います。

ホテルの周辺を散歩してみたいと思いつつ、なかなかできません。

BE KOBE の文字が写っていました。

もしかしたら、神戸のような土地柄なら、北欧のような合理的な介護といったことができるのかもしれない、と思ったりします。

合理的な高齢化社会のシステムのためなら、お金を提供するのを惜しまない方たちも多そうですから。


2020年11月 神戸へ その4

2020-12-12 21:44:08 | 高齢化社会

11月26日は、暖かくよいお天気でした。

ヘルパーさんが午後2時過ぎに義姉のところに来てくださる予定だったので、午前中、宝塚にある中山寺に出かけることにしました。

中山寺HPは こちら

急いで境内を歩き、お参りをしました。

子授けや安産のお寺だと思っていたのですが・・・・・

高齢化社会が進んでいるのをあらためて実感。

ほんとうに最期まで歩けることができればありがたい、と思います。

人工の筋肉か何かができれば 

 


2020年11月 神戸へ その3

2020-12-10 15:23:39 | 高齢化社会

義姉と2人になったとき、義姉に大いに話してもらうことにしてみました。

天井とか部屋に松の木が大きくなったり小さくなったりで見え隠れするのだとか。

それが特に怖いとかではなく、共存している話しぶりでした。

この幻視の症状から、レビー小体型認知症といわれるものなのか

それとも薬の副作用による症状なのか。→ こちら

 

主人が肺炎だかで入院したときに、鎮静剤が処方されて極彩色の幻視があったようで怖いと思ったようでした。

母の場合、幻視ではなく被害妄想がひどかったのは薬のせいであれば解決できたのかもしれないと思ったりもします。

父の場合は、山のような処方された薬を飲んで、加えて高価な民間薬を取り寄せて飲んだりしておりました。

認知症にならなかったのは不思議な気もします。それだけ飲めば相殺作用が働くとか?

 

義姉は、食べ歩きが好きだったので、一緒に中華に行って御馳走したいとか。

かなり以前の記憶がよみがえるらしく、最近の店とは違うようでしたが。

食欲はあって、ヘルパーさんが食べやすいように、宅配の弁当を整えてくれて冷蔵庫にいれておいたものを残さず食べているようでした。

1年前に、かかりつけの先生からもケアマネージャーの方からも家事ヘルパーさんの支援を勧められていて、私が説得しても、なんで自分の思う通りにできへんの?と怒っていた義姉とは人が変わったような。

ケアマネージャーさんが電話で様子を尋ねたときに、幸せそうですよ、と聞いていましたが、なるほど認知症でも穏やかであれば、幸福といえる?

義姉の人生の中では、晩年に多くの人たちの善意が感じられたこの期間があったことはありがたいことであったのだろう

などなど。

特養の申し込みは正しいのか、それともこのままでよいのか。

ホテルに戻ってぼんやり考えていました。

気に入った景色の窓があるホテルでの宿泊は、気分転換によいと思います。

ストレスや過労で入院したりすることを考えると、予防策としてもよいかも。

夫婦間のトラブルがあったときに離婚をしなくてもよいかもしれません。

この場合も気に入ったホテルで隔離ということは有効?

 

自分の中の不機嫌さを追放することは世界平和への道☆