椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

ヒントを求めて その6

2021-01-27 00:40:31 | 女性について

元気のもらえる本を見つけました☆

広瀬寿秀著「日系アメリカ人最初の女医 須藤かく」です。

右側のすわっている女性が、須藤かく(1861-1963)

左の女性は一緒に渡米した 阿部はな(1866?-1911)

1861年、須藤かくは、幕末の弘前で藩士の娘として生まれ、英語を学びたいと10歳で上京、

横浜・共立女学校で長年英語を学んで、1891年、30歳の時に友人阿部はなと医師で宣教師のアデリン・ケルシーとともに渡米、渡米後の1年間は学費を稼ぐ目的で教会で講演会を行ったのだとか。上の写真はそのときのものとのこと。

2人は1892年、オハイオ州シンシナティ女子医科大学に入学、1896年に名称が変わったローラ・メモリアル女子医科大学を卒業

1897年、3人で日本に帰国して慈善の医療活動を忙しく始めるものの、病院の経営に行き詰り、1902年、再び3人は渡米する。

そのときに須藤かくの妹の夫成田ヤソキチがその子ども3人と同行し、ケルシー家の農場を手伝いつつ、子どもの教育をすることになった。母親である妹は小さい子どもがいたため、遅れて渡米したものの、シアトルで伝染性のトラコーマと診断され、入国ができずに帰国させられ、子どもたちに会うことができないまま日本で亡くなったという。

ケルシー、須藤かく、阿部はな、成田家はひとつの家族のように暮らし、成田家の子どもたちと近隣の子どもたちも教育し、近所の病人を治療した。30年以上ともに暮らした阿部はなは44歳で亡くなった。

2人をずっと支援したアデリン・ケルシー(1844-1931)は87歳で亡くなった。

2人を看取った須藤かくは92歳でアメリカ市民権を獲得し、1963年、102歳で姪夫婦に看取られて静かに息を引き取った。

 

詳細な内容については、ぜひご一読ください。

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この本を読んで思い出したことがあります。

ほぼ同じ時期に、津田塾大学を創立した津田梅子を支援したアナ・ハーツホーンのことです。

津田塾大学HPから こちら

明治時代、士族の娘たちは苦しい思いをした人たちもいたのでしょうが、いっぽうでは現代以上に思い切った人生を送った人たちもいたんですね。

人生をかけて支援してくれたアメリカの女性たちがいたこともあわせて大きな勇気が湧いてくる気がします。

女性同士の助け合いは大きな力を生み出す、ということではないでしょうか。


ヒントを求めて その5

2021-01-10 16:15:22 | 高齢化社会

何度か記事にして参りましたが、所沢・山口地区文化祭はヒントがたくさんあるものとして感じられます。

昭和30年代から続けられてきたとのことで、若い方たちもこの中からでもヒントを得ていただければと思います。

→ こちら

共同作業というものは、思いのほか楽しいものですね。

書道の加無木先生が一昨年亡くなられましたが、先生の思い出とともにこの山口地区文化祭は貴重なものとしてあります。

高齢者は若い人たちにさまざまなヒントを残していかなければならない、と先生に教わった気がいたします。

先生の笑顔のおすそ分けをどうぞ。


ヒントを求めて その4

2021-01-09 11:51:12 | コロナ

記事アップが遅れておりまして申し訳なく思っております。

いま「メゾフォルテからあなたへ」の「太宰治を読む」のまとめに集中したいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

「りんご婆のおもいつ記」の記事でのコメント欄に書いたものをご紹介いたします。


コメント
1. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:04
コロナ対策が後手になってみえるのは?
経済関係の意見が通ってしまう?

それともほかの理由があるのか、と思ってしまうような日本の最近なんですが。 
 

2. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:06
経済対策もコロナ封じ込め対策もどちらも失敗
となるかのようにみえる選択はなぜなのか・・・・
 

3. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:13
日本では大小の組織に属している人たちが
その組織の利益ばかりを優先してしまうため、ということがある?

外国の工作によってその傾向が助長されて・・・・ 
 

4. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:15
医療従事者を守る
が最優先のはずなのに・・・ 
 

5. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:23
ワクチンは安全性がはっきりわかるまでは医療従事者や若い人たちには使うべきではないでしょうね。

たとえば防災無線の出力を上げるという方針はどうなのか・・・・
干渉波が強くなる? 
 

6. 藤村眞樹子 
2020年11月22日 13:28
ステルス性の健康損傷みたいなことが実験的にされていく
ということになりませんように。 
 

7. 藤村眞樹子 
2020年12月07日 09:22
中国の共産党政権独裁について、日本ではあまり評価されていないのは当然というか。
ものづくりの現場ではパワーが漲っているらしいのはうらやましいですね。
この社会が動脈硬化とならないような秘訣を想像してみるに
現場では日本よりもアイデアが採用される?
硬直した考えの上司は批判されてしまう?

日本の自由は動脈硬化症? 
 

8. 藤村眞樹子 
2020年12月07日 09:25
女性の力を活用するためには在宅ワークの改善・充実といったことが求められると思いますが・・・・・
無関心な上司たちがいる? 
 9. 藤村眞樹子 
2020年12月07日 09:29
私が中国をうらやましーと思ったのは
外食の充実だったんですね。
朝、暖かい朝食が外で食べられるといったことや
子どもがどこかで一緒に栄養バランスの良い晩御飯を食べられるところが
あれば、女性はかなり仕事に集中できるのでは? 
 

10. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:06
zoomとやらで家にいながらの会議とか飲み会とやら。

縁がない話といいつつ横目でチラチラしていたんですが・・・・
ゆーわくに弱くてノートパソコンを購入してしまいました。

どうも会議時間について男性優位社会のせいか長そうなのが気になります。
電波の無駄遣いになりませんように。
それほど顔を見せる必要があるのかどうか。

あ、婆さんのひがみか。(泣じゃなくて(笑 にしておきます。
 

11. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:10
ノートパソコンの設定をまだしていないんですが・・・・・
今使っているパソコンはカメラがついていないので大丈夫なんですが
うっかりするとカメラやマイクが・・・・・らしい。 
 

12. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:13
鉢巻姿の婆さんが・・・・っていうのもアリ
それとも爺さんに対抗して見栄を張った本棚をバックに
とか想像あれこれして、物事が先に進まないんですよね。 
 

13. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:17
いっそのこと情報量発信を最大にするには・・・・
といつもの誇大妄想の悪いクセまで。 
 

14. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:22
高齢者の皆様
余力のある方はノートパソコンを購入してみてはいかがでしょうか。
なお私は mouse という会社の製品にしてみました。
 

15. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:28
また現在使っているのは onkyo という会社のものです。
ずいぶん手荒く使ってしまって・・・・それでも長く気持ちよく使っておりますので、昨日思い立ってonkyoの株を買ってみたりしました。

どういうわけかかなり安くて・・・・
 

16. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:38
医療関係の方たちをはじめとして、たいへんな思いをされている皆様が多いのだと思います。

厳しい時期で風も冷たいし、マスクをしているのでますます人の思いも届きにくいのですが、皆どうしたら支えることができるかを考えているのだということを伝えたいですね。 
 

17. 藤村眞樹子 
2021年01月09日 09:44
私が今までもらったたくさんの善意というものはほんとうにありがたいもので
おすそ分けもできるようにも感じたりします。

ときには世の中に悪意があふれていると思い込んでしまうようなときがありますが、そうではありません。
善意がある、と信じられれば力も湧いてくるんですよね。 

 

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ブログの機能をあれこれ婆さん的に使ってみておりまして

お見苦しい点が多々ありますことをお詫び申し上げます。

 

今年は我が家の小さな庭では、センリョウが実をつけず

マンリョウがあちこちでこのように実をつけております。

経済動向に関心があるのか、はたまた占領は許さないというつもりなのか・・・・


ヒントを求めて その3

2021-01-03 10:35:28 | 所沢

新しい年を迎えて、昨年までの疫病神が変身して守護神に変わったりすることもあるかもしれない、などと想像を巡らせつつ、お雑煮など残り物を食べながらの1月3日になっております。

年末からお正月にかけて、なにぶん要領が悪いため、動いているつもりでもボーっとしていたりしております。

ここのところ、太宰治と森鴎外のあれこれを読んでいましたが、強烈なキャラとして、大倉喜八郎を加えてみました。

大倉喜八郎は幕末期の武器商人として儲けて、明治期の日本を牽引した1人と考えられます。批判的な目を向けるだけではなく、ヒント提供者として考えてみることも必要かもしれません。

太宰治、森鴎外、大倉喜八郎の3人は地方出身者です。

それほど強力な人脈があるわけではありません。

勘が働くのが共通していると思いますし、勤勉だと感じられます。

大倉喜八郎は津軽藩を相手にした兵器の商いにより、その後の人生を大きく変えたようです。

森鴎外は、代表作が「渋江抽斎」で、津軽藩の侍医の生涯を追ったものでした。

太宰治は、旧制青森中学、旧制弘前高等学校で10代を送りました。旧制弘前高等学校の同期に、のちの大物ジャーナリスト2人がいた・・・・

津軽藩ももしかしたらヒント満載?

 

地方の受験生の皆様

天候不順やコロナ感染者数増加で、受験不利といったことがあるのかもしれません。

長い目で見ると、それが天の配剤と感じられることがあったりします。

悲観や絶望をせずに、むしろ勘を働かせる機会だととらえて、自分の個性を活かす方向を目指してほしいと思います。

密を避けるのは、職業にもいえるのかもしれません。

大いに先人の生き方を参考や教訓にしましょう。

埼玉・所沢には北野天神社があります。

何度も合戦があったという小手指ヶ原が近くにあります。