椿峰コミュニティ会館本館で、午前9時から12時までの3時間の予定で普通救命講習会が開かれました。
埼玉西部消防局三ケ島分署の署員の方お2人の方にご指導いただきました。
救急車の現場到着時間は、全国平均で8.6分だとか。
その間に現場に居合わせた市民が救命処置を行うと救命の可能性が2倍程度に高くなるそうです。
AEDの使い方について丁寧に教わりました。
若い方や高齢の方など20人ほどの参加で、4つのグループに分かれて訓練をしました。
署員の方たちによる迫真の演技での窒息のサインが示され、異物除去法の説明を受けました。
咳をさせる。背中の肩甲骨の間を手のひらの付け根手のひら部分で叩く背部叩打法
また、妊娠中の方や肥満者にはふさわしくないそうですが、腹部突き上げ法があり
状況によって繰り返すとか切り替えるとか、とのことです。
こちらは止血法です。
ガーゼ、ハンカチ、タオルなどを当てて圧迫する。出血部位を確実に押さえること。
そういえば血液検査では結構長く押さえますよね。
血液に直接触れないようにビニール手袋かビニール袋など利用すること。
AEDの使い方と心肺蘇生法については、何度か講習会に出ていましたが、実際に使えるかどうか自信がありませんでした。
今回注意点などを確認し、また胸骨圧迫が以前よりもしっかりできることがわかり、同様の人たちが数人集まり
お互いチェックし合って協力すれば、救命ができるかもしれないと思いました。
まず落ち着いて状況を判断する。
119番をお願いします、AEDをお願いしますと指差しして依頼する。
AEDのガイダンスが聞こえるかどうか聴覚などもチェックし合う。
汗や水で濡れているときはふき取る ニトログリセリンや鎮痛剤、降圧剤の貼り薬をはがす。
ペースメーカーや除細動器が埋め込まれているかどうかなど、注意をしなければならない点が多くあります。
10年ほど前に胸骨圧迫の訓練をしたときには全く力が入らず、自分でも使い物にならないと思ったんですが
どういうわけか今の方が腕力がついているんですよね
衰えていく一方ではないことがわかり、何とか救命活動などに役立てられるかもしれないと思えたことはありがたいことでした。
若い方は当然こういった救命をして助けたいと思いますが、かなりのご高齢の方にAEDを使うかあるいは胸骨圧迫をするかどうかは議論の余地がありそうです。
普段からのお付き合いの中で、どうしてほしいのか聞いておくことも必要かもしれません。
三ケ島分署の方たち、コミュニティ会館の方たちにお世話になりました。
猛暑の中の3時間でしたが、有意義な時間であったと思います。
災害があちこちで起きているこのごろ、ぜひこういった地域の講習会にご参加くださいますように。