椿峰のまち

所沢・椿峰ニュータウンでのまちから見えてくるものをお伝えするブログです。

介護保険はどうなるの?

2018-02-26 17:16:26 | 高齢化社会
介護保険制度は、あるいは介護職はどうなっていくのかは、日本にとって最重要課題ともいえるのではないかと思います。

現状について こういった記事を見つけました。
    老人は捨て、若者は奴隷に・・・日本の介護の「さらなる絶望」は こちら
続編の 現役世代を使い潰す日本の介護制度はもはや完全に失敗しているは こちら

介護職を離れていく人たちが増えていけば、お金があるから自分たちには関係がない問題だとは言えなくなると思います。
また、外国人に介護を頼めばよいといっても、日本の衰退があるのなら長期的には無理になっていくと思います。

自分の問題として、しっかり考えてみませんか?


2月13日のまち 浦和にて その3

2018-02-24 18:13:23 | 埼玉
公共空間の利活用による地域活性化プロジェクト
      ~公民連携で多様な「場」を作るには~

1.背景・目的
 ⑴社会的背景  ⑵埼玉の「公共」の」使われ方(公共空間) ⑶公共空間の活用事例  
 ⑷公共とは   ⑸研究の目的と各事例の位置付け
2.各チームの研究報告
 チーム:➀街路 ➁河川 ➂公園 ➃エリアマネジメント
 ※  公園について、東京都では日比谷公園や長池公園で利活用するようになっていると
 のこと。公園の利活用の実験として椿峰中央公園が取り上げられて、2月1日の青空カフェが出現しました。→ こちら

3.まとめと提言
 ⑴「空間」的視点として
 ⑵「公共」的」視点として
 ⑶ 公共空間のあり方
  行政 「OPEN」・COMMON」 開かれた共有スペースの実現のために支援・サポート
    する役割
  住民 与えられた空間を使用する立場にとどまらず、自らが担い手として積極的に活用
    すべき
  企業 付加価値をつくるチャンス+地域での存在感を高める機会となるので、公共的
    役割を担う地域社会の一員として参画




*****************************************

昨年と今年の1月に行われたシンポジウム「椿峰ニュータウンの将来像を考える」は
彩の国さいたま人づくり広域連合(産官学民)の政策課題共同研究の一環として行われたものです。

椿峰ニュータウンが取り上げられたのは、椿峰ニュータウンで育った藤村龍至がこの政策課題共同研究のコーディネーターを2015年~17年の3年間務めることになったからです。
藤村龍至の3年間のまとめ
持続可能な郊外住環境実現にむけて
・通勤圏の縮小に伴い遠郊外(東京の場合都心40-60㎞圏)が特に空洞化しつつある
・郊外自治体の市街化区域の中で再スプロール化が起こっており小さな地域間競争が発生
・住宅団地の高齢化率は高いがその範囲はコンパクトで住民の経済的なポテンシャルは高い
・一部では自発的なリタイアメントコミュニティが出来上がりつつある
足りないのは24時間の医療福祉体制や交流空間の整備
・住宅団地の再投資には公共空間の例もあれば、民間投資の例もあるが投資効率は高い
・住宅団地で得られたノウハウを既存の公共サービスや施設の体系にフィードバック
・いずれも空きストックの有効活用が鍵
・空間的には「マルシェの層」と「住み開きの層」の活性化が鍵
・担い手像は世代によって変化しており、多世代を巻き込むにはマルシェは有効
・⑴地域の空間資源を再検討し⑵人材を発掘し⑶世代を超えた協働から起業へとつなげる
行政はまず研究対象化をはかり、プロジェクトを設定し、実験を行うことが有効

*****************************************

椿峰まちづくり協議会に2006年から参加している私としては
公務員、企業、大学の先生、学生の若い方たちとヒアリングでお会いできる機会となって
たいへんありがたい経験となりました。
ほかのニュータウンの方たちとも交流ができ、多くの仲間がいると実感することができました。

高齢化が進み、老々介護はたいへんなものとなりそうです。
やはり介護の負担をどうしていくのかが地域の重要な課題だと考えられます。
ところが地域の居場所を作って「「ピンピンコロリ」を目指すことのみが高齢者対策とされている傾向があって、介護者の負担については目をつぶってしまうようにも思われます。
それは地域での活動の取りまとめ役が男性となっていて、考えたくないことは考えないようにしていると感じられたりします。

私の経験から
・在宅看護の普及
・在宅医療や在宅看護に民間の医療保険が関わって介護者の収入を確保できるようにする
・ケアマネージャー的存在が介護保険適用以前に必要
・行政による認知症対策の充実
・地域に近所の助け合いだけではなくプロの支援が必要(相談窓口だけでも)
・地域に終末期を過ごす低層の施設があればと思います。

産学官民に医療関係者の方たちも加えて、住民も意見を述べられる場が設けられ、上記のような介護システムについての実験が行われるようになりますように願っております。
それほどお金がかかるとは思えません。
しっかりしたシステムが構築されれば、負担というものが軽減されると思います。

高齢者や介護者が右往左往しなくてもよいシステムの構築を!


   

2月13日のまち 浦和にて その2

2018-02-23 17:20:31 | 埼玉
昨年と同じく、埼玉県民健康センターで、政策課題共同研究成果発表会が行われました。

持続可能な郊外住環境実現プロジェクト
  ―― 空き家・高齢者・働き方から考える ――
第1章 総論
第2章 各論
   ――性格の異なる5つのニュータウン等を対象に――
   2-1 鳩山ニュータウン 2-2 椿峰ニュータウン 2-3 白岡ニュータウン 
   2-4 香日向地区(ラフィーナ幸手イトーピア) 2-5 かすみ野地区
第3章 まとめと提言 (以下は抜粋です)
   持続可能な郊外住環境実現に向けて各セクターに期待される役割
    1) 行政(県・市町村)
     ・保有する公共施設や公園、緑地等のスペースをマルシェの層に開く
     ・空き家バンクの運用等によるストック関連の情報提供やコーディネート
     ・専門的知見の提供やコーディネート
    2) 民間企業
     ・保有する商業施設や医療福祉施設等のスペースをマルシェの層に開く
     ・住民組織との協働等によるエリアマネジメントへのコミットメント
    3) 住民
     ・保有する自宅等のスペースの一部をカフェやオフィス等に転用
     ・住民どうしでの協働や起業等によるマルシェへのコンテンツの提供
     ・ニュータウン内外に向けた情報発信
   新しい埼玉像をつくる
     ・まちの課題のありようを「空間」に着目して解決策を見出す。
     ・ひとがコンテンツを持ち寄る「マルシェの層」で活性化の契機をつくる
     ・住宅地を新しいしごとの場として更新していく
     ・そこから生まれるさまざまなコンテンツが新しいエリアイメージをつくる
     ・活性化の経験を方法論として整理することでニュータウン以外に応用する





2月13日のまち 浦和にて その1

2018-02-20 20:43:01 | 埼玉
なぜ海がないのに浦和かということについては こちら
関東大震災後に、東京から移リ住んだという方たちが多かったということを聞いたことがあります。
埼玉は比較的安全なところといえますが、無理な宅地造成もあったかもしれずインフラの老朽化も進み、安全さを過信してはいけないのかもしれません。

浦和で行われた彩の国さいたま人づくり広域連合(産民学官)の皆さんによる政策課題研究成果発表会の午後の部に出かけました。



昼食のために入った浦和駅ビルでは、何軒かのお店で販売しているお弁当もしくお惣菜と飲み物を購入し、テーブルで食べるようになっていました。
慣れないところでは、けっこうたいへんです

駅弁のお店とはちがって、熱いお茶は買えませんでした。 テーブルと椅子もいろいろですが、選べるわけではなく若者向きの背の高い椅子に座ることに。もしかしたら、長時間利用されるのを避けるためのかもしれませんね。

高齢化社会では、別の意味での高齢者対策がされて居場所がなくなっていくような気がしてきます。


所沢は、大宮や浦和とは少し違って、ごゆっくりどうぞ、というお店がまだあります。
そういうお店を知っている、ということだけかもしれませんけれども。



2月4日のまち 椿の和 冬のコンサート その3

2018-02-12 15:07:30 | 椿の和 コンサート
地域のコンサートとは、出演者のご家族や知り合いの方たちが出演の時間に合わせて出かけてきて終わったら帰る場合が多かったりします。



この椿の和コンサートは、無料であり各出演者が費用を分担して出すことにしているものです。
椿峰まちづくり協議会では椿峰マップの販売や講演会でいただいたもので運営していて、その中から分担金を出してコンサートの合間にまちづくりのお話を聞いてもらってきました。

まちづくり協議会代表の南林さんや定期便代表の末森さんがお話をしてきましたが、今回は昨年と今年の2回のシンポジウム「椿峰ニュータウンの将来像を考える」についてKさんと私がお話をすることになりました。
私は前日に芋煮会で忙しかったため、Kさんにお任せしてしまって補足だけにしようと思っていたところ、Kさんが用事ができたということで1人で、となり、長いシンポジウムの内容を短くまとめるのはどーしよう状態でした。
パワーポイントなどもなく、幕の前でただ説明するわけですから、聞いている方にとって、何が何だかわからないということだったかと思います

そのとき私が苦し紛れに話した内容とは

10年以上まちづくり活動に参加してみて、会議が多くては、なかなか女性の参加は無理だと思う。

実際のところ、シンポジウム・研究チームの調べたことろでは、
地区に会議体が林立していて、例えば山口地区では

山口地域ケア会議 
      会議開催  4回/年
      事務局   山口地域包括支援センター
      行政担当  福祉部 高齢支援課

地域福祉ネットワーク会議
      会議開催  10回/年 相談会11回/年 研修会11月
      事務局   所沢市社会福祉協議会
      行政担当  福祉部 福祉総務課
      
山口まちづくり推進協議会 地域福祉部会
      会議開催  3回/年 総会6月
      事務局   山口まちづくりセンター
      行政担当  市民部 地域づくり推進課

となっている、とのこと。
定年退職をした男性とはちがって、家事をしなければならない女性が民生委員になったりして出席するのは大変だと思う。
しかし、ふだんの地域の行事では女性が動く必要があったり、また1人暮らしとなるのは女性が多かったりする。
地域に女性の声を反映させるのはけっこう難しいものがある


シンポジウムで掲げられた
  
  ひとりも脱落させず
  仲間を守り
  手持ちの有限の資源をできるだけ温存して
  次世代に手渡す

誰がどうやって実現していくのか をひとりひとりが考える必要があると思う。

といったことでした。



****************************

今までは、住民運動が過激にならないように、もしかしたら意識的に分断されてきた面もあったのかもしれません。
私などは、まちづくりといいつつ、まちをつくらない活動ではないかと疑ってみたりしました。

公務員の方とか大企業にお勤めの方などにとっては、まちづくり活動はそれほど必要そうではなく、方向によっては迷惑なものとなる場合があったのかもしれません。
ところが、災害が多発するように感じられ、また高齢化が顕著になってくると、遠くの親戚よりも近くの他人、で、どういう方でもつながりが必要になってきます。
日中、救急車を呼んだり、庭で立てなくなったりした人を起こしたりで、すぐ近所に何人かがいないと困る場合が何度もありました。

どうも具体的な話は嫌がられる傾向があって、自分は人の世話にならないので誰かの世話もしたくない、と多くの方たちは考えているようです。
私の見てきたところでは、高齢になってくると必ず人の世話になるので、動けるうちに人の世話をするべきである
と思います。

また動けるうちに、超高齢社会のための合理的なシステムを一歩でも進めることに加担するべきだと思います。

2月4日のまち 椿の和 冬のコンサート その2

2018-02-09 15:30:19 | 椿の和 コンサート
3 室内楽 アンサンブル・トランタン
 ➀モーツァルト作曲 加藤純子編曲 ピアノ協奏曲第23番イ長調k488
 第1楽章 アレグロ
 ➁中田 章作曲 早春賦
 ➂大中寅二作曲 椰子の実
 

4 和太鼓 華太鼓
 ➀大太鼓 ➁華舞輝 ➂初陣 ➃龍華


 舞台袖からの動画は、熱演の様子がお伝え出来そうです。
 
 ただし、息子が中学生のころ使った古い三脚があるのですが、いざとなるとすぐ使えなくて・・・・・
 舞台袖でTさんにカーテンを押さえてもらいつつ、なんとか婆さんの細腕で動画を撮っている状態ですので、細かい点はどうぞご容赦くださいますように。
 

2月4日のまち 椿の和 冬のコンサート その1

2018-02-09 00:44:49 | 椿の和 コンサート
第22回 椿の和 冬のコンサートが、午後1時から椿峰コミュニティ会館別館ホールで開かれました。
このコンサートは年2回開かれています。
主催:椿の和コンサート委員会 後援:所沢市公共施設管理公社 協力:椿峰まちづくり協議会

椿の和コンサート委員会委員長のTさんのブログは こちら

1 大正琴 琴陽会
 ①月の砂漠 ②二人でお酒を ③瀬戸の花嫁 ④釧路湿原 ⑤てんとう虫のサンバ
 

2 テノール独唱 橋本博之 ピアノ伴奏 加藤純子
 ①庭の千草 ②荒城の月 ③螢 ④泊り船 ⑤君がため織る綾錦 ⑥二十三夜 ⑦花
 


それぞれ病気入院があったり、介護があったりの中での地域のコンサートです。
高齢化社会での励まし合いの1つの形のようにも感じられてきます。

2月3日のまち 芋煮会 その4

2018-02-04 22:54:30 | 自治会
食べ終わったころにひとりずつ自己紹介と近況報告をします。
けっこう楽しい時間となります。
Iさんの息子さんの自治会デビューです。


配偶者を亡くされた方がけっこう多くなりました。


最後に防災委員長のHさんは奥様の伴奏でお嬢さん2人と合唱をされるということで、
「故郷(ふるさと)」をみな一緒に歌いました。



こうして椿峰ニュータウンもふるさとになっていく
と思ったりします。

2月3日のまち 芋煮会 その3

2018-02-04 21:51:14 | 自治会
2階にある調理室から鍋を持って階下の大集会室まで運ぶのがたいへんです。
今回は、Iさんの息子さんが出席してくださるというので助かりました。
Iさんの息子さんと若手主婦の方が運んでくださいました

芋煮会の様子です。


今回は、下山口駅前の真栄堂さんに、赤飯・酒まん・味噌せんべい(七越製菓)をコミュニティ会館に配達をお願いしました。







亡くなられたお母さんが真栄堂さんでよくお菓子を買っていたとか、お子さんが小さいときの祝い事に大きなお餅を頼んだといったお話が出ました。
所沢はお茶どころで、しかし城下町ではないので、素朴でおいしいお菓子があると思います。

先日、お向かいの高齢者Kさんという一人暮らしのお宅で、室外の湯沸かし器の水道部分が凍結・破裂していました。
耳が遠くなっておられたので、お隣のHさんが気がつき、お知り合いの方に元栓を止めてもらうことができました。
Kさんが水道の修理依頼であちこちに電話したもののいつになるかわからない、とのこと。
私が下山口駅のリフォーム業者である楽々さんに電話をかけてなんとか翌日の夕方に修理にきてもらいました。
60件ほどの依頼があってたいへんであったとのこと。そのときには息子さんがいらしていて対応ができました。
息子さんに電話番号をお聞きして、Hさんと私でKさんの連絡先を共有することにしました。
お互い様のちょっとした手助けをするにも、なかなかひとりではできないと思いました。

業者の方たちを含めて、ご近所力というものが必要だと思います。近くの商店街を大事にしましょう。




2月3日のまち 芋煮会 その2

2018-02-04 20:27:10 | 自治会
いつものように野菜の購入をSさんに頼んでおいたのですが、2日朝には雪が積もっていて・・・・
前の日に購入して、コミュニティ会館調理室に置いてあるとの電話をもらい、ほっとしました。

コミュニティ会館はすぐ近くなので、2日夕方に野菜や調理器具などそろっているか点検しておきました。
サトイモ、白菜、ニンジン、大根、ネギ、ゴボウを近くの農家の方から買ってきてもらうのですが、みな新鮮でしっかりしていて野菜不足で高騰の折、ありがたいと思います。

出席予定者は54人でしたが、欠席された方が何人かおられました。

調理は朝9時に開始です。
自治会の役員の方と防災委員、あとお手伝いをしてくださる方がいて10人が調理室に集まりました。
20人分ずつ3つの鍋で60人分つくります。
豚バラ肉は1800グラムを使うのですが、大塚精肉店で600グラムずつ3つに分けて3センチぐらいに切っておいてもらいます。

ベテランの主婦がそろっていますので作りつつ後片付けで1時間半でできます。
ただ、鍋が大きいので煮立つまでにかなり時間がかかります。






今回は所沢のしょうゆにこだわってみました。
深井醤油の丸大豆しょうゆを使いました。深井醤油については こちら

安政時代からの味ということで、切れ味の良い味に感じられました。

所沢のサトイモには所沢のしょう油がよさそうです。