青森高校の前身は、旧制青森中学校と青森高等女学校です。
先輩たちがたくさんいることに感謝する思いがします。
太宰治の中学時代の親友阿部合成の妻であった阿部なをは青森高等女学校出身の先輩にあたります。
阿部なをについてはブログ「メゾフォルテからあなたへ」のタグ「阿部なを」にまとめてありますので、ご覧いただければ幸いです。
さて、料理研究家であった阿部なをが上野に「北畔(ほくはん)」というみちのく料理店を開いています。HPはこちら
このお店に長男夫婦と出かけてみました。
このお店ができたころは太宰治は亡くなっていましたが、なんとなく太宰治が好みそうなお店でした。
東北の食材を使った小鉢があれこれ出されました。
とくに、タラとタラの白子、白菜などに大根おろしをたっぷりのせた雪見なべがおいしかったです。
なお「北畔」には予約してお出かけください。
そういえば、青森の私の実家でも、きのこのみそ汁には大根おろしを入れて食べていました。
また太宰治の妻美知子が、津軽ではからみ餅を食べないようだと書き残しています。
からみ餅については こちら
おそらく正月のころには、昔の青森では生の大根がなかったためではないでしょうか。
所沢に来てから初めて餅つき大会などで「からみ餅」を食べておいしいと思いました。
大根おろしは消化にも風邪にも効果があるといわれています。
今年は大根が安かったりしているので、ぜひたっぷりの大根おろしをどうぞ。
大根おろしはお子さんにお手伝いしてもらったりするのがいいですね。
青森のお店は参考にできる点が多々あるのではないでしょうか。
どうも無理をして?なのか全国チェーンの系列にあるのか、青森でせっかくの食材がいまいち生かされていず、また昔のおいしかった味があまり伝わっていない気もします。
それとも青森の食材のよいものがほかへ出てしまう?ということでもあるのでしょうか?
あまり知られていない料理を考える必要がありそうです。
以前、ほたて生貝柱の粕漬があっておいしかったのですがこのごろ見かけませんけれど・・・・
あまり知られていない料理法あるいは新鮮な魚や肉との取り合わせで
かつあまり濃くない味付けで
提供することは喜ばれると思います。
洋風の海鮮スープなどがあればと思ったりします。
またホヤやナマコなど変わった味を子どものうちから食べてみることも大事かもしれません。