カンボジア経済

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ベトナム・ダナン投資環境セミナー

2011年09月29日 | 経済
 9月16日、ベトナム・ダナンでダナン投資環境セミナー(ダナン人民員会、JETRO共催)が開催されました。日本側は、林哲三郎JETRO理事、横田順子在ラオス日本大使、東西回廊ミッション団員等50名以上が参加しました。ベトナム側は、Van Huu Chienダナン人民委員会副委員長以下、ダナン港、ダナン投資促進センター等の関係者が多数出席しました。
 チエン副委員長は、「インフラ整備にODAを供与してくれた日本に感謝しています。今後は日本から民間企業の進出がさらに増えることを期待しています。ベトナムとしても、東西回廊に加えて、ダナンからラオス・セコンを結ぶルートの開発、ダナンハイテクパーク、リエンチウ港の開発等について努力を続けます。」と述べました。林理事は「インフラに加えて、通関手続きの円滑化、迅速化等のソフト面での改善もお願いします。また、既に進出している日本企業を満足させることがさらなる投資促進には最も効果があるので、引き続き官民対話にご協力いただきたい。」と述べました。
 この後、ダナンの投資環境、ダナン港の詳細な説明が行われ、日本の円借款で整備されたダナン港を視察しました。

 また、セミナーに先立って、ダナンに進出された日系の工場を見学しました。ホアカイン工業団地内でリース工場を保有されているDAIKU社、リース工場を利用されているHOSO社(木製カウンター等の製造)、ベガン社(スポーツ手袋製造)を見学しました。課題としては、人手不足問題があるとのことです。ダナンでも最低賃金で工員を集めるのは難しくなりつつあり、最低賃金の1.2倍から1.5倍程度は必要となってきているとのことでした。ハノイやホーチミンで問題となっている電力不足については、ダナンでは今年の計画停電は1回のみとのことで大きな問題とはなっていないとしていました。

円借款で整備されたダナン港。日本直行便はないものの、取扱量は順調に増加中。


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