6月12日、在カンボジアスウェーデン大使館は、スウェーデンの対カンボジア支援を、7月1日以降、人権、民主主義、法の支配の3分野に限定し、それ以外の支援はフェーズアウトすると発表しました。
声明によりますと、カンボジアでは、最近、民主主義、人権、特に言論の自由、報道の自由、結社の自由等が大幅に制限されてきているとしています。このような状況のためにスウェーデン政府としては、カンボジアにより民主的な開発をもたらすためには、支援を絞り込む必要があると考えるに至ったとしています。なお、市民組織、人権擁護者、民主主義化活動には、引き続き支援を継続するとのことです。声明によりますと、スウェーデンの対カンボジア二国間支援は、2019年は約2400万ドル(約26億円)でした。
スウェーデンは、香港やウィグルで民主主義を弾圧する中国を強く批判し続けています。また、中国のスウェーデンに対する居丈高な発言に対しても批判が強く、国民の対中感情も大幅に悪化しています。このような情勢を背景に、「親中派」のカンボジアに対しても厳しい姿勢を示したものと見られます。スウェーデンの対カンボジア支援額は大きくないため、直ちにカンボジアに大きな影響を与えることはないものと考えられますが、中国の強い影響下にあるカンボジアの状況を批判して援助を制限する国が出てきたことは、懸念材料と見られます。
在カンボジアスウェーデン大使館のサイト(英文です)
https://www.swedenabroad.se/en/embassies/cambodia-phnom-penh/
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声明によりますと、カンボジアでは、最近、民主主義、人権、特に言論の自由、報道の自由、結社の自由等が大幅に制限されてきているとしています。このような状況のためにスウェーデン政府としては、カンボジアにより民主的な開発をもたらすためには、支援を絞り込む必要があると考えるに至ったとしています。なお、市民組織、人権擁護者、民主主義化活動には、引き続き支援を継続するとのことです。声明によりますと、スウェーデンの対カンボジア二国間支援は、2019年は約2400万ドル(約26億円)でした。
スウェーデンは、香港やウィグルで民主主義を弾圧する中国を強く批判し続けています。また、中国のスウェーデンに対する居丈高な発言に対しても批判が強く、国民の対中感情も大幅に悪化しています。このような情勢を背景に、「親中派」のカンボジアに対しても厳しい姿勢を示したものと見られます。スウェーデンの対カンボジア支援額は大きくないため、直ちにカンボジアに大きな影響を与えることはないものと考えられますが、中国の強い影響下にあるカンボジアの状況を批判して援助を制限する国が出てきたことは、懸念材料と見られます。
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