10月24日、ASEAN事務局は、インドネシア・ジャカルタで第30回ASEAN貿易円滑化共同協議会(ASEAN Trade Facilitation Joint Consultative Committee)に合わせて、産業界の意見を求めるステークホルダー会合を開催しました。産業界からはASEANビジネス諮問評議会(ASEAN-BAC)、EU-ASEANビジネス評議会や米国ASEANビジネス評議会、英国ASEANビジネス評議会、ジェトロなどが出席しました。ASEANの貿易円滑化に関して、産業界から改善要望を行い、ASEAN事務局が回答したとのことです。
ASEANシングルウィンドウ(ASW)を通じたASEAN税関申告書の電子交換については、カンボジアを含む9カ国で稼働していますが、残るラオスについては、2024年中の稼働開始を目標としています。
「ASEAN加盟国間での認定事業者(AEO)相互認証取り決め(AAMRA)」については、インドネシアの税関による運用が2024年10月1日から開始されました。フィリピンでは、2024年中の運用開始が期待されます。残るカンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマーについて、2025年中の運用開始を目指すとしています。AAMRAには、迅速な貨物の通関、ASEAN域内で取引される商品の貨物検査に関する優先処理等のメリットがあります。
この他、ASEAN加盟国は、急送貨物やeコマースで購入した貨物の取り扱いについて、「eコマースデータに係る情報交換に関するガイドライン」を策定中で、2025年中に完成予定です。
カンボジアにとって、ASEAN加盟国等の周辺諸国との貿易手続きの円滑化は、重要な課題となっています。カンボジアに進出している日系企業にとってもメリットの大きい円滑化が、ASEAN全体で進むことには大きな意義があるものと見られ、引き続き改善が続けられることが期待されます。
(写真は、カンボジア・タイ国境で建設が進められているストゥンボット国境施設)
JETROの発表
https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/11/4fc1694beab8f833.html
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ASEANシングルウィンドウ(ASW)を通じたASEAN税関申告書の電子交換については、カンボジアを含む9カ国で稼働していますが、残るラオスについては、2024年中の稼働開始を目標としています。
「ASEAN加盟国間での認定事業者(AEO)相互認証取り決め(AAMRA)」については、インドネシアの税関による運用が2024年10月1日から開始されました。フィリピンでは、2024年中の運用開始が期待されます。残るカンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマーについて、2025年中の運用開始を目指すとしています。AAMRAには、迅速な貨物の通関、ASEAN域内で取引される商品の貨物検査に関する優先処理等のメリットがあります。
この他、ASEAN加盟国は、急送貨物やeコマースで購入した貨物の取り扱いについて、「eコマースデータに係る情報交換に関するガイドライン」を策定中で、2025年中に完成予定です。
カンボジアにとって、ASEAN加盟国等の周辺諸国との貿易手続きの円滑化は、重要な課題となっています。カンボジアに進出している日系企業にとってもメリットの大きい円滑化が、ASEAN全体で進むことには大きな意義があるものと見られ、引き続き改善が続けられることが期待されます。
(写真は、カンボジア・タイ国境で建設が進められているストゥンボット国境施設)
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