10月30日、カンボジアの統一高校卒業試験(10月8~9日実施)の結果が発表されました。受験者数約13万人のうち、79%(2023年73%)の10万6351人(同9万8460人)が合格となりました。また、合格者のうち最も優秀なグレードAは2216人(2022年1049人、2023年1673人)、これに次ぐグレードBは9701人、グレードCは2万2675人、グレードDは3万6683人、グレードEは3万5076人となりました。
カンボジアの高校卒業試験は、現在のハン・チュオン・ナロン教育大臣が改革するまで、カンニングや試験問題の漏洩等の不正が多数あったと言われます。このため、改革初年の2014年の合格率は27.5%に激減しました。しかし、この改革により、学生もきちんと勉強するようになり、合格率は2015年の56%から今年は79%にまで回復してきています。また、優秀な成績のグレードAも、2014年にはわずか11名でしたが、今年は2216人にまで増加してきています。今年も、合格者数、合格率、共に順調に増加しており、試験改革の成果が十分に浸透してきているものと見られます。
カンボジアにとって、優秀な人材の育成は、最も重要な政策課題であり、高校卒業試験に合格した学生の大学進学と更なる研鑽が期待されます。
(写真は、AKPより)
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カンボジアの高校卒業試験は、現在のハン・チュオン・ナロン教育大臣が改革するまで、カンニングや試験問題の漏洩等の不正が多数あったと言われます。このため、改革初年の2014年の合格率は27.5%に激減しました。しかし、この改革により、学生もきちんと勉強するようになり、合格率は2015年の56%から今年は79%にまで回復してきています。また、優秀な成績のグレードAも、2014年にはわずか11名でしたが、今年は2216人にまで増加してきています。今年も、合格者数、合格率、共に順調に増加しており、試験改革の成果が十分に浸透してきているものと見られます。
カンボジアにとって、優秀な人材の育成は、最も重要な政策課題であり、高校卒業試験に合格した学生の大学進学と更なる研鑽が期待されます。
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