
8月29日、国際金融情報センター(JCIF)は、「カンボジア:トピックスレポート:国民議会(下院)議員選挙結果~与党カンボジア人民党が議席の大多数を獲得、38 年ぶりに首相交代」を公表しました。著者は、アジア第2部の杉原諒研究員です。
レポートでは、選挙結果(野党不在の中でカンボジア人民党が 125 議席のうち 120 議席を獲得)、選挙までの経緯(政府は勢力を増す主要野党を排除し選挙は形骸化)、各国の反応(欧米は批判を強めたが制裁措置の実行は米国のみにとどまる)、フン・セン首相の辞任(後継は長男のフン・マネット氏へ)、今後の見通し等について分析しています。
選挙については、野党が事実上不在の中で実施された選挙であり、欧米諸国は批判を強めているとしています。首相交代については、「フン・セン氏は今回の選挙結果を受けて世襲実現の好機と捉え、8 月 22 日に首相を辞任し、後任として長男のフン・マネット氏が就任した。」としています。
今後の見通しとして、「親中路線が継続していくと考えられるが、一部ではフン・マネット氏は米国の陸軍士官学校を卒業したほか英国のブリストル大学への留学経験があり、父親と比較すると欧米との協調も模索するのではないかという見方がある。」と結んでいます。
このレポートは、有料(1320円)となっています。今回の選挙や最近の状況について、まとまった良いレポートです。ご興味のある方はご購入下さい。
(写真は、発展が続くプノンペン市内)
国際金融情報センターのサイト
https://www.jcif.or.jp/report/2023/KHM202308031283.html
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レポートでは、選挙結果(野党不在の中でカンボジア人民党が 125 議席のうち 120 議席を獲得)、選挙までの経緯(政府は勢力を増す主要野党を排除し選挙は形骸化)、各国の反応(欧米は批判を強めたが制裁措置の実行は米国のみにとどまる)、フン・セン首相の辞任(後継は長男のフン・マネット氏へ)、今後の見通し等について分析しています。
選挙については、野党が事実上不在の中で実施された選挙であり、欧米諸国は批判を強めているとしています。首相交代については、「フン・セン氏は今回の選挙結果を受けて世襲実現の好機と捉え、8 月 22 日に首相を辞任し、後任として長男のフン・マネット氏が就任した。」としています。
今後の見通しとして、「親中路線が継続していくと考えられるが、一部ではフン・マネット氏は米国の陸軍士官学校を卒業したほか英国のブリストル大学への留学経験があり、父親と比較すると欧米との協調も模索するのではないかという見方がある。」と結んでいます。
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