クメール正月2010

　カンボジアではお正月が3回あります。1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、2月の「中国正月」（旧正月）、そして、4月のクメール正月です。クメール正月が一番大きなイベントです。今年は、4月14日から16日が三連休ですが、実質的には先週末から街は年末年始モードで、お役所や工場では一週間お休みになるところも多いようです。
　大晦日の街は、田舎に帰る人でごった返していました。セントラルマーケットそばのミニバスのターミナルでは、屋根まで荷物を積み上げ、さらには屋根まで人を乗せた車が次々に出発していきました。
　ワットプノンでは、お正月の飾り付けも終わっています（写真上）。クメール語での「あけましておめでとう」は「スオスダイ、チュナムタマイ」です（これはカタカナ読みでも結構通じます。お試しください）。
例年、クメール正月の間は、プノンペンも大変静かになります。


屋根にまでお客さんを乗せたトラックがいきかいます


セントラルマーケットそばのターミナルです。屋根にたくさんの荷物を乗せたバンが並びます。




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クメール正月2010

　カンボジアではお正月が3回あります。1月1日の「インターナショナルニューイヤー」、2月の「中国正月」（旧正月）、そして、4月のクメール正月です。クメール正月が一番大きなイベントです。今年は、4月14日から16日が三連休ですが、実質的には先週末から街は年末年始モードで、お役所や工場では一週間お休みになるところも多いようです。
　大晦日の街は、田舎に帰る人でごった返していました。セントラルマーケットそばのミニバスのターミナルでは、屋根まで荷物を積み上げ、さらには屋根まで人を乗せた車が次々に出発していきました。
　ワットプノンでは、お正月の飾り付けも終わっています（写真上）。クメール語での「あけましておめでとう」は「スオスダイ、チュナムタマイ」です（これはカタカナ読みでも結構通じます。お試しください）。
例年、クメール正月の間は、プノンペンも大変静かになります。


屋根にまでお客さんを乗せたトラックがいきかいます


屋根にたくさんの荷物を乗せたバンが並びます。




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中国による水力発電所

　コッコン州で二つの水力発電所の建設が始まりました。3月29日には、ストゥンタタイ水力発電所（246MW）の起工式がありました。コッコン州のカルダモン山脈にダム式の発電所を建設するものです。中国国営重機械公司（CNHMC）が5.4憶ドルをかけて建設します。4月1日には、ローワーストゥンロッセイチュラム発電所（338MW）の起工式がありました。こちらもコッコン州に水力発電所を建設するものです。こちらも中国華電公司（China Huadien Corporation）が期間35年のBOT方式で建設します。
　カンボジアの水力発電所の多くが中国のパワーで建設されようとしています。



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交通事故統計

　2009年の交通事故での死亡者数は1717人、経済的損失は2.48憶ドルに達すると発表されました。交通事故数は12538件、7000人以上が重傷を負いました。過去5年間で二輪・四輪車数は142％増加したのに対し、交通事故数はこれを大きく上回る166％増となっています。
　カンボジアでは、治安の状況は大きく改善しており、「危ない国」ではなくなっていますが、交通事故にはくれぐれもお気を付けください。



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プノンペンの若い女性にとって「かっこいい」5つのもの

　プノンペンポストによると、以下の5つのものを持っていると「かっこいい（クール）」女性だそうです。①銀行のカード（自由と独立性の象徴だそうです）、②大きなバック（便利なだけでなく、注意深くてハードワーキングな女性に見られるとのこと）、③iPod（これはわかります）、④ハイヒール（フェミニンな感じを出すのに不可欠。「良い靴は良いところに連れてってくれる」そうです）、そして、⑤家のカギ。親御さんと一緒に住むのが普通のプノンペンでは、まだまだ持っていない女性が多いようです。
　まだまだ裕福な家庭の話ではありますが、カンボジアも普通の国になっていることを実感させてくれる話です。なお、写真は、携帯電話会社のPRですが、こんなファッションがプノンペンでも普通になりつつあります。



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不動産セミナー

　4月2日に、プノンペンのラッフルズホテルでカンボジア不動産マーケットセミナーが開催されました。法律会計事務所のDFDL、ANZ銀行、不動産会社のCBRE、Indochina Reseachの共催です。会場には200人以上が集まりました。
　内容の充実したセミナーでした。ポイントとしては、①オフィスについてはグレードA（高品質）の供給が今後期待される、②不動産を買い時と見る人が多いが、売り物が少ない、③不動産市況の回復にはまだ1-2年かかるとみる人が多い、④不動産の保有やリースに当たってはWithholding Tax（源泉徴収税）を考慮すべき等でした。



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世界銀行が経済見通しを変更

　4月6日に世界銀行は、東アジア太平洋アップデート（2010年4月版）を発表しました。この報告書は、年2回春と秋に発行されています。
　カンボジアの2009年成長率予測は、これまでのマイナス2.2％からマイナス2.0％に上方修正されました。他機関の最近の予測は、カンボジア政府プラス0.1％、IMFマイナス2.75％、ADBマイナス1.5％、EIUマイナス1.5％です。
　なお、世銀の2010年のカンボジア成長率予測も、これまでの4.2％から4.4％に上方修正されました。


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外国人もマンション保有が可能に

　カンボジアでは、外国人による土地の購入・保有が憲法で禁止されています。しかし、最近の不動産・建築ブームもあって、プノンペン周辺では、高層マンションやビラが多く建設されています。韓国や中国からは、これらの不動産を購入したいとの声、また、地元の建設業界、不動産業界からも、外国人への不動産販売を可能にしてほしいとの声が、カンボジア政府に寄せられていました。
　これを受けて、外国人でも居住用不動産を購入できるようにする法律が国会で審議されてきましたが、4月5日に上院で法案が承認されました。今後、シアモニ国王の署名を頂き、発効となります。
　外国人が購入・保有可能なのは、マンション等の居住用不動産（ただし、１階は購入不可）です。なお、国境から３０キロ以内の場所では購入できません。
　


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インターネットはまだ高級品

　カンボジアでインターネットを使っている1100名へのアンケート結果です。結果によると、家でインターネットを使っているのはわずかに5％。70％のユーザーはインターネットカフェでの使用です。ホットスポット（一般のカフェ等）でもパソコン持ち込み組が目立ちます（写真）。
家で使えない第一の理由はやはりコストが高いということでした。Viettel (128kbps ADSL) US$20-50/月、Camnet (256kbps ADSL) US$80/月、 EZECOM (256kbps ADSL) US$39/月といったところです。通信速度は昼間ピーク時には大幅に低下するのが通例とのことです。
　既に国際電話の低価格化が進んでいるカンボジアでのインターネットの高速化と料金の引き下げが期待されます。そのためには、光通信網の拡充、とくに太平洋ライン（アジア・アメリカゲートウェイ）への海底ケーブルによる接続が待たれます。



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油田開発は2012年末までに

　新聞報道によりますと、カンボジア（シャム湾）の海底油田開発を行っているシェブロンは、石油を2012年末までに生産開始すると発表したとのことです。シェブロンは三井石油開発等とともにカンボジア沖海底のブロックAの開発権を持ち、ボーリング等の探査を進めてきていました。埋蔵量は5億バレルで、そのうち15％～20％が採掘可能とのことです。シェブロンはカンボジア政府との利益分配についても政府と交渉中ですが、この内容は明らかにされていません。
　なお、ブロックAについては、当初シェブロン55％、三井30％、GS Caltex(韓国)15％のシェアでしたが、今年2月にシェブロンは持ち分のうち25％をシンガポールのKrisEnergyに売り渡し、シェアを30％に下げています。



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久しぶりの高級フレンチVan’s Restaurant

　プノンペンの最高級フレンチレストランVan’s Restaurantに久しぶりにランチに行ってきました。
　メニューもだいぶ変わっていて、貝柱のカルパッチョ（写真上）やベジタリアンメニューも加わっていました。

このブログの2008年3月1日版です。
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/0f050347d26b0225907755eb99ddf5aa

ベジタリアンメニューのブロッコリーのグラタンです。



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私のビジネスセンター プノンペンコンピューター

　プノンペンには「コピー屋さん」がたくさんあります。たくさんの高速コピー機で、あらゆるものをコピーしてくれます。
　小生もこのコピー屋さんをビジネスセンターとして活用しています。パソコンで作った文書のプリントアウト、ちょっとした図表の作成、パンフレットの作成と印刷等です。
　我が家の近くにある「プノンペンコンピューター」は非常に優秀で、自分でやるよりもよっぽど早く、美しく仕上げてくれます。料金も格安です。ぜひ一度お試しください。

Phnom Penh Computer
No. 194, St. 110
Tel 012 915 436

店内にはコピー機やパソコンが並んでいます。



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ゴムの輸出が36％増加

　2009年の天然ゴムの輸出額が不況にもかかわらず36％も増加しました。今年の経済展望会議でのフンセン首相のスピーチでも取り上げられ、注目を集めています。2008年の24199トン、4500万ドルから、2009年は32871トン、6100万ドルに増加しました。
　2009年には34000ヘクタールでゴムの生産が行われていますが、今年は5万ヘクタールがゴムが生産できる段階に達するものとみられています。
　ゴムの需要は、中国やインドでの自動車生産に比例して伸びており、2009年には価格がほぼ2倍となっています。これを受けて、インド、ベトナム、マレーシア等は増産を図っていますが、引き続き価格の上昇が予想されています。
カンボジアでも栽培面積の拡大に加え、ヘクタール当たりの生産量を1.4トンから2トン程度に向上させることが課題となっています。もともとフランスが植民地時代に始めたゴム生産は、カンボジアの土質に合っているとのことで、引き続き生産の拡大、さらには付加価値の増大が期待されます。



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カンボジア総合研究所、スタート！

　カンボジア・プノンペンでカンボジア総合研究所（BRIC: Business Research Institute for Cambodia）が本日4月1日にスタートしました。
　カンボジア総研では、日本企業のカンボジアへの投資を促進することによって、カンボジアの発展と日本企業のWin-Win関係の構築を目指しています。
　このために、カンボジアの正確な情報をタイムリーに日本語で提供してまいります。今後、デイリーの「カンボジア経済ニュース」、毎月の「カンボジア経済マンスリー」を発行する予定です。また、経済関係調査、コンサルタントサービス等も行っていく予定です。
　詳細は、下記のサイトをご覧ください。右側のブックマークからもリンクしてあります。
http://blog.goo.ne.jp/cambodiasoken

　これまで、このブログ「カンボジア経済」は匿名（ハンドル名Jackおじちゃん）で投稿してまいりましたが、これからは、「カンボジア総研」（CEO/チーフエコノミスト　鈴木　博）の名前で運営してまいります。引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。



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