英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

漢字検定

2009-02-09 19:09:36 | 時事
 日本漢字検定能力検定協会が公益法人であるにもかかわらず、昨年度収益が6億6000万円、資産総額が73億5000万円あるそうです。公益法人は法人税が軽減されているので、健全な運営に必要な額以上の利益は認められていないそうで、いわゆる儲け過ぎの状態です。なので、文部科学省は受験料の引き下げなどを度々指導してきたそうです。
 また、資産の運用の仕方に疑問があったり、幹部の身内の企業に高額な契約もしていたそうです。

 まあ、上記のことについては、メディアが突っ込むので、私は他に突っ込みを入れておきます。
 協会から事業内容や収支について報告を受けている評議会の評議員を務めている専門学校理事長の大森厚氏が、その不自然な契約についてのインタビュー(NHK午後7時のニュース)で、「理事長や副理事長が社長をやっている会社に下請けで出していたとした、それは大変よろしくない。(途中カット)財団というのは私有物じゃないんだ。(途中カット)信頼を壊してしまった。それを回復しないといけない」と話しています。

 途中カットがあるので、鵜呑みにするのはいけないのですが、もっともらしいことを言っています。ただ、この方、民放のニュースではその他に「16年間、そういう報告は一切受けていない。けしからんことだ」と述べています。気をつけて聞いていなかったので、正確な年数や、「けしからん」という表現をしたかどうかは怪しいのですが、だいたいこういう内容だったと思います。

 で、私が思うのは、評議会の役割ってなんなのだろう?ってことです。公的な団体や事業団などが適切な運営や事業を行っているかどうかを監視する機関だと思うのですが、どうなんでしょう?
 協会の儲け過ぎや、不自然な事業内容に長年気づかなかったあなたの目が、節穴だったということはないのですか? 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする