英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ファン・ジニ 第17話 ミョンオル大暴れ

2009-02-24 19:46:58 | ドラマ・映画
 土曜の夜11時過ぎの韓国大河ドラマです。前週は17話。私が観始めたのは第13話辺りから。その頃は、ネットを見ながら、「綺麗で気の強そうな女性だなあ」などと思っていました。
 私にとって韓国ドラマと言ったら『チャン・グム』ですが、これにもハマリました。物語は、16世紀、詩や舞を究めるひとりの妓生(キーセン)の生き様を描いたドラマ。
 ライバルとの競い合い、師匠との確執、叶わぬ恋など見所は山盛り。何より、登場人物が骨太。芸の道、恋の成就、名誉、正義のためなど、自分の信念を貫くためなら、師匠、弟子、友人などは二の次。とにかく思いが強い。それが、毎回ドロドロに絡み合うのである。

 今回は、主人公のミョンオルが大暴れ。
 舞の師匠が30年費やして完成させた鶴の舞を、「技術を誇示するための舞で心のかけらもない」と、完全否定!
 全否定された師匠は、その舞に心を探すが、見つからず半狂乱。結局、非を悟り、ミョンオルに「私が間違っていた。そなたの舞で、完成させよう」と申し出る。
 ミョンオルは、師匠にひざを付かせ謝るように言う。そして、ひざまずかせた師匠に対し「嫌よ、踊らない」と言い放つ。

 おいおい、そこまでするか?
 ドラマの前半部分を見ていないので、分からないが、過去にこの師匠、ミョンオルに相当恨みを買うことをしたらしい。

 さて、このミョンオル、師匠にだけではなく、王様に取り入って、ミョンオルを妻にめとることを王に承認させた高官にも、手を緩めない。
 公衆の面前で、「あなたの妻になるくらいなら、死んだ方がまし」と言い放つ。そのうえ、高官が連れてきた7人の学者たちを詩で打ち負かせたら、話はなしにするという挑戦に、「7人では足りない。10人にしろ。詩に詰まったら、衣服を一枚ずつ脱ぐ」という野球拳ごときルールまで言い出す。
 結局、高官本人と共の者を加えて10人で挑むが、完敗。面目丸つぶれ。

 師匠が場をとりなして、踊りを披露するが、気が治まらない高官が、踊りを中断させ「お前たちは酌をしていればいいのだ」さらに、師匠に対し「年老いたお前は去れ」と浴びせる。
 弟子に打ち負かされていた傷心の師匠が、切れる。高官の膳をつかんでひっくり返す。巨人の星の父一徹のちゃぶ台返しである。

 とにかく、大荒れの回でした(毎回のような気も)。
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将棋雑感

2009-02-24 13:36:09 | 将棋
 今年も早くも2ヶ月が過ぎようとしています。平成20年度もあと少し。順位戦もいよいよ大詰めです。

 Ⅰ 今一番強いのは?
 羽生名人を除けば(笑)、久保八段でしょう。棋王戦では木村八段に連勝(しかも快勝)し、挑戦権を獲得。第一局も佐藤棋王を攻め倒している。そういえば、羽生名人の快進撃にブレーキをかけたのも、棋王戦挑戦者決定トーナメントだった。
 また、朝日杯将棋オープンでは、決勝で阿久津六段に敗れたものの、行方八段、深浦王位、渡辺竜王とそうそうたるメンバーを撃破している。
 棋聖戦でも最終トーナメント(8強)に進出、王位戦も挑戦者決定リーグに進出、現在1勝(三浦八段)0敗。NHK杯ベスト8とすごい勢いだ。王将戦リーグは惜しくも3勝3敗で挑戦権獲得には届かなかったが、あのリーグ戦のメンバーは最強と言って良いだろう。(他のメンバーは佐藤棋王、森内九段、丸山九段、深浦王位、高橋九段、郷田九段)
 勢いだけではなく、一皮向けて実力も一段上にいったような感がある。ところが、順位戦だけは星が伸びず、A級復帰に赤信号がともっている。
 とにかく、今一番充実している棋士であるのは間違いない。ただ、そろそろ好調期も終わるはず(疲れが出る)であるから、棋王戦は次の第二局に敗れると苦しい。

 Ⅱ 不可解な深浦王位
 「なぜ、深浦王位は羽生戦になると強くなる?」
 羽生ファンにとっては、叫びたくなるような謎である。
 王将戦リーグ、深浦王位は4勝2敗で単独1位となり挑戦権を獲得。4勝2敗で決定戦無しだから、これはかなり運がいいと言える。普通4勝2敗なら同率1位も難しいはずだ。
 その王将リ-グで運を大量消費してしまったのか、A級順位戦では最終局に勝って4勝5敗になっても、陥落の可能性が大きい。

 Ⅲ 渡辺竜王
 相変わらず、ぱっとしない。羽生×渡辺の第2ラウンドを見たいがなかなか実現しそうにない(王座戦での2人の対戦は前哨戦と見るべき)。
 2日制の長時間でないと力が発揮できないのか、旅館やホテルなどの舞台でないと気分が盛り上がらないのか?
 深浦王位にしても、渡辺竜王にしても、羽生名人戦で力と運を使い果たしてしまうのかもしれない。そう考えておこう。


 とにかく、今日明日の王将戦第五局、注目である。
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