7月25日、このエンブレムが発表された時、
「えっ?これ?」「パッとしないなあ」
と思った。
NHKの7時のニュースで武田アナが「まもなく発表です」と前振りのアナウンスがあり、
ニュース終了間際に、会場から中継。
バ~ンと除幕されたのだが……上記の感想。
武田アナも心なしか“がっかり感”が漂っていた(←あくまでも、私の主観)
「招致活動の時のデザインじゃないの?」
「あのほうが良かったのに」という世間の声も……
リエージュ劇場のロゴマークを巡っては作者であるベルギーのデザイナーのオリビエ・ドビ氏が「盗用」と提訴。盗作疑惑が浮上。
作者・佐野氏が手掛けた他の作品(トートバック等)も取り上げられ、疑念が深まる。
選考の不透明さも疑問視された。
しかし、組織委員会の対応は鈍く、どちらかというと、≪このままやり過ごそう≫という姿勢。
8月28日
原案を公開し、「原案はリエージュ劇場のロゴマークに似ておらず、それを修正した結果似てしまったものであり、発想が全く別物で模倣したものではない」と釈明。
しかし、その原案自体が、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで平成25年11月に開催された活字デザインの巨匠、ヤン・チヒョルト(1902年~74年)の業績を紹介する展覧会で使用されたポスター(グラフィック・デザイナーの白井敬尚氏によるデザイン)の一部に酷似していることが判明。
さらに、応募資料として提出された2つの画像について、「空港での使用をイメージした画像は、海外のブログに掲載されていたロビーの写真に構図や人の姿が似ている」「街中の画像は、海外のブログで紹介されている渋谷駅前のスクランブル交差点の写真と、海外の野外音楽イベントに掲載されている人々の写真を合成したのではないか」と指摘された(佐野氏は転用を認める)。
この佐野氏、そういう転用手法を常套的に使っていたと思われる。そういうインチキ師が日本デザイン界のトップクラスにいること自体がおかしく、そういう実態も把握せず、選考してしまった。
そもそも、どういう選考過程だったのかというと、
【組織委によると、エンブレムの選考は2014年10月に、国内外のデザイナーによる104作品の応募があり、8人からなる審査委員会によって厳正な審査が行われた。審査基準は「デザインとしての美しさ、新しさ、強さ、展開力」。今年7月に組織委などの承認を経て、アートディレクター・佐野研二郎氏(42)の作品が選定された】とのこと。
昨年10月から選考していたのなら、類似デザインのチェックは十分可能だったはず。
しかも、「厳正な審査が行われた」と謳っている。さらに、「デザインとしての美しさ、新しさ、強さ、展開力」が審査基準らしいが、デザイン的にも魅力は乏しく、基準に「新しさ」が入っているのはどういうことなのか?選んだ審査員8人の顔を見てみたい。
さらに問題なのは、問題が発覚してからの組織委員会の対応の遅さと、見通しの甘さ。
結局、使用中止決定が遅れたことで、出来上がったポスター・のぼりや協賛団体のCMやロゴマークなどが無駄になってしまった。
組織委員会事務総長・武藤氏の記者会見も、
エンブレムは模倣ではないと主張し(組織委員会に非はない)、「リエージュの訴訟があったからと誤解されがちだが、国民の理解が得られないということに尽きる」と明言した。
………そうか!国民が無理解なため白紙撤回したのか?
組織委員長の森氏は、記者会見に出席せず、移動中の廊下で「残念な結果になりましたけれど、一言お願いします」と問われたが、
「何が残念なんだ」
と吐き捨て、さらに、「感想を一言」の問いにも
「今、会見してるでしょっ!」と語気を荒げエレベーターに消えた。本来は森氏が会見をするべきところを、人に押し付けておいて…
国立競技場白紙撤回の件もあり、取りあえず、森氏に辞任して欲しい。
【補足】
会見での組織委員会事務総長・武藤敏郎氏の念押し
「誤解のないように申し上げますが、これ(エンブレム)を選んだのは審査委員会なんです」
≪私(組織委員会)の責任ではなく、審査委員会である≫と念を押す。
また、会見の冒頭では、「作者の佐野氏の方から、“図案を取り下げたい”という申し出があった」と説明している。
「選んだのは組織委員会ではない」「白紙撤回の主因は佐野氏の申し出である」と自らの責任を回避しようとしている。
だったら、審査委員会と佐野氏も会見に同席しなければおかしい。また、事務総長が会見をしたのなら、責任を負わないと、会見の意味がない。
と、補足しようとしていたら、よく意見を交わし合う『平成エンタメ研究所』のコウジさんが「衝撃! 五輪エンブレム問題~審査員代表の永井一正氏は修正を知らされていなかった!」という記事をアップされていて、まさに衝撃を受けてしまった。
後日、追記します。
「えっ?これ?」「パッとしないなあ」
と思った。
NHKの7時のニュースで武田アナが「まもなく発表です」と前振りのアナウンスがあり、
ニュース終了間際に、会場から中継。
バ~ンと除幕されたのだが……上記の感想。
武田アナも心なしか“がっかり感”が漂っていた(←あくまでも、私の主観)
「招致活動の時のデザインじゃないの?」
「あのほうが良かったのに」という世間の声も……
リエージュ劇場のロゴマークを巡っては作者であるベルギーのデザイナーのオリビエ・ドビ氏が「盗用」と提訴。盗作疑惑が浮上。
作者・佐野氏が手掛けた他の作品(トートバック等)も取り上げられ、疑念が深まる。
選考の不透明さも疑問視された。
しかし、組織委員会の対応は鈍く、どちらかというと、≪このままやり過ごそう≫という姿勢。
8月28日
原案を公開し、「原案はリエージュ劇場のロゴマークに似ておらず、それを修正した結果似てしまったものであり、発想が全く別物で模倣したものではない」と釈明。
しかし、その原案自体が、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーで平成25年11月に開催された活字デザインの巨匠、ヤン・チヒョルト(1902年~74年)の業績を紹介する展覧会で使用されたポスター(グラフィック・デザイナーの白井敬尚氏によるデザイン)の一部に酷似していることが判明。
さらに、応募資料として提出された2つの画像について、「空港での使用をイメージした画像は、海外のブログに掲載されていたロビーの写真に構図や人の姿が似ている」「街中の画像は、海外のブログで紹介されている渋谷駅前のスクランブル交差点の写真と、海外の野外音楽イベントに掲載されている人々の写真を合成したのではないか」と指摘された(佐野氏は転用を認める)。
この佐野氏、そういう転用手法を常套的に使っていたと思われる。そういうインチキ師が日本デザイン界のトップクラスにいること自体がおかしく、そういう実態も把握せず、選考してしまった。
そもそも、どういう選考過程だったのかというと、
【組織委によると、エンブレムの選考は2014年10月に、国内外のデザイナーによる104作品の応募があり、8人からなる審査委員会によって厳正な審査が行われた。審査基準は「デザインとしての美しさ、新しさ、強さ、展開力」。今年7月に組織委などの承認を経て、アートディレクター・佐野研二郎氏(42)の作品が選定された】とのこと。
昨年10月から選考していたのなら、類似デザインのチェックは十分可能だったはず。
しかも、「厳正な審査が行われた」と謳っている。さらに、「デザインとしての美しさ、新しさ、強さ、展開力」が審査基準らしいが、デザイン的にも魅力は乏しく、基準に「新しさ」が入っているのはどういうことなのか?選んだ審査員8人の顔を見てみたい。
さらに問題なのは、問題が発覚してからの組織委員会の対応の遅さと、見通しの甘さ。
結局、使用中止決定が遅れたことで、出来上がったポスター・のぼりや協賛団体のCMやロゴマークなどが無駄になってしまった。
組織委員会事務総長・武藤氏の記者会見も、
エンブレムは模倣ではないと主張し(組織委員会に非はない)、「リエージュの訴訟があったからと誤解されがちだが、国民の理解が得られないということに尽きる」と明言した。
………そうか!国民が無理解なため白紙撤回したのか?
組織委員長の森氏は、記者会見に出席せず、移動中の廊下で「残念な結果になりましたけれど、一言お願いします」と問われたが、
「何が残念なんだ」
と吐き捨て、さらに、「感想を一言」の問いにも
「今、会見してるでしょっ!」と語気を荒げエレベーターに消えた。本来は森氏が会見をするべきところを、人に押し付けておいて…
国立競技場白紙撤回の件もあり、取りあえず、森氏に辞任して欲しい。
【補足】
会見での組織委員会事務総長・武藤敏郎氏の念押し
「誤解のないように申し上げますが、これ(エンブレム)を選んだのは審査委員会なんです」
≪私(組織委員会)の責任ではなく、審査委員会である≫と念を押す。
また、会見の冒頭では、「作者の佐野氏の方から、“図案を取り下げたい”という申し出があった」と説明している。
「選んだのは組織委員会ではない」「白紙撤回の主因は佐野氏の申し出である」と自らの責任を回避しようとしている。
だったら、審査委員会と佐野氏も会見に同席しなければおかしい。また、事務総長が会見をしたのなら、責任を負わないと、会見の意味がない。
と、補足しようとしていたら、よく意見を交わし合う『平成エンタメ研究所』のコウジさんが「衝撃! 五輪エンブレム問題~審査員代表の永井一正氏は修正を知らされていなかった!」という記事をアップされていて、まさに衝撃を受けてしまった。
後日、追記します。