英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2015世界陸上雑感 その2 ~解説者編Ⅱ~

2015-09-07 21:35:16 | スポーツ
(スタートを切り、カーブに差し掛かる)
「ああ藤光いいですよぉ」

(カーブからホームストレートに差し掛かる)
「ぉぉ両側と並んでいたらいいですねぇ」

(カーブを終え、ホームストレートに入り、残り70mを切って)
「さあ行けえぇええっ」

(藤光、高瀬がズルズル後退)
「ああああぁぁ」

(さらに遅れる)
「藤光うぅぅ」

(7位、8位でフィニッシュ)
「ぅわあぁあぁぁぁぁ…」

 200m男子準決勝、スタートの号砲が鳴ってからの朝原氏の解説である。

朝原宣治氏
 2011年テグ大会、男子100m準決勝でのフライングによるボルト失格の際に「あああああぁぁぁああぁ…」と嘆き続けたのを今でも覚えているが、『号砲が鳴ると観客と化し、「はあ~」「ほお~」「すごい」「ああぁぁあぁ…」と言うだけになってしまう』という癖は治っていなかった。
 とにかく、日本選手しか観ておらず、レース全体を解説者の目で観ることはないようだ。(参照:『2013世界陸上 その2「やっぱりTBS……残念な中継、解説者、インタビュアー」』
 少なくともテグ大会から続いている欠点なので、TBSサイドから注意があってもいいと思うが、TBSなので期待はできない。
 朝原氏の人を思いやる優しさゆえの解説(応援)なのだろうが、短距離のメイン解説者は伊東浩司氏にしていただきたい。


室伏由佳氏
 BS中継でのキャスターと女子の投てき種目の解説を担当。
 キャスターとしては評価は言及しないが、「かみ合っていない」などの抽象的なコメントが多く、具体的な技術解説がほとんどなく、投てき解説者としては疑問を感じてしまう。
 現役引退後、ダイエットしたと思われるが、「体調が悪いのかな」と心配になってしまった。

 対照的なのが、小山裕三氏
 助走の方向やスピード、投げる時の身体の開きや溜め、投てきの角度やタイミング、身体の残り具合など、各要素の可否を即座に断定する
 男子やり投げ決勝で、新井涼平選手が2投目で83m07cmを投げた時、
「これで100%第4投目以降に進めます」
と言い切ったが、好記録が続出し9位に押し出されてしまったのは“ご愛嬌”か。(新井選手の3投目のファールは惜しかった……距離は伸びたが、ぎりぎりファール)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする