英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「“2”ではなく“二”」(中田七段作詰将棋)の解答

2015-11-23 16:29:01 | 詰将棋
「“2”ではなく“二” ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2015年10月号」の解答です。


 初手に▲4三香と打って△同馬とさせて、攻め方の角道を通して、▲5三金と捨て馬を5三に誘導させる筋は、慣れた方なら一目でしょう。
 Stanleyさんは「30秒くらいで解けました」とおっしゃっていましたが、詰形までは10秒と掛からなかったと思います(確認作業を含めて30秒)。


 初形から、いきなり▲5三金と捨てるのは△同玉とされてしまうので、▲4三香△同馬(第2図)とさせる必要があります。
 ▲5三金(第3図)には△同馬の一手となりました。5三の地点を睨む必要をなくして、勇躍の▲1五角。

 4四にいて強大な守備力を誇っていた馬が、3三の守りを放棄したうえ、玉の退路の5三の地点を塞いでいる邪魔駒と化しています。
 玉は4三に逃げるしかなく、▲3三角成と飛び込んでフィニッシュ。


 詰めあがりは漢字の「二」の字。もしかしたら、カタカナの「ニ」かもしれません。

詰手順……▲4三香△同馬▲5三金△同馬▲1五角△4三玉▲3三角成まで7手詰
コメント
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