英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

刑事7人 第2話~第4話

2016-08-04 22:09:33 | ドラマ・映画
面白い部分もあるが、どうしようもない部分も目立つ。
このどうしようもない部分について言及したくてしょうがなかったが、書く余裕がないので、
≪深く考えなければ、面白いかもしれない≫
と自分を納得させて、スルーしてきたのだが……


 第1話(脚本:真野勝成)は面白かったが、第2話(脚本:大石哲也)第3話(脚本:八津弘幸)がひどく、第4話(脚本:真野勝成)も許容できない箇所があり、この記事を書いている。

 まず第2話
・有能過ぎる週刊誌記者だが
 犯人がこの記者の情報を盗み見て、ニュースキャスターに情報を流していた。
 この記者の情報収集力は素晴らしいが、情報管理が甘く、同じネタを何度すっぱ抜くキャスターに疑いを持たないのは不思議。

・不可解な犯人(掃除婦)の行動と能力
 まず、“持ち上げて、落とす”のが狙いだったらしいが、嫌いなキャスターに美味しい思いをさせるという発想が理解できない。
 それに、そのキャスターを翻弄する手腕が犯人にあるとは思えない。
 動機も、保育園ができると記者が引っ越してしまうと思い、それを阻止するためという……まるでコメディ。

・検視官はいないのか?
 都知事の秘書を突き落とす際、思い切り蹴り飛ばしたが、これって、衣服や身体に跡は残らないのだろうか?


第3話
・不可解な犯人の行動と能力
 実行犯は、純粋すぎる天才だったが、その天才を翻弄したのが、第2話と同様、理解困難な動機を持つ女。天才なのに、簡単に出し抜かれて殺されてしまうって……
・ひとりの命より多数の命を優先するのは妥当だと思うが
 逆に、ひとりの命に拘って、多数の命を失ってしまったら、それこそ非難の嵐だろう。
 それに、爆弾が起動したら、その拘った高坂信彦(モロ師岡)も命を失ってしまうのだから、選択の余地はないだろう。
・理解不能な動機
 主犯の女の真の動機は、高坂を殺して、高坂を介護していた家政婦を手に入れるためというものだった。
 犯人の父親の面倒を見てもらいたかったが、「高坂さんを介護しないといけない」と断られたので、高坂が死ねば介護してもらえるという短絡的な思考。もうギャグと言うしかない。
 殺人を犯さなくとも、他に方法はあったと思うが……

 2話続けて不条理な犯人とその動機。脚本家が違うので、裏テーマ(不条理な動機)の指令でも出ているのであろうか?

第4話
 永沢の殉職という衝撃な展開と、用意された証言者によって誤った結論を導かされてしまうというのは、面白いとは思う。
 しかし、ドラマ冒頭で犯人の存在を見せてしまうのはどうなのか?
 12係(天樹を含む)の視点だけでストーリーを進めた方が、衝撃が強く、面白かったと思う

・不可解な永沢の行動
 回りくどい分かりにくい“トランプのメッセージ”を残すより、トランプにメモ書きを忍ばせておく方が確実だろう。
 まあ、それは目を瞑るとしても、犯人からの監視を感じていたのなら、それを回避するか、12係全員で対処した方が確実で安全だろう。

・検視官はいないのか?
 永沢は骨折しており、足首を強く握られた跡があった……検視官は一体何を見ていたのだろうか? 
コメント
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