日本の属するグループAは、オーストラリア(世界ランク2位)、フランス(世界ランク4位)、ブラジル(世界ランク7位)、トルコ(世界ランク10位タイ)、ベラルーシ(世界ランク10位タイ)、日本(世界ランク16位)。
日本チームは世界ランクは参加チームでは最下位、平均身長も日本は177㎝とやはり一番低い。とにかく、出場12か国で日本の次に低いチームでも182㎝なので、高さにおいては相当苦戦を強いられる。
しかし、今の日本は、低身長をカバーし得るテクニックやスピード、運動量を持っている。現に、今回の参加チームとは多少プレーの傾向が違うとは言え、中国や韓国を撃破して五輪出場を決めている。
初戦のベラルーシ(世界ランク10位タイ)は平均身長183㎝で、レイチャンカ・195㎝、ベラメイエンカ・192㎝らに自由に攻撃させると、苦しい戦いになる。また、WNBAで9年間活躍するガードのハーディング(ベラルーシに帰化)も要注意。
日本も今までの日本のセンタープレイヤーの枠を超えた渡嘉敷、運動能力やアシスト能力抜群のガードの吉田を中心に、他のメンバーも充実している。
6チーム中4チームが進出できる準々決勝進出は可能と考えられるが、ベラルーシには是非とも勝ちたい(初戦とでもあるし)。
ゲームは、終盤まで一進一退。相手を突き放す機会もともにあった。日本はその機会をミスで逃したのは残念だったが、得点差をつけられそうになった時に踏ん張ったのは評価できる。
77―73で白星発進。大きな勝利だ。
勝因はいくつかあるが、栗原の3Pシュートが良く決まったのが第一であろう。特に、点差をつけられそうなときの3Pシュートには救われた。また、後半開始早々、シュートクロックほとんどゼロで決めた3Pシュートも大きかった。
渡嘉敷は好守に活躍。国内とは違い、自分より高身長の相手は勝手が違うだろうが、WNBAでの経験が大きいようで、うまく対応していた。
吉田は彼女ならではのアシストパスを配給していたのは流石だが、無理に自らシュートに行く判断ミスが目立った。吉田と言えども、国内リーグとの身長さを見極めきれていないようだ。
その分、リバウンドでカバーしていた。あと、終盤のインターセプトは勝利を決めたと言っていいだろう。また、ハーディングに自由なプレーを許さなかったディフェンスも素晴らしかった。
ただ、ターンオーバーの後、ムキになってファールを犯すのはやめてほしい。ファールトラブル気味になってしまった。
吉田の代わりに入った町田もまずまずだった。彼女の頑張りもこの試合の勝利に貢献したが、彼女が機能すれば、今後の予選リーグでの展開が楽になる。
本川の難易度の高いドライブシュートも相手にプレッシャーを与えた。
間宮は今一つだったが、辛抱強く堅実なプレーをした。
間宮の代わりに入った高田もよかった。特に、苦しい場面でのミドルシュートには救われた。ぼーっとしているとしか見えない凡プレーは勘弁してほしいが。
全体のプレーとしては、スクリーンが動き過ぎで取られたファールが多かった。
ディフェンスは良く頑張っていたと思う。
一つだけ、許せないプレーがあった。
第4Q、残り1分20秒を切って、吉田→渡嘉敷→高田と渡り、シュートクロック残り4秒で、3Pラインで完全ノーマークの長岡がシュートを打たずに吉田にパスを回したプレイである。
吉田が完全フリーなら分かるが、マークに付かれており、ドライブでかわすスペースも時間もなかった。
そもそも、オフェンスが吉田からゴール下の渡嘉敷にパスを入れ、相手ディフェンスを収縮させて、キックアウトして高田、さらに、フリーの長岡に回したプレーだった。ここで打たないと意味がないという長岡へのパスだった。
「シュートを打たないのだったら、あそこにポジションするなよ」と言いたくなるようなプレーだった。(残り3分弱、66-65から決めた3Pは見事だったが)
【グループAの他の試合の結果】
フランス(世界ランク4位)55-39トルコ(世界ランク10T)
オーストラリア(世界ランク2位)84-66ブラジル(世界ランク7位)
日本チームは世界ランクは参加チームでは最下位、平均身長も日本は177㎝とやはり一番低い。とにかく、出場12か国で日本の次に低いチームでも182㎝なので、高さにおいては相当苦戦を強いられる。
しかし、今の日本は、低身長をカバーし得るテクニックやスピード、運動量を持っている。現に、今回の参加チームとは多少プレーの傾向が違うとは言え、中国や韓国を撃破して五輪出場を決めている。
初戦のベラルーシ(世界ランク10位タイ)は平均身長183㎝で、レイチャンカ・195㎝、ベラメイエンカ・192㎝らに自由に攻撃させると、苦しい戦いになる。また、WNBAで9年間活躍するガードのハーディング(ベラルーシに帰化)も要注意。
日本も今までの日本のセンタープレイヤーの枠を超えた渡嘉敷、運動能力やアシスト能力抜群のガードの吉田を中心に、他のメンバーも充実している。
6チーム中4チームが進出できる準々決勝進出は可能と考えられるが、ベラルーシには是非とも勝ちたい(初戦とでもあるし)。
ゲームは、終盤まで一進一退。相手を突き放す機会もともにあった。日本はその機会をミスで逃したのは残念だったが、得点差をつけられそうになった時に踏ん張ったのは評価できる。
77―73で白星発進。大きな勝利だ。
勝因はいくつかあるが、栗原の3Pシュートが良く決まったのが第一であろう。特に、点差をつけられそうなときの3Pシュートには救われた。また、後半開始早々、シュートクロックほとんどゼロで決めた3Pシュートも大きかった。
渡嘉敷は好守に活躍。国内とは違い、自分より高身長の相手は勝手が違うだろうが、WNBAでの経験が大きいようで、うまく対応していた。
吉田は彼女ならではのアシストパスを配給していたのは流石だが、無理に自らシュートに行く判断ミスが目立った。吉田と言えども、国内リーグとの身長さを見極めきれていないようだ。
その分、リバウンドでカバーしていた。あと、終盤のインターセプトは勝利を決めたと言っていいだろう。また、ハーディングに自由なプレーを許さなかったディフェンスも素晴らしかった。
ただ、ターンオーバーの後、ムキになってファールを犯すのはやめてほしい。ファールトラブル気味になってしまった。
吉田の代わりに入った町田もまずまずだった。彼女の頑張りもこの試合の勝利に貢献したが、彼女が機能すれば、今後の予選リーグでの展開が楽になる。
本川の難易度の高いドライブシュートも相手にプレッシャーを与えた。
間宮は今一つだったが、辛抱強く堅実なプレーをした。
間宮の代わりに入った高田もよかった。特に、苦しい場面でのミドルシュートには救われた。ぼーっとしているとしか見えない凡プレーは勘弁してほしいが。
全体のプレーとしては、スクリーンが動き過ぎで取られたファールが多かった。
ディフェンスは良く頑張っていたと思う。
一つだけ、許せないプレーがあった。
第4Q、残り1分20秒を切って、吉田→渡嘉敷→高田と渡り、シュートクロック残り4秒で、3Pラインで完全ノーマークの長岡がシュートを打たずに吉田にパスを回したプレイである。
吉田が完全フリーなら分かるが、マークに付かれており、ドライブでかわすスペースも時間もなかった。
そもそも、オフェンスが吉田からゴール下の渡嘉敷にパスを入れ、相手ディフェンスを収縮させて、キックアウトして高田、さらに、フリーの長岡に回したプレーだった。ここで打たないと意味がないという長岡へのパスだった。
「シュートを打たないのだったら、あそこにポジションするなよ」と言いたくなるようなプレーだった。(残り3分弱、66-65から決めた3Pは見事だったが)
【グループAの他の試合の結果】
フランス(世界ランク4位)55-39トルコ(世界ランク10T)
オーストラリア(世界ランク2位)84-66ブラジル(世界ランク7位)