既にテレビ・新聞・ネットなどで報じられた通り(非常にありがたく、嬉しい)、
昨日(6月4日)、第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王に勝利し、通算勝数1434勝を達成。大山康晴十五世名人の持つ最多勝数記録を更新し、歴代単独1位となった。
昨日は棋聖戦第1局も行われていたが、まったく見る余裕がなかった(精神的に)
ちなみに、豊島棋聖(名人・王位)は、前年度成績は35勝20敗(0.636)、今期は7勝0敗(7連勝中、直近10局は9勝1敗で、1敗は渡辺二冠に喫したもの)。
対する挑戦者の渡辺棋王・王将は、前年度成績は40勝10敗(0.800)、今期も6勝0敗(10連勝中)
まさに、“現・最強者”決定戦であり、第1局は好レベルの白熱の攻防だった……らしい(本日確認)
それはともかく、この通算最多勝利記録は長年の積み重ねによる記録で当然、一朝一夕では達成できない大記録ではあるが、負けたら御和算になってしまう性質ではないので、昨日敗れても、近いうちに達成はできるはずである。
しかし、先日の竜王戦1組3位決定戦で木村九段に敗れ(今期の竜王位復位がなくなったのは残念)、昨日敗れれば2度続けて大勢の報道陣に空振りをさせることになってしまう。
そうなると、その次の対局では更に重圧が掛かり……もし敗れると、更に……
それでも、数局後には大記録達成することは出来ると思うが、これでは、世間的にイメージが悪いし、棋士の羽生九段に対する信用度も低くなってしまう。
最悪に近いシナリオを描いてしまうのは私の悪い癖だが、昨日の対局相手は永瀬叡王。
3年前の棋聖戦では、永瀬六段(当時)の挑戦を退けてはいるものの、対戦成績は3勝7敗。これは初対局から4連敗が響いており、その後は3勝3敗ではあるが、直前の王位リーグ戦では完敗を喫しており、“羽生キラー”というイメージは払拭できていない。
竜王戦の対木村戦の内容も良くなかったので、昨日は気が気でなかった。
昨日の将棋は、永瀬叡王の攻めを見切って、きっちり受け切りの勝利。
まるで“羽生善治”のように強かった(笑)!
明日は、王位戦挑戦者決定戦。
王位挑戦の視点で捉えると、明日敗れると昨日の勝利も無駄になってしまう。
対戦相手は木村九段。竜王戦で敗れているという意味も合わせて、是非、勝ちたいところだ。
参考までに、
【日本将棋連盟サイトより】
通算勝数ベスト10(2019年6月4日対局分まで)
No. 棋士名 対局数 勝敗 勝率 持将棋
1 羽生善治九段 2027対局 1434勝 591敗 0.708 2
2 大山康晴十五世名人 2216対局 1433勝 781敗 0.647 2
3 加藤一二三九段 2505対局 1324勝1180敗 0.529 1
4 谷川浩司九段※ 2167対局 1318勝 846敗 0.609 3
5 中原誠十六世名人 2093対局 1308勝 782敗 0.626 3
6 内藤國雄九段 2132対局 1132勝1000敗 0.531 0
7 米長邦雄永世棋聖 1904対局 1103勝 800敗 0.580 1
8 有吉道夫九段 2090対局 1088勝1002敗 0.521 0
9 佐藤康光九段※ 1660対局 1032勝 628敗 0.622 0
10桐山清澄九段※ 1926対局 993勝 933敗 0.516 0
※谷川浩司九段、佐藤康光九段、桐山清澄九段の成績は、未公開の対局を除く
昨日(6月4日)、第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王に勝利し、通算勝数1434勝を達成。大山康晴十五世名人の持つ最多勝数記録を更新し、歴代単独1位となった。
昨日は棋聖戦第1局も行われていたが、まったく見る余裕がなかった(精神的に)
ちなみに、豊島棋聖(名人・王位)は、前年度成績は35勝20敗(0.636)、今期は7勝0敗(7連勝中、直近10局は9勝1敗で、1敗は渡辺二冠に喫したもの)。
対する挑戦者の渡辺棋王・王将は、前年度成績は40勝10敗(0.800)、今期も6勝0敗(10連勝中)
まさに、“現・最強者”決定戦であり、第1局は好レベルの白熱の攻防だった……らしい(本日確認)
それはともかく、この通算最多勝利記録は長年の積み重ねによる記録で当然、一朝一夕では達成できない大記録ではあるが、負けたら御和算になってしまう性質ではないので、昨日敗れても、近いうちに達成はできるはずである。
しかし、先日の竜王戦1組3位決定戦で木村九段に敗れ(今期の竜王位復位がなくなったのは残念)、昨日敗れれば2度続けて大勢の報道陣に空振りをさせることになってしまう。
そうなると、その次の対局では更に重圧が掛かり……もし敗れると、更に……
それでも、数局後には大記録達成することは出来ると思うが、これでは、世間的にイメージが悪いし、棋士の羽生九段に対する信用度も低くなってしまう。
最悪に近いシナリオを描いてしまうのは私の悪い癖だが、昨日の対局相手は永瀬叡王。
3年前の棋聖戦では、永瀬六段(当時)の挑戦を退けてはいるものの、対戦成績は3勝7敗。これは初対局から4連敗が響いており、その後は3勝3敗ではあるが、直前の王位リーグ戦では完敗を喫しており、“羽生キラー”というイメージは払拭できていない。
竜王戦の対木村戦の内容も良くなかったので、昨日は気が気でなかった。
昨日の将棋は、永瀬叡王の攻めを見切って、きっちり受け切りの勝利。
まるで“羽生善治”のように強かった(笑)!
明日は、王位戦挑戦者決定戦。
王位挑戦の視点で捉えると、明日敗れると昨日の勝利も無駄になってしまう。
対戦相手は木村九段。竜王戦で敗れているという意味も合わせて、是非、勝ちたいところだ。
参考までに、
【日本将棋連盟サイトより】
通算勝数ベスト10(2019年6月4日対局分まで)
No. 棋士名 対局数 勝敗 勝率 持将棋
1 羽生善治九段 2027対局 1434勝 591敗 0.708 2
2 大山康晴十五世名人 2216対局 1433勝 781敗 0.647 2
3 加藤一二三九段 2505対局 1324勝1180敗 0.529 1
4 谷川浩司九段※ 2167対局 1318勝 846敗 0.609 3
5 中原誠十六世名人 2093対局 1308勝 782敗 0.626 3
6 内藤國雄九段 2132対局 1132勝1000敗 0.531 0
7 米長邦雄永世棋聖 1904対局 1103勝 800敗 0.580 1
8 有吉道夫九段 2090対局 1088勝1002敗 0.521 0
9 佐藤康光九段※ 1660対局 1032勝 628敗 0.622 0
10桐山清澄九段※ 1926対局 993勝 933敗 0.516 0
※谷川浩司九段、佐藤康光九段、桐山清澄九段の成績は、未公開の対局を除く