英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2019年4~6月期ドラマ雑感

2019-06-25 20:39:55 | ドラマ・映画

 観たのは、『緊急取調室 3rd SEASON』、『ストロベリーナイト・サーガ』、『特捜9 season2』、『科捜研の女 Season 19』、『インハンド』。
 面白かった順に『インハンド』、『科捜研の女 Season 19』(1年間継続)、『緊急取調室 3rd SEASON』、『ストロベリーナイト・サーガ』、『特捜9 season2』だが、1位と2位は僅差で、3位はかなり離れ、さらにずっと遅れて4位と5位という状態。

『緊急取調室 3rd SEASON』第1話第2話第5話
 取調室がメインになるのがこのシリーズの私的なマイナス点。
 大杉さんが抜けて塚地さんが加入したが、やはりこれも戦力ダウン(塚地さんは好きですが)。(ここまでは4月21日記事「2019年4月ドラマ雑感」の使い回し)
 “後出しジャンケン”感が強かった第5話や、事件の設定(背景)に無理があった第7話(大久保佳代子出演回)、最終話(後日レビュー予定)など不満の残る回が散見した反面、第2話、第6話、第8話など面白い回もあった。
 最近の刑事ドラマは、チーム存続の危機を押し出すことが多いが、必要ないと思う。田中哲司さんは好きな俳優だが、天海祐希さんの相方的役としては物足りない。

 
『ストロベリーナイト・サーガ』第1話
 キャストを一新したが、若返りすぎ。特に姫川役の二階堂ふみさんが違和感ありすぎ。
 “そばに居るだけ感”が強かった菊田(亀梨和也)が姫川(二階堂ふみ)が恋愛感情を抱くエピソードや描写がほとんどないのに、最終話付近で恋愛要素を絡めても共感できない。このように、もっと描き込まなければならない要素やシーンを描かず、どうでもいい要素に重点を置くことが多く、独りよがりな脚本・演出が目立ち、ストーリにも厚みが感じられなかった。
 犯人を説得(説教・糾弾)するシーンがあったが、説得力を感じなかった。
 「右では殴らない」のタイトルの意味の≪壁を右手で殴って拳を痛めてしまい、調書(始末書)を書くのに苦労した≫という経験則を省いたのは駄目だろう。



『特捜9 season2』スペシャル第1話第2話第3話第4話第6話
 ここ数シーズン、脚本・キャストともに消耗を感じる。(スペシャル第1話の脚本は酷かった)
 渡瀬さんの穴が大きく、「浅輪(井ノ原快彦)の活躍+宗方(寺尾聰)」がそれを埋めきれていない。
 若手刑事・新藤(山田裕貴)のウザさもマイナス材料。(ここまで「2019年4月ドラマ雑感」の使い回し)

 3組のコンビが別捜査を行うのがこのドラマの特徴で長所だったが、脚本としては難易度が高く、未昇華なのもが多くなってきている。
 長期継続キャラが多く、消耗感が強い。津田寛治さんの痩せ型が心配。
 渡瀬恒彦さんのドラマでの収束を逃してしまった…

 
『科捜研の女 Season 19』
 『テレビ朝日開局60周年記念』として1年間放送されるので、レビューは無理(笑)。
 第1話は事件の真相は無理がありすぎだったが、“科警研の女”こと科学警察研究所の主任研究員・橘(檀れい)とマリコ(沢口靖子)が鑑定を巡り、火花バチバチに散らす戦いが面白かった。
 科学捜査の技術(道具)のレベルが高くなり、万能になりすぎた感があるが、科学捜査の面白さが感じられる。
 マリコの信念、あくなき真相究明、暴走っぷりに、他のメンバーの絡まれ方も絶妙(科捜研の他のメンバーや風丘先生(若村麻由美)が気の毒)
 第2話のバンクシーもどきの話で、犯人が逃亡の際、絵に描かれたドアを出口と勘違いして激突したという真相は面白すぎ!
 


『インハンド』
 寄生虫学者・紐倉(山下智久)、内閣官房サイエンス・メディカル対策室員・牧野(菜々緒)、お人好し医師・高家(濱田岳)の三者のキャラが良く、3人の掛け合いも面白い。室長・網野(光石研)など他のメンバーも個性的。

 第3話(観月ありさ・アンチエージングエピソード)と第6話(清原翔・ドーピングエピソード)などは疑問が大きかったが、命の尊厳などについてを毎回、天才寄生虫学者が冷静に語るシーンは説得力があった
 主要人物3人の掛け合いが絶妙だったが、それにとらわれることのないストーリーのテンポの良さも見事だった。
 最終エピソードは、功を焦った科学者たちが新型ウイルスを開発した動機は今一つ納得できなかったが、面白かった。
コメント (3)
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