エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

第20回四万十川ウルトラマラソン ~かなり私的な奮闘記①~

2014年11月01日 | 四万十川ウルトラマラソン~レポート



今回で6度目の出走です。

この3年で両親2人を病気で失い、遺品整理をしていて気が付いたことがある。

「家族で撮った写真が無い・・」

母は仕事が忙しくて家族で旅行など行けなかったし、父はそもそも写真嫌いだった。
姉と4人暮らしだったその昔の皆が揃った写真が無いのである。

現在我が家には高3の娘がいる。
彼女は進学志望で、来春確実にこの町を出て行くだろう。

【大好きな四万十ウルトラで家族写真を撮りたい】

これが今回の私の四万十川ウルトラマラソンのテーマとなった。

私はいつもの100kmの部、嫁は60kmの部(初出場)、
3人の子供達が待つゴールを目指して出発です。

それでは、かなり私的な「奮闘記」スタートします。

少し戻って「前日」からです・・

■大会前日■

お昼時を見計らって仕事を抜け出し、レース受付会場の安並体育館に向かう。

補助グラウンドは臨時駐車場。

まだ早いのか車の数も少なめ。

100kmの部は前日受付のみなので、今日だけで約1500人のランナー達がここに来るはず・・。
そう考えるだけで少し気持ちが高揚する。


会場体育館内にはブルーシートが敷かれ、土足で入れる。


受付を済ます。
黄色いジャンバーを着たボランティアの受付嬢は息子のクラスメート女子だった。
(地元なんで知り合いばっかり・・)

カメラクルーに狙われていた方もいた。

後のTV番組に出るランナーかな?

会場隅には地元の中学生達がペイントした石がたくさんテーブルに並んでいる。

お持ち帰りは自由。

みんな上手に描かれていて立派な記念品になっている。

小さな石の方が持ち運びに便利なのか人気だった。

記念に一つ頂く。

「みんなでゴール」のフレーズが心に響いた。

ランナー宛てのファックスがたくさん貼り付けられている。

こんな僻地にやってきたランナー達には、
友人からのFAX応援は勇気100倍だろう。

職場に戻り、袋の中身をチェック。

記念Tシャツ、カップヌードル、カップ麺、バッヂ・・
高額なエントリー代金の割には残念な感じ。

夕方になり、早めに営業終了。
翌日の臨時休業の張り紙を窓に貼る。
窓の外はランナー達を乗せた大型バスが行き交う。

トイレの神様に敬意を表しトイレ掃除をする。
去年のレースでは終盤の嘔吐下痢により、最終関門でリタイアだった。

外に出ると、足元にいたカナブンが仰向けになりもがいていた。
普段は気にもならないが、優しく起こしてやる。

カナブンは「黄金色」に輝いていて、何とも綺麗だった・・。

夜になり夕食を頂く。
我が家恒例の前夜のビタミンB1摂取シリーズ。
今回は豚丼だった。
仕事から帰ってきた嫁が大慌てで作ってくれた。

前夜祭には行かない。
ただでさえ「少ない」と云われる食事は県外のランナー達に食べてほしい。

早めに風呂に入り、準備に取り掛かる。
レーシングチップ装着。ゼッケンを張る。
手の甲に子供達からの応援メッセージを書いてもらう。

レース後半に励まされること間違いない。

少しだけ酒を飲んで眠気を誘い、早めの就寝。
さあ、明日は頑張らねば・・

~つづく~

コメント
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