エルソル飛脚ブログ ~Run 4 Fun~

四万十川周辺をチョロチョロしている飛脚の記録です。

クロモジの楊枝

2017年02月10日 | 創作

ここ最近、山を駆けずり回っていたのには訳がある。

山の景色を楽しむのと同時に「探し物」もあったのだ。

亡き親父が昔メジロを飼っていた。(今現在、野鳥は捕獲禁止)

竹で作られた鳥かごは「コバン」といって、親父もせっせと自分で作っていた。

かごの中には2本の止まり木が通してある。

大体はナンテンの木の枝を使うらしいが、

こだわりな親父連中は「くろもんじゅ」の木の枝を使う。

「くろもんじゅ」は鳥の爪を傷つけないのだそうだ。

「くろもんじゅ」・・・、正式名称は【クロモジ】。

クロモジは高級和菓子の楊枝で使われるようで、

特徴はアロマのような木の香り。

アロマの香りは上品で、和菓子を口に運ぶ際に楊枝の香りも楽しめるということらしい。

気になって探し求めて、先日やっと見つけることができた。

「クロモジ」


枝は真っ直ぐで若い枝は黄緑色〜暗緑色、斑点がまだらに入る。


冬芽、春には黄色い花を咲かせる。


イノシシもいるようなところです。


少し枝を頂戴してきました。


早速、創作です。


鋸で大きさを整え、ナタで芯を外します。

ここからはひたすら小刀です。


木は柔らかいので削るのも苦労しません。

何より削る際の「いい香り」に癒されます。

ジャジャーン!!完成です。(マイ箸・楊枝)


素人にしてはいい感じでしょう(笑)。

和菓子に添えてみました。


削ったチップはお茶パックなどに詰め、加湿器の水に浮かべてアロマを楽しみます。


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