漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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おなかの風邪

2008-01-16 | 漢方的話題
おなかの風邪がずいぶん流行っているようです。
下痢や嘔吐は体力を奪われるので、普段の生活でがっちり予防し元気に新年をスタートしてください。
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☆ 。* 。☆ 【目次】 ☆ 。* 。☆
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1)感染性胃腸炎、インフルエンザの流行状況
2)おなかの風邪のおもな症状
3)対策:おなかの風邪にかかったら
4)予防:胃腸を元気に
5)編集後記:花粉症もそろそろ
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■全国の感染性胃腸炎、インフルエンザの流行状況
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冬場の感染性胃腸炎はノロウイルス、ロタウイルス、サポウイルスなどウイルスによるものが多いそうです。

ノロウイルス感染(国立感染研究所 感染症情報センター)
ノロウイルスQ&A
感染性胃腸炎の全国推移
愛媛県感染性胃腸炎流行について
新宿区:冬季に流行する感染性胃腸炎・ノロウイルスについて
新宿区流行情報
インフルエンザ流行レベルマップ(国立感染研究所 感染症情報センター)
高病原性鳥インフルエンザ

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■おなかの風邪のおもな症状
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主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。
通常、これらの症状が1~2日続いた後、治りますが、胃腸がダメージを受けると体力的な回復は長引きがちです。
感染しても吐き気や食欲不振程度で終わったり、風邪のような症状が軽く出現して治ってしまうこともあります。
要は、体力しだい。ウイルスだからといってむやみに恐れることはありません。

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■対策:おなかの風邪にかかったら
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・下痢止めは使わず、ある程度は出し切ったほうがよいでしょう。

・水分補給:小児やお年寄りなど体力が弱い方の場合は、下痢や嘔吐により脱水症状に陥ることがあるのでスポーツ飲料などで水分補給を心がけてください。

・充分に手を洗い、糞便や嘔吐物による感染を広げないようにします。殺菌については、塩素系(次亜塩素酸ナトリウム)のものを用いるか充分過熱処理する方法がよいそうです。

・火を通した食材をよく噛んで食べましょう。

◆漢方的対策

・潤い補給:(下痢嘔吐時の脱水症状改善に)
「麦味参顆粒」をぬるま湯などに溶かして飲むのがおすすめ。
麦味参顆粒の構成成分は、麦門冬が潤いを補い、人参が胃腸を温め働きを整え、五味子は胃腸を引き締めてシャキッとさせてくれます。
参照)麦味参顆粒


・下痢対策:
少々寒気がしておなかがすっきりしない場合は、「勝湿顆粒」(かっ香正気散)で胃腸を温めて動きを整えると落ち着きが早いでしょう。
参照)勝湿顆粒(冷房などで起こる夏の風邪によく用いられますが)

はげしい下痢で熱感があるときは、五行草茶もいいでしょう。

・吐き気対策:
おなかの風邪が治ったあとも食欲不振や、むかつきが続くことがあります。
「香蘇散」に含まれる香り成分が、胃腸のつかえを開放して軽くしてくれます。

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■予防
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・うがい手洗いをしっかり。
のど際対策、重要です。
ウイルスの侵入をブロック

・胃腸の調子が変だなとか、ちょっと弱り気味だなと思ったら、まず生もの(さしみなど)は避けたほうがよいでしょう。
・できるだけ我が家の作りたて料理を食べましょう。
・体の保温に心がけ、早めに休み疲労を解消しておきましょう。
・正月休みから抜け出て規則正しい生活にもどしましょう。

粘膜強化と胃腸の保温に衛益顆粒
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(編集後記)花粉症もそろそろですね。
協和発酵花粉症ナビ
花粉症予防および対策も粘膜強化が大切です。
花粉症も体力勝負