漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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不妊症の体質を漢方養生で改善する意義

2012-05-12 | 子宝・妊娠体質つくり
日曜日の読売新聞に全国の不妊症専門クリニックの
妊娠陽性数などが一覧掲載されていましたが、
体外受精や顕微授精による妊娠陽性数のあまりの少なさをみて、
体外受精や顕微授精がけっして最良の解決策ではないことを痛感しました。

おまけに陽性反応が出た(その時点で成功件数として数えられる)としても
途中で受精卵の成長が止まり、流産に終わるケースは実はとても多い。
もともと妊娠しにくい体質の場合はこの割合はもっと高くなるでしょう。
無事に出産にたどり着いた件数はこのデータよりずっと少ないことになるのです。



ボロボロの体調のままホルモン治療を続けるより、
漢方やふだんの生活養生で妊娠しやすい体質に改善し、ホルモン剤にしっかり
反応できる体力を養っておくことは大切だと思います。
実際、不妊治療に力尽きて駆け込み寺のつもりで漢方対策を始めたら受精卵のランクがどんどん上がったということはよくあります。

冷え性、生理不順、流産癖がある、婦人科の手術をしたことがある、
生理痛がひどい、生理がすっきり終わらない、不正出血がある、年齢が高い、
高温期がきれいにできない、排卵促進剤に対する反応が悪くなってきた、
ホルモン治療をするとかえって基礎体温が乱れる、遺残卵胞ができやすいeTc.
思い当たることがあったら、ホルモン治療に突っ走るのではなく、一息いれて
漢方養生をしてみると良いでしょう。


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