漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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春の頭痛やめまいなど上半身の症状・釣藤散考

2016-03-08 | 漢方的話題
このごろ頭痛やめまいを訴える人が増えました。
冷え性の人でも首から上が熱く感じる(のぼせ)こともあり、眼も充血や熱感を覚えたりします。
おまけにだるくて朝から起きるのもつらく、気候に体がついていかないようです。
このような状態に陥るのは、もともと脾気虚で陰血不足の人が多いです。

内風症状と考えられる場合、治風剤の釣藤散がなかなかよく効いてくれます。
長い間悩んでいた激しい片頭痛症の人も、陰血を補う処方と共に釣藤散を用いて、頭痛薬の服用が減りしかも軽い頭痛薬でも効いてくれるようになりました。

※体質は人それぞれですので、来局時によくご相談ください。

内風とは
身中陽気の変化であり、熱盛により肝陽が亢盛になって化風したり、陰血不足のために肝陽偏亢になって動風を生じるもので、肝陽の偏亢に続発してひきおこされる「風うちより生ず」の病変である。

頭と言えば、このユニークなモヒカンの後ろ頭はだ~れ?

カンムリカイツブリ。プカプカ波にゆれて眠っています

ふつう鳥は首をひねって後ろ向きにくちばしを羽の中に入れるのに、あの長い首はどうなっているのでしょうか
お、起きてくれました~前を向いたまま長い首をたたむのですね
そしてすぐにまたさっきの態勢で寝てしまいました


春は鳥もけだるいのかな。谷津干潟で。


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