漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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菊とクコを入れた旬な漢方薬

2019-11-12 | 薬草・生薬

菊花をいただいた。今日は酢の物にして食べよう。このところ夜読書のせいか頭痛もするので。

菊花は、疏散風熱 明目 平肝陽
つまり風熱の頭痛や発熱のどの痛みや、目の充血や張れ痛み 肝陽上亢のめまいやふらつき頭痛、頭が張るなどによい

漢方薬としては、杞菊地黄丸、釣藤散に含まれる

その杞菊地黄丸には、クコの実も含まれている

(写真はクコの花)

枸杞子は補益作用(滋補肝腎 明目 潤肺)

杞菊地黄丸は、六味丸に肝を収める菊花と枸杞子を加えて補肝腎作用をもつ
肝腎は一年中補うことが必要だが、菊花と枸杞子が配合されているので杞菊地黄丸はまさに旬の漢方薬ですね。

目が疲れたときはすぐ食べる蝋皮丸。杞菊地黄丸にはこのほか小粒や顆粒もある

肝腎は目と耳。目と耳の衰えを感じたら杞菊地黄丸だ。

そして女性の本は肝なので、女性の老化対策は補肝腎は必須です。

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