アトピー性皮膚炎が受験期に入って悪化したとか、やっと就職したのに
人間関係のストレスで悪化したなどという話を耳にすることがありますが、
一概に精神的ストレスだけが原因とは限らないようです。
体内時計とずれた生活が問題かも・・・
漢方の考え方の中にも、
子の刻(ねのこく23~1時)と午の刻(うまのこく11~13時)には
気血陰陽が流注する(『子午流注(しごるちゅう)』)というものがあります。
子の刻には陰が最も盛んとなり、陽はこの時間から生→長→収→蔵と変化を始めます。
午の刻はこの逆のバランスです。
したがって
子の刻にはしっかり寝ていて日中の疲れを回復するように努め、
午の刻には昼食後少々昼寝をするなどリラックスして自律神経を整えるとよいでしょう。
しかしたとえば
子の刻にまだ起きていて面倒な仕事をしていたり、
食べ物を食べて胃腸を動かしたりすると、
肝の陰血が充実せずやがて肝血虚に陥り、その影響で皮膚も潤わず、
アトピー体質の人は治りにくくなることがあります。
実際体内では、夜21~3時くらいの間はヒスタミンや抗原に対する
感受性が増大したり、リンパ球が増えたり血中に成長ホルモンが増えたりします。
そのため10時半くらいからはしっかり寝て、体内の反応を妨げないことが大切です。
またこの時間帯は皮膚のかゆみが増しやすいので、夜の入浴や食事など
刺激になることは、早めに済ますほうが良いでしょう。
(体内時計にみるシステム生物学・日経サイエンス2007年7月号)
体の中にはさまざまな生理現象がほぼ24時間周期のリズムをもって発現しています。
これは遺伝子レベルでの体内時計(時計遺伝子)に基づくもので、これを持っているのは、哺乳類はもちろん昆虫からおそらく線虫にまでさかのぼれるといいます。
それくらい生き物は地球のサイクルに則って生きているといえるでしょう。
体調が良くないとき、生活サイクルが自然の流れに逆らってはいないか見直してみてください。
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一概に精神的ストレスだけが原因とは限らないようです。
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気血陰陽が流注する(『子午流注(しごるちゅう)』)というものがあります。
子の刻には陰が最も盛んとなり、陽はこの時間から生→長→収→蔵と変化を始めます。
午の刻はこの逆のバランスです。
したがって
子の刻にはしっかり寝ていて日中の疲れを回復するように努め、
午の刻には昼食後少々昼寝をするなどリラックスして自律神経を整えるとよいでしょう。
しかしたとえば
子の刻にまだ起きていて面倒な仕事をしていたり、
食べ物を食べて胃腸を動かしたりすると、
肝の陰血が充実せずやがて肝血虚に陥り、その影響で皮膚も潤わず、
アトピー体質の人は治りにくくなることがあります。
実際体内では、夜21~3時くらいの間はヒスタミンや抗原に対する
感受性が増大したり、リンパ球が増えたり血中に成長ホルモンが増えたりします。
そのため10時半くらいからはしっかり寝て、体内の反応を妨げないことが大切です。
またこの時間帯は皮膚のかゆみが増しやすいので、夜の入浴や食事など
刺激になることは、早めに済ますほうが良いでしょう。
(体内時計にみるシステム生物学・日経サイエンス2007年7月号)
体の中にはさまざまな生理現象がほぼ24時間周期のリズムをもって発現しています。
これは遺伝子レベルでの体内時計(時計遺伝子)に基づくもので、これを持っているのは、哺乳類はもちろん昆虫からおそらく線虫にまでさかのぼれるといいます。
それくらい生き物は地球のサイクルに則って生きているといえるでしょう。
体調が良くないとき、生活サイクルが自然の流れに逆らってはいないか見直してみてください。
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今年から、週末だけ大学の社会人講座に通う事になって、
頭がまわらないと行けないと思って、生活時間を1時間くり上げました。
でも、夜はどうも早く寝られなくて、結果、寝不足気味に。
長い時間を続けて寝る、睡眠力の低下も感じます。
でも夜早く寝る事で、皮膚の痒みが軽減されるなら、例え更に早朝に目覚めてしまったとしても、これは試してみたいです。
いい情報、いただきました。ありがとうございます。
体内時計については、現在の薬剤学分野では投与時間を検討するやり方も研究されています。
それにしてもつくづく、地球に乗っかって生きてるんだなあと思います。
これに逆らうなんてとんでもないストレスですよ、きっと。