漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

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夏はウリ科の食材。冷房と冷蔵庫に注意

2023-07-08 | 夏の養生法
小暑に入り夏の風が熱を運んでくるようになりました。
ノカンゾウの橙色がまぶしく

トウネズミモチの白さが清涼感を与えてくれます。

そしてウリ類が旬です。キュウリ、トウガン、ゴーヤ、ズッキーニなど。
そしてカボチャは夏が旬ではありませんが、これもウリ科です。
これらの働きを調べてみました。

トウガン :清熱解毒・利尿、生津止渇
キュウリ :清熱解毒・利水消腫・潤膚美容
ゴーヤ  :清暑止渇・清肝明目
ズッキーニ:清熱生津・潤肺止渇、消腫散結・利水通淋
カボチャ :補気健脾
(参考・薬膳素材辞典)

夏が旬のウリ類は、ほてりを冷まし、むくみなど無駄な湿を取り去り、体に潤いを与えてくれ、そして秋以降に旬を迎えるカボチャは体を温め胃腸を整えて元気を補うのです。
自然はすごいですね。
季節に逆らわない暮らしをしていれば、体は元気でいられるのです。

しかし現代は一つ問題が・・・
それは冷房と冷蔵庫です。
冷房で冷えすぎるのと、外気との温度差で体調を崩してしまうのです。
なので、より慎重に食材を選ぶことが必要になります。
カボチャなど体を温める食材をうまく取り入れて、内臓を温めることが必要です。
そして、体温より冷たいものを体に入れないようにして、内臓を冷やさないことですね。

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