前半のジャブがじわじわ効いて、後半ぐわっと感動が深まる。
まさに、泣かせる映画の王道。
手紙の行き来を重ねるうちに、だんだんと武島直貴の、
兄に対する気持ちが変化していく。
刑務所から次々と送られてくる兄の手紙に息苦しさを感じ、
うっとうしくなる。
「お前のせいで・・・」
観るほうもほとんど彼と気持ちが同調してたんじゃないだろうか。
兄から逃げてしまいたい。
差別される世間から消えてどこか遠くに行ってしまいたい。
それを支えた職場の同僚の女性(沢尻エリカ)。
包容力ありすぎじゃない?
かっこ良すぎじゃない?
だけど彼女には彼女の手紙に対する思い入れがあったんだ。
そして後半へどんどん盛り上がっていく。
「逃げちゃいけない」
「ここからはじめるんだ」という家電会社の会長の言葉。
差別は当たり前。
危険なものから距離をおきたいと思うのは、当然なんだ。
「もう終わりにしようと思う」
母親を殺された息子が言い切るシーン。
その言葉をもらった武島直貴が、こらえきれずに声を上げて泣いた。
それまでたくさん惨めなことがあって、声を震わせはしても絶対涙を
流さなかった彼が・・・
「それでも兄ですから・・・血のつながった兄ですから」
兄のいる刑務所での漫才のシーン。
直貴が「兄貴を捨てる」という手紙を兄に送った後のこの言葉。
兄の拝む姿。
罪を償うとは実際どういうことか。
本人は、そしてその家族は・・・そして人とのつながりの大切さ。
深く考えさせられました。
脇を支えるベテラン俳優たちがいい。
エリカちゃん、ちょっと飛んでる感じがしたけど、なかなか
やっぱり存在感のある女優ですね。
★★★★☆
監督 生野慈朗
脚本 安倍照雄 清水友佳子
原作 東野圭吾
出演 山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之
吹越満 風間杜夫 杉浦直樹
まさに、泣かせる映画の王道。
手紙の行き来を重ねるうちに、だんだんと武島直貴の、
兄に対する気持ちが変化していく。
刑務所から次々と送られてくる兄の手紙に息苦しさを感じ、
うっとうしくなる。
「お前のせいで・・・」
観るほうもほとんど彼と気持ちが同調してたんじゃないだろうか。
兄から逃げてしまいたい。
差別される世間から消えてどこか遠くに行ってしまいたい。
それを支えた職場の同僚の女性(沢尻エリカ)。
包容力ありすぎじゃない?
かっこ良すぎじゃない?
だけど彼女には彼女の手紙に対する思い入れがあったんだ。
そして後半へどんどん盛り上がっていく。
「逃げちゃいけない」
「ここからはじめるんだ」という家電会社の会長の言葉。
差別は当たり前。
危険なものから距離をおきたいと思うのは、当然なんだ。
「もう終わりにしようと思う」
母親を殺された息子が言い切るシーン。
その言葉をもらった武島直貴が、こらえきれずに声を上げて泣いた。
それまでたくさん惨めなことがあって、声を震わせはしても絶対涙を
流さなかった彼が・・・
「それでも兄ですから・・・血のつながった兄ですから」
兄のいる刑務所での漫才のシーン。
直貴が「兄貴を捨てる」という手紙を兄に送った後のこの言葉。
兄の拝む姿。
罪を償うとは実際どういうことか。
本人は、そしてその家族は・・・そして人とのつながりの大切さ。
深く考えさせられました。
脇を支えるベテラン俳優たちがいい。
エリカちゃん、ちょっと飛んでる感じがしたけど、なかなか
やっぱり存在感のある女優ですね。
★★★★☆
監督 生野慈朗
脚本 安倍照雄 清水友佳子
原作 東野圭吾
出演 山田孝之 玉山鉄二 沢尻エリカ 吹石一恵 尾上寛之
吹越満 風間杜夫 杉浦直樹
この間、「虹の女神」とどっちを見るか悩んだんですが、レンタル始まったら是非観てみようと思います。
沢尻エリカちゃんは1リットルの涙からファンですし(o^-^o)
これからも注目していきたい女優さんです。
表面的な関係が多くなってたな、と自分の人間関係を考えてしまいました。
それでも同一民族の日本は、あいまいにしていて結構気楽です。
その点、多種民族が暮らしている国では、それこそ「差別は当然」なので、押しが強く自己表現し続けなければ自分の居場所がなくなってしまうような環境なのでしょうね。