体の水分の多くは筋肉細胞の中にあり脂肪にはほとんど存在しません。
だから太っていても筋肉が少ない人は水分ストックも少ないわけです。
そして加齢とともに筋肉量が減るので、季節にかかわらず高齢者は慢性的に脱水傾向にあります。
利尿剤など服用しているとなおさらです。
脱水症状というと水を飲めばと思いがちですが、
水だけ飲んでも「潤い」つまり代謝に役立つものが補われず、水中毒になってしまうこともあります。
脱水症状の表れとして、筋肉では、筋肉痛やしびれ、麻痺、こむらがえり、脳では、立ちくらみや頭痛、集中力低下、消化器ではムカムカ、食欲低下などが起こりやすいといわれますが、これらの症状は単に水の不足だけではないですね。
クリデンシャル2019/No.130脱水症状を理解する(神奈川県済生会横浜市東部病院患者支援センター長 谷口英喜氏監修記事より
中医学で、このような潤い不足状態を陰虚といい、潤いと元気を補う漢方薬で対策できます。
たとえば、麦味参顆粒は麦門冬、人参、五味子と三種類の生薬ですが、
根のもの、実のものが配合され、そのおかげか素早く症状が改善されます。
スポーツ飲料に混ぜて、こまめに飲むことをお勧めします。
食事の不摂生や睡眠不足も即影響します。
よく運動して筋肉を養うとともに、バランスの良い食事を心がけ、野菜や果物を摂り、充分な睡眠で疲労をため込まない養生が必須です。
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