カシラダカ(頭高)というユーラシア大陸からカムチャツカ半島や朝鮮半島伝いに海を越えて日本に渡ってくる冬鳥のひとつ。
スズメくらいの小さな鳥です。真っ白なお腹とモヒカン頭が特徴。
10年近く前なら、スズメかカシラダカかというほど冬の枯れ木に群れていたのに年々激減していました。
それが何年ぶりだろう。前の日曜日の散歩中に50羽以上の群れを目撃しました。
こちらはメスかな?
今年は、北海道、東北方面の天候が荒れているのと、木の実が少ないのとが影響して、関東以南へ到来する冬鳥が多いのではないかとのうわさもあるけど、定かではありません。
タヒバリも今年は多いみたい。
これも冬鳥、シロハラです。
毎度ながら、こんなに小さな鳥が海を越えて飛翔し移動する力強さに心が震えます。それでも途中で事故にあって命を落とすものもいるでしょうね。
自分がもしも死んだときには迷惑をかけたくないなあと、年を重ねるごとに断捨離しなきゃと考えるようになりました。
鳥は持つものがなくていいよね、と思ったのだけど、
鳥が暮らすには豊かな自然が必要。餌となる木の実とか昆虫とか。
それが人の暮らしのために壊され続けているのが今。
人の定めた国境なんて飛び越えて、それを求めて移動する、住まいは地球。
鳥の財産は地球そのものなのですね。
そして、それを守るために何とか働けそうなのは人間でしょう。
自然を観察するって、よりよく人間を生きることをわからせてくれるなあと感じます。
人間のことばっかり考えていると大事なことを見落とすんじゃないかな。