漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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漢方で不妊症克服・流産経験を乗り越えて

2012-02-11 | 子宝・妊娠体質つくり
結婚9年目にして妊娠した30代後半女性の不妊克服漢方対策。

2度の初期流産を経験。気持ちを整理して再び不妊クリニックに通い始めたところで当薬局にも来局された。

「血お」症状が強かったので理気活血対策からスタート。
やはりチョコレート嚢腫が判明しクリニックではホルモン治療で生理を
半年止めることになったが、その間もずっと理気活血の漢方を継続。

その半年後、経過は順調ですぐに生理周期が復活し、
クリニックではさっそくクロミッド服用でタイミング開始。
それならと、漢方対策も即、漢方周期調節法に突入。
流産経験があるので活血剤を2種類使い分け、補血、補腎もしっかり行う。

1周期目からなかなか調子が良い。
以前は、高温期の途中で体温が下がり気味だったが、
補腎剤が効いているのか、しっかり台形をキープしている。

2周期目
基礎体温は13日目に底を打ち翌日から高温期がっちり14日間キープ。

3周期目
排卵は前回と同じペース。
高温期では着床するころにさらに体温が高くなって、すんなり陽性反応。

とは言ってもここからがドキドキです。過去の記憶が頭の中に広がる。
でも不安な思いをよそにつわりがじゃんじゃん! 勢いよく成長している証拠だ。
ということで無事安定期に入りやっと素直に喜びあった。

ツルで縛られてるけど絶妙のバランスで共存している木々

7、8週で流産という場合、多くは受精卵の遺伝子的問題なので、
漢方対策としては血流改善と、より元気な卵子を作れる体力づくりが大切だ。
そしてクロミッドなどにしっかり対応できる体力も。
それにはある程度の期間が必要だけど、
今回こんなにスムーズに成功したのは、漢方周期調節法に入る前の9か月間
しっかり理気活血剤を続けていたことによるものかと思う。
これまでの結婚年数を思うと生理を半年止めて待つというのは焦りもあったと思うけど、
彼女はいつも漢方を飲むことを結構楽しんでくれていた。

キュウ帰調血飲第一加減、爽月宝、田七、婦宝当帰膠、参茸丸などを処方しました。


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