冬は「腎」を養う季節。
「腎」=「生命力」、冬を上手に過ごすことは生涯において大切なことです。
腎が弱っていることを「腎虚」といい、生命力、免疫力、自然治癒力が低下し、精力減退、足腰のだるさ、疲れやすい、病気になりやすい、骨や歯がもろい、健忘、耳鳴り、難聴などの症状が気になるようになります。
腎を補う漢方薬(補腎剤)で日本でポピュラーなものは、六味丸とそれに加味した八味地黄丸、杞菊地黄丸、麦味地黄丸(八仙丸)、知柏地黄丸(瀉火補腎丸)があります。
目立った症状がなくても、特に壮年老年代の人は、冬だけでも漢方薬「補腎剤」を活用して養生するとよいでしょう。
どれを飲むかについては、体質が大まかに2つ(陽虚、陰虚)あるので、
自身がどちらのタイプか知っておくといいですね。
陽虚:(温める力が不足している)冷え、寒がり、むくみ、夜間頻尿
陰虚:(潤いが不足して熱がこもりやすい)手足のほてり、のぼせ、寝汗、イライラ、不眠、目が渇く
ただし、年齢とともに腎精は不足気味になるので、動物薬も欲しいのですが、
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筆頭は、スッポンと鹿の角です。なかなか食事で補うのが難しいところです。