漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

26-1

2014-06-22 14:53:51 | 本試験
 26-1 の受検を終えて帰宅しました。


 難しかった~!!



 そう思ったのが私だけでないことを祈りつつ、ぼつぼつ振り返ります。。。

【礪】 と 【(がんだれ+萬)】

2014-06-14 20:54:53 | 四字熟語
 きょうは四字熟語の復習をしていますが、熟語に含まれる 【礪】 と  がいつもどちらだかわからなくなります。「漢検 四字熟語辞典」から、具体的にあげてみましょう。かっこ内は掲載ページです。



1 【砥礪切磋】  (266)
 学問や品性をはげみ修養して大成を期すること。

2 【鏃礪括羽】  (313)
 学識を磨いて、世に役立つ人材になること。過去問では、21-2 、23-3 で出題。



3 【深浅掲】  (275)
 その場の状況に応じて適切な処理をすること。25-2 で出たばかりですね。それ以前では、20-2 でも出ています

4 【帯之誓】  (321)
 功臣の家は末永く絶やさせないという約束。

5 【発揚蹈  (389)
 手足をあげ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。


 【礪】 は「みがく」意。
  は、同じく「みがく」意の他に、「はげしい」「はげむ」「わざわい」といった意味があるようです。4は「みがく(といし)」、5は「はげしい」意で使われていますね。3は、「高くあげる」意とのことですが、「漢検 漢字辞典」にはその意味は出てないですね。

 こうして並べて見ると、1・2はそのままストレートに「みがく」意で 【礪】 、それ以外が  ですから、さして紛らわしくもないですね。全部書き出してみたことがなかったので明確に認識できずにいたようです。これでもう大丈夫かな?


(  は、島根県立大学e漢字フォント  の漢字フォントを使用させていただきました。)

受検票

2014-06-13 19:19:49 | 雑記
 帰宅すると、受検票が届いていました。



 受験番号は1番。ここにも書きましたが、申し込み開始日(3/1)の午前0:05に申し込み完了したので、そりゃそうですよね。(笑)

 会場は1年前に不合格となった時と同じで、実はその時も「1番」でした。験が悪いと言えば悪いですが、まさにリベンジということですね。今週、忙しくて余り勉強できなかったので、この週末は頑張りたいです。

あと10日

2014-06-12 21:36:37 | 雑記
 本試験まであとちょうど10日ですね。漢検HPには、受検票を発送したとのアップもありました。

 あたらしもの好きで復習嫌い(苦笑)の私も、さすがに未知のものに手を出している場合ではありません。これからの毎日を只管確認と復習に当てて当日を迎えたいと思いますが、今回は特に自分のブログを最初から通読しようと思っています。偉そうに初めての合格のためにだの模擬試験だのとアップしておいて、自分で書いた問題が本試験で出たのに間違えた、なんてことだけは避けたいですからね。今回の目標は、前回掲げた「過去問を落とさない」に、「自分のブログにある問題を落とさない」を加えて、何とかこれを実践したいと思います。そして何よりも、「年度第1回検定の初合格」。合格すれば、節目の5回目にもなりますし、必勝を期します。

 6/22に各級を受検する皆さん、一緒に頑張りましょう!

部品の位置を変えた別字

2014-06-07 11:47:48 | 雑記
 同じ部品(構成要素)の位置を変えると別字になる組み合わせがいくつかありますね。こういうことも、私が漢字は面白いと感じることの一つなのですが、この関連で誤答してしまったこともあるので、しっかり把握しておきたいと思います。

(かっこ内の数字は、「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページです。また、画像で表示している漢字は、島根県立大学e漢字フォント  の漢字フォントを使用させていただきました。ありがとうございました。)



 【杳】  (1510)

音 : ヨウ
訓 : くら・い  はる・か

 本試験でも、 【杳として】 【杳然】 が音読みで、 【杳渺/杳か】 が熟語の読み・一字訓読みで出題されています。「辞典」の見出し語である 【杳杳】 は、同音異議の熟語が 【夭夭】 【漾漾】 【雍雍】 などたくさんありますので、(二)の同音異義語の書き取りにそのうち出そうな気がします。

 【杲】  (484)

音 : コウ
訓 : あき・らか

 本試験では、【杲乎】 の音読みが 23-2 で出題されています。【杳】 とは、「木」と「日」の上下が入れ替わっているだけですが、特に紛らわしいということもなく、【杳】 は「ヨウ」、【杲】 は「コウ」と、比較的すんなり読めるのが不思議です。




 【旱】  (222)

音 : カン
訓 : ひでり

 【旱魃】 は書き取りで必修ですね。もっとも、【干】 で書き替え可ですので、【旱】 を書ける必要はないですが。。。

   (222)

音 : カン
訓 : く・れる  おそ・い

 25-2 の四字熟語で 【宵衣食】 が出され、私は 【旱】 と書いてしまって誤答になりました。悔しかったなぁ。




 【暉】 (275)

音 : キ
訓 : ひかり  かがや・く

 【落暉】 は 【仄日】 の類義語として重要。四字熟語 【寸草春暉】 も出題されたことがあります。

 【暈】 (81) 

音 : ウン
訓 : かさ  ぼか・す  くま

 同じ部品でできているのに、意味は正反対に近いですね。どうしてなんだろう??
 【眩暈】 【月に暈がかかる】 の書き取りが過去問にあり。「ぼか・す」 「くま」 の訓も要注意な気がします。



 ここに書いた3組、全部部首が「日」ですが、他の部首の漢字にもこうした組み合わせがあるでしょうか。気づいたらまたアップします。
 そう言えば以前、左右反対に書いても良い漢字の多くは部首が「鳥」だと書きましたが、特定の部首の漢字にこうした特徴があるのもまたおもしろいですね。漢字の成り立ちを調べていけば、このようなことが起きる所以なども、何かわかることがあるのかもしれませんね。