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法を作り、法を犯す国

昨日、今日と親戚の葬儀の為、元実家のあった生まれ故郷へ2往復してきた。



故人の隣宅が中学の同級生宅、そして同じ町内会にももう一人同級生がいて
共にお手伝いに来てくれていて、約30年ぶりの再会だった。

面影は当時のままで、あっという間に思いは30年前へ。

でも、こんなことでしか会えない状況がやや寂しくもある。




そんな思いにふけっていても、嫌なことは続く。

今朝は今日の告別式の為、時間に余裕を持ちつつ早めに出発。

昨日の通夜へは約1時間半で現地に着いたが、10時の開式であったものの
7時半には自宅を出て、ゆったりのんびり車を走らせていると、30分程走った
地点で、目の前に突然旗を持ったコマワリくん、いやお巡りさんが現れる。

横道に導かれ、

「運転手さん、ちょっとスピードが出ていたみたいですね。」

「はあぁ~~~~~~~~~!」


なんでも、いわゆるねずみ取り、スピード測定器によると、62kmで
走っていたそう。

じゃあいいじゃないか、となるところがそこは40km制限。

まぁ実感としてはせいぜい50kmぐらいだとは思うんですけど。


しかも普通に、流れに沿って、見渡しの良い、車線幅の広い道を、
決して「危険な運転」をするわけでもなく、走っていたわけです。



時として自動車が大きな凶器となることは充分わかっているつもりだし、
無違反とは言わないが、今まで29年間無事故できた。



そんな中、何が不服かと言うと、「危険な運転を減らし、交通事故を減らす」
という本来の目的を忘れ、単に「決められただけの取締り」になってしまっ
ていること。

こちらの日頃の疑問を含め、今日の取締りについて、色々と質問したところ、
担当者はしどろもどろ。

挙句に「仕事ですから」の一点張り。



当然、納得できるものではなく、そのむねだけを伝えて終わった。

納得したわけではないので、切符を切られていない。


今後は窓口が変わって何らかの連絡がくるだろう。



こちらにも正当な言い分もあり、又、こちらのサイトにもあるように、
「警察官職務執行法」
上では今日のような取締りは違法とも考えられる。




こんな事があったその前日には、これもまた国の機関により
「個人情報保護法」を破る行為をされている。

「個人情報保護法」に関しては助けられることがある反面、縛りの強さに
かなりの問題点があると思っている。

この事に関しては、組織内でシステム上の問題も含め、対応を協議し、
来週早々に連絡をもらう事になっている。




両方の担当者と話しをしていて共通するのは、どちらも権力をかさにかけ
つつも、「個人」に対する認識があまりも甘過ぎるということ。

そして目的の為の方向性がまったくわかっていないということ。


権利ばかりを主張し義務を果たさないのであれば本末転倒だが、私達は
みな、限られた条件の中で、精一杯努力し、我慢に我慢を重ねて生きて
いる。


昨日のKさん、今日のYさん、そしてその周りの人達、一生懸命仕事し
ているんだろうけど・・・
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