台湾に 春風呼ぶか 寺の龍
馬糞 Bafun
初めて台湾に上陸した。
大陸チャイナとは違って、同胞という親しみを感じる
国である。
本当にそうなのかは分からないが、李登輝という偉大
な親日の指導者には恩義のような尊敬を感じる。
もっとも、若い世代には分からないであろう。
日本が、田中角栄政権によって、「台湾とチャイナは
一つの国」とおべっかを言い、手をすり足をすりして北
京政府と手を結んだことは、恥ずべき欲得政治であった
と思う。
台湾は独立国家なのである。
ちなみに角栄は日本の経済を大発展させた功労者であ
るが、他方でチャイナにコケにされる原因を作ってしま
った。
ロッキード事件の角栄裁判は日本の裁判史を汚す違法
刑事裁判であったが、手段を選ばない強欲が結局身を滅
ぼしたともいえる。
初めて台湾に行ってみて、日本語で話す観光客相手の
商売人に台湾らしさを感じつつ、文化はやっぱり中華な
のかとも思う。
何を祭っているのか分からない中国寺に立ち上る太い
線香の煙と参拝者を見ていても、ご利益信仰の拝金主義
者ではなかろうかと不審にも思う。
ジェンダーフリーを進めてゆくと公約している陳水扁
総統という政治家に疑念を感じつつも、台湾独立宣言を
するのであれば、日本はこれを応援しなければならない
とも思う。
日本の物資輸送の海上路を守っている国でもある。
毅然として正式な国交を回復するべきであろう。
チャイナに文句を言われる筋合いではない。
経済的にも政治的にも北京政府とは国交を断ってよい。
それが本音である。
政治は駆け引きであるが、国民はいざというときの国
益を守るためにも、チャイナに深入りしてはならない。
2005年までに3兆2788億円にも達して継続中の円
借款・ODAなどもってのほかであるし、企業による投資
は売国奴的であるとさえ思う。
恐るべき勢いで、近代兵器による軍備拡張を急いでい
るチャイナをこのままにしておいてよいのか。
その資金は、政治とは別だという「経済」が提供して
いるのである。
政治と経済とでは、政治が優先する。
それが、主権在民の責任でもあろう。
チャイナとしても、日本にあからさまな敵対行動はと
れない。
それは、アメリカとあからさまに敵対することを意味
するからである。
ゆえに、日本は強気で本音の外交をするべき時期にき
ているといえる。
北京オリンピックの対面もある。
北京は縛られている。
台湾国は日本の盟友とすべき国である。
若い世代との友好を進めるためにも、日本の義理と人
情を台湾に注ぐべきである。
台湾を中華の国にしてしまってはいけない。
世界最大の侵略国家、武器貿易国家であるチャイナで
オリンピックをするというが、平和の祭典オリンピック
にまでチャイナの『中華拝金主義』が伝染したのか。
『中華拝金主義』とは、鳥インフルエンザよりも祟る。
まさしく、地獄への病である。
諸国民よ、諸政府よ、中共熱に感染してはならない。
その熱を冷まし、発展しないチャイナの観光価値をと
りもどすことこそ、世界平和への道であると思う。
Bafun
台湾独立の胎動⇒
http://www.meiseisha.com/rensai/taidou1.htm
http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/06/060315a.htm