メナム河 春の彼岸に ナマズ跳ね
馬糞 Bafun
バンコクの母なる河チャオプラヤーは、タイの活力が行き
来している大河である。
車のエンジンを丸裸に積んで爆走する観光舟にも驚くが、
巨大な河にあふれんばかりにわいてきて餌を奪い合うナマズ
の活力にはさらに驚いた。
鯰といえば、地震が来るまで川底の泥にじっとしているの
かとばかり思っていたからだ。
所変われば魚変わる、である。
池の鯉のように、ナマズが大河に水しぶきを上げた。
ヨッと、ナマズの背中をたたいたが、たくましい筋肉だっ
た。
そこで連想するのは錦鯉である。
錦ナマズを開発するのもよいが、黄金のナマズを開発した
いものだ。
きっと評判になるだろう。
それにしても、タイという国は魅力にあふれた国である。
王国であり、仏教国である。
国民は仏と王族を敬愛している。
反面、十分な教育を受けていない人も少なくないし、政治
経済は華僑に独占されてもいる。
商業のモラルもこれが仏教国かと思うほどにずるがしこく、
横着に日本人を食い物にする。
そして、「マイペンライ」と涼しい顔なのだ。
売春目当ての下劣な日本人が徒党を組んで押し寄せた時
代もあった。
今でも少なくなかろう。
尊敬すべき外国人ではないことも確かだ。
日本人としても情けないことである。
そんな奴らは、チャオプラヤーに投げ込んでやりたいも
んだ。
ナマズがかわいがってくれるだろう。
日本人よ、タイに行くときは紳士淑女たれ。
仏と国王とその国民に対して礼儀と誠実をもってこそ、貢
献もできるというものである。
今、日本人が、インチキなタイの商売人に対して、商業道
徳を説くことができるだろうか。
タイはお天道様に近い国だ。
タイ王国の白日の下に晒されて恥ずべき行いをしては
なるまい。
Bafun
図鑑データベース⇒ http://www.lbm.go.jp/emuseum/
ナマズ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%82%BA
http://www.wisdom-tie.com/tayori2004.htm
http://allabout.co.jp/pet/aquarium/closeup/CU20030115B/
http://www2.big.or.jp/~seaplays/turi-dai/yomi.cgi?mode=kt&kt=02_38
新商品⇒ http://www.namazun.jp/day.php