つむじ風 子犬のように 円く舞い
中村 梅士 Baishi
今日は昼過ぎからぐんぐんと気温が下がり始めた。
体感温度は5℃、実際には7℃付近まで下がっていた。
もっとも、ワイシャツ一枚にリュックを背負っている
という軽装ではあるが、走ると熱くなるものだ。
ところが今日は肌寒さが残った。
駆けていると、子犬が自分の尻尾を追いかけているよ
うに、つむじ風が落ち葉をくるくると回していた。
子どものようにかわいいと思った。
久しぶり市場に寄った。
買い物は決まって豆腐屋さんの豆腐と、魚屋さんの魚である。
今日は豆腐が品切れだった。
「ごめんなさいねえ、冷え込んできたからねえ」
「湯豆腐食べたくなりますもんねえ」
「最近暖かったじゃないですか。だから、昨日も豆腐
が売れ残って見切り販売しても残ったくらいなんですよ」
仕方なく、高価な掬い豆腐を買った。
魚屋では鯛のあらが目当てだったが、今日はなかった。
仕方なく、鍋料理にと、しまふぐを量り売りで買った。
1100円だった。
今日は豆腐としまふぐの鍋としよう。
元横綱日馬富士が現役引退に追い込まれた暴力事件の
被害者だった平幕の貴の岩が今度は付け人に暴力をふる
ったとして現役引退となった。
どちらも至らない弟子筋に指導の鉄槌を加えた事件で
ある。
貴の岩については、周りの眼も冷ややかだったのでは
ないか。
それもあってストレスがたまっていたのかもしれない。
実際、自分も良くは思えなかった。
事件は尾を引いていたと思われる。
部屋を閉めて廃業したからあれだが、貴乃花も立場の
ない事件だった。
夫婦喧嘩となると鍋釜が飛び交った時代もあったが、
時代が変わったのである。
アングリーマネジメントが必要な時代なのだ。
部屋のしきたりも、見直さなければならなくなった。
考え方によっては、相撲は神事であるから、幕下を人
間扱いしない風潮は改めなければならないだろう。
兄弟子も人格的に尊敬されるように努力しなければな
らない。
体育会系的奴隷制度を続けてはならないのだ。
伝統や仕来たりでできている大相撲の体質改善するこ
とは難しかろうが、外部の人間を入れてでも取り組まな
ければ入門者がいなくなるだろう。
リスペクト精神なくしては格闘技も成り立たない。
ひとり、大相撲だけの問題ではないのである。
こういう暴力事件などで引退だとか廃業だとかいう失
態はなくさなければならない。
親方衆の問題である。
日本国独立宣言・神聖九州やまとの国
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