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楽農piano協奏曲

一日一生。一日一笑。


御嶽山大噴火と登山ガイド小川さゆりさん そのつづき

2020年09月27日 | 登山・トレッキング
27日夜小川さんの奇跡的な生還の様子がニュースで放映されていた。

私達は翌日28日燕岳から常念岳への縦走登山をめざすことになっていた。

28日中房温泉から登山開始。7時40分。

最初は急登で苦労したが、綺麗な紅葉を眺めながらの登山だった。

13時30分燕山荘到着。




往復1時間燕岳へのアタックも楽しんで17時15分から夕食タイム。

しばらく経ってから玄関の戸をあけて暗い戸外に出た。安曇野の街の灯りが輝いていた。


 暗がりの中、携帯電話で話をしている女性に気が付いた。

御嶽山の噴火のことを話しているのだが、その内容がやけに具体的。

 電話が切れたのを確認してその女性に話しかけてみた。

私「御嶽山の噴火ことを話されていましたが、どの辺が噴火したんでしょうか」

その時彼女の顔が見えた。夕べのテレビニュースに出ていた小川さんだった。

私「あっ、登山ガイドの小川さんですよね」

「何でここに来てるんですか?怪我は無かったんですか?」

小川「今日は予約を受けていた女性10人を案内して来ました。

右の太股は岩が当たってクロネ状態です」

「電話は明日の下山後NHKの取材です」

肉体や精神面に相当ダメージがありながらも南信からガイドとして

登山者を案内し燕岳へ。

彼女の誇り高きガイド魂には心が震えた。

「テレビ見させてもらいます。気を付けて下山してください」と声をかけ中に入った。
6行目に「噴火の翌日もガイドの仕事で山に登っていました。」

これが燕岳ガイドだった。




 再び小川さんに逢うことができたのは、17年6月4日キッセイ文化ホールで

開かれた市民講座「女性と登山 私にとっての山」であった。

 パネルディスカッションがすんで座席に戻っていた小川さんに

燕山荘での出逢いを話すと覚えておられて嬉しかった。

 可愛らしい名刺




 一夜を過ごした燕山荘から常念岳に向かう登山道から見えた噴火。

噴火から2日目。












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