8月11日のラジオ深夜便「明日への言葉」を聴いた。
樺太で起きた乙女たちの集団自決の思いを同僚だった木本孝(きもとたか)さんが
語ってくれた。
1945年8月15日に日本は敗戦となるが、
20日当時日本であった樺太にソ連軍が襲った。
真岡郵便局電話交換手達は侵攻してきたソ連軍から純潔を守るため青酸カリを口にした。
このことを知りたくて広丘図書館から本を借りた。
(トップ写真は稚内市で行われた平和祈念祭のステージ)
北海道新聞の動画より
(以下朝日新聞記事より)
第58回氷雪の門・九人の乙女の碑平和祈念祭が20日、文化センターで営まれ、
参列した乙女の同僚や関係者は平和への誓いを新たにした。
新型コロナウイルス感染防止のため、参列者は例年の半分以下とし、
遺族はじめ実行委ら関係者の52人が出席し開催された。
樺太物故者への黙祷に続き、
実行委員長の工藤市長が
「悲惨な歴史を風化させることなく人類の恒久平和のため、
世界の人々と助け合っていくことが大切であることを心に念じ、
樺太の悲劇を再び繰り返すことのないよう次代を担う若い世代に戦争の悲惨さ、
平和の大切さ、命の尊さを訴え語り継ぎ、
平和の実現のために日々努力することが私たちに課せられた使命であります」
などと式辞を述べた。(中略)
九人の乙女と一緒に真岡郵便局で働いていた木本孝さん(92)=千歳市=は
10年以上ぶりの出席に「あれから75年が経ち年齢的にも今回が最後という思いが
あり出席させていただきました。友人たちの苦しみを思うと悔しく、
ここでお参りすることが私の責任です」と語り、
同じく同僚の栗山知ゑ子さん(92)=和寒町=は
「年上だった彼女たちは皆やさしく仕事や踊りを教えてくれるなど
私たちを可愛がってくれました」と往時を懐かしんでいた。
木本孝さんの言葉は、「木本孝 明日への言葉」と検索すれば聞くことができる。