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football smile

the days turn into months and years

今、見ておくべきもの

2005-07-31 | football
Vodafone CUP 2005浦和レッズvsマンチェスター・ユナイテッドをTV観戦。

親善試合っていうのは、当然ながら気持ちが入りません。ダラ~っと見るだけ。この試合の楽しみは、リーズ時代から好きだったアラン・スミスのプレー。マンチェスターUでは14番を付ける彼を見て「やっぱ背番号は二桁がかっこいいよなあ」などと、どうでもよいことを考えます。へえ、中盤の底でプレーしているよ。パスさばきも上手いのね。

レアル・マドリード、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、フィオレンティーナ、ボルトン、マンチェスター・ユナイテッド、ずいぶんたくさん来たね。世界のビッグクラブを日本で見られるって?見ていて面白い?まあ、見方によっては面白いかもね。

そんなビッグクラブ来日のニュースに続いて、カズの横浜FCデビューの様子が映りました。

レッズサポーターにとって、ヴェルディ黄金期の主役であるカズが好きなわけないでしょう。その思いが少し変化したのは、カズがW杯フランス大会のメンバーから外れた時でした。時代が変わったと思いました。でもこのタイミングってありなのかなあ。それ以来、徐々に日本代表を応援しなくなりました。

カズは、現役選手として試合に出場できる環境を求めて、いくつものクラブを渡り歩いて来ました。今回はカテゴリーを落としての挑戦になります。横浜FCは、現在J2でも11位に低迷するチームです。正直言ってJ1昇格はかなり難しいでしょう。練習グランドだって持っていません。本当によく決心したものだと思います。なんたってキング・カズだよ。

「別にいつも前向きなわけじゃないよ。後ろだって振り返るし」

そんな風にインタビューに答えるカズは、とてもかっこいいなあと思います。デビュー戦となった水戸戦には、いつもの倍近い8000人の観衆が集まったそうです。先週は夏風邪をひいて微熱が下がらなかったためにスタジアム観戦を控えたのですが、体調が戻ったら絶対に三ツ沢へ行かなくちゃ。

今、見ておくべきものは、金儲けのために来日したコンディション不良の「世界のビッグクラブ」ではなく、J2横浜FCで魂込めてプレーする38歳の「キング・カズ」だと思うよ。
コメント (4)
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