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J1川崎vs横浜M(等々力)

2006-08-12 | J1
Jリーグ・ディビジョン1 第17節
2006年8月12日(土)19:00キックオフ
等々力陸上競技場
川崎フロンターレ 1-1 横浜Fマリノス

今週の土曜日、選択肢は3つあった。
①J1浦和vsF東京(埼玉スタジアム)19:00キックオフ
②J1川崎vs横浜M(等々力陸上競技場)19:00キックオフ
③J2柏vs鳥栖(柏サッカー場)19:00キックオフ

埼玉スタジアムは、やはりみんなでワイワイと行きたいところ。FCUさんも今回は見送りということだし、①は録画観戦にする。柏サッカー場はぜひ行ってみたいスタジアムのひとつだし、混戦ながら現在J2首位のチーム状態を見ておきたい。石崎監督は今度こそチームをJ1昇格へ導けるか。というわけで当初は③が有力だった。鳥栖のストライカー新居辰基も見たいし。しかし、9日の日本代表の試合を見て気が変わった。土壇場で最も可能性が低いと思われた②に決定。今シーズン初の浮気を決行すべく、雨上がりの等々力へ。

浦和のことを考えると川崎には勝ってほしくない。でも横浜Mの勝ちなんて絶対見たくない。そんな複雑な事情を抱えているため、興味は専ら結果より選手個人の対決へ。例えば、横浜Mのホットな松田に対して、川崎のクールな宏樹という対照的な両キャプテン。チームを引っ張る選手の個性というのが、どのようにゲームへ反映されるのか。横浜Mは松田、中澤、栗原の最終ラインが踏ん張る感じが強い。松田は当たり役。一方の川崎は宏樹、佐原、米山の最終ライン前で谷口が奮闘している。宏樹は要所でカバー役に回る。前へ出るキャプテンと後ろで支えるキャプテンの仕事ぶりは、それぞれに持ち味を発揮していて面白かった。

サイドは横浜Mに分があるようだ。いきなり隼磨が右サイドから決める。昨シーズンまでのアウグスト、長橋のインパクトが強かったせいか、どうも川崎の両サイドが物足りない。しかし中盤の勝負は非常に興味深かった。特に山瀬をマークしていた谷口がすごい。川崎の両ボランチでは、憲剛に攻撃的はイメージがあるが、実は谷口の方が得点が多い。昨シーズンまであった守備のイメージはそのままに、決定力まで加わっていた。その分憲剛がパス出しやゲームメークに専念できているのが、今シーズンの川崎の強さにつながっている。

我那覇のゴールをアシストしたものの、この日はジュニーニョが大ブレーキ。ことごとくチャンスをつぶしてしまった。こういう日もある。では、こういう時はどうするのか。それが川崎の次のステップなのかもしれない。新加入のマギヌンもまだチームにフィットしているとは言えないし、課題はまだまだありそうだ。どちらにも勝つチャンスがあった熱戦は、結局引分という浦和に首位奪回をもたらす好都合なものであった。めでたしめでたし。おかげでtotoはハズレたけどね。

「ハーフタイムに川崎市在住の西城秀樹さんによるYMCAヤングマンショーを開催致します!3年連続4回目の登場です!」

実は私、等々力で西条秀樹を見るのは3回目。こういう企画を3年連続でやってしまう川崎のセンスはかなり好きだ。川崎サポーターも横浜Mサポーターも関係なく、みんなで「Y・M・C・A」とか踊る姿を見ていると、何だかすごく幸せな気分になってくる。スタジアムは今日も平和だ。オシムは踊れたかな?

   

コメント
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