football smile

the days turn into months and years

The Blood Scooper

2012-07-09 | book

森博嗣
24 APR 2012
中央公論新社
Amazon.co.jp

「実のところ、相手を見切っていたのはこちらだった。この有利が、おそらくは、力の拮抗となった。したがって、勝敗は運としかいいようがない。もし、僅かに差があったとすれば、それは己を信じた者の遅れと、己を疑った者の勢い。古きに縋った者と、新しきに懸けた者の差か。」

という本を読みました。「The Void Shaper」に続くシリーズ第2弾。物語はより具体性を持ってきましたが、そのあたりは前シリーズと趣きが違うところです。わかりやすいと言えばわかりやすい。ただ、伝えるべきものの本質が明確になればなるほど、想像力は萎えていくものなのかも知れません。それとも今後予想しなかった展開が待っているのか。

古きに縋るか?新しきに懸けるか?

コメント
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