football smile

the days turn into months and years

AALTO 10 Selected Houses

2012-07-15 | book

齋藤裕
20 MAR 2008
TOTO出版
Amazon.co.jp

「人間の一生は悲劇と喜劇の取りあわせです。私たちの身のまわりにあるデザインや形あるものは、この悲喜こもごもの日々を伴奏する音楽なのです。家具、布、色のスキーム、建築は、人間の悲しみや喜びに自然に寄り添えるよう、適切で誠実につくられたものであるべきです。」

という本を読みました。別に買うつもりはなかったのですが、書店で眺めていたら手放せなくなってしまいました。というわけで、お買い上げ決定。良いです。とても良いです。一生大切にしようという本が何冊かありますが、これもその一冊になりそうです。内容も去ることながら、その装幀デザインがとても素敵です。

結構重量感のある本なので持ち歩くわけにもいかず、休日に部屋で眺めています。まあ何と言うか、心が洗われる思いです。建築というのはこういうもののことであって、自分が普段仕事で接しているものは、実は建築ではないのかもしれない。なんて考えたりします。どんな仕事だって仕事は仕事。意義のない仕事なんて存在しない。いつもそう思って働いていますが、たまには違う考え方をしてみるのも良いかも知れません。

というわけで、ビートルズのホワイト・アルバムを聴きながらこの本を眺めるのが、最近の日曜日の過ごし方です。涼しくなれます。

コメント
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