football smile

the days turn into months and years

オシム 勝つ日本

2014-09-01 | book

田村修一
10 APR 2012
文春文庫
Amazon.co.jp

「責任の点では、日本はちょっと足りないかもしれない。日本には、誰か他人が全体の責任を取るという習慣があるからだ。ヒエラルキーの高いものが責任を引き受ける。しかし責任は自分自身がとるべきで、監督でも会長でも誰でもない。むやみに自分以外の誰かに責任を転嫁すべきではない。監督に意見を求めるのは悪いことではないが、それはあくまで監督の意見であって選手のものではない。今日、監督の考えを聞いたら、明日は自分自身の意見を持つ。そしてそれを深化させる。考えることを他人に委ねるべきではない。」

という本を読みました。ちょっと古いけど、南アフリカW杯の時のもの。オシム自身が指揮を執るはずだった大会だけに、想いは深い。面白いのは、ブラジルW杯まで予言しているかのような言葉が、このとき既に発せられていること。そして、サッカーを語っているようで、別の何かを伝えようとしていること。アギーレの時代にオシムを読むのも悪くない。

自分で考える。これは自分自身の最近のテーマでもある。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする