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football smile

the days turn into months and years

It's no FASHION GAME

2014-09-08 | music

本田恭章
1 NOV 1984
28PL-85
http://www.yasuakihonda.com/


続いて、30年前にリリースされたこのアルバムを聴く。「STAY GOLD」のような統一感には欠けるけれど、このアルバムがメジャーのソロでは最もロックである。そして、今でもこれが最高傑作であると思っている。「LADY YOUR RED」とか「TAKE THE FLOOR」とか、渋い曲が目白押し。オープニングの「MR. DROP OUT」からして、これは来たなあと感動したものである。

特筆すべきは、やはりバンドの充実ではないかと思う。1984年から1985年にかけて、相当数の全国ツアーを行っている。自分もずいぶん通ったものだけど、鎌田常治、小池浩道との絡みは、The TOYSなんかよりもずっとバンドらしかった。特にジョージのギターは、最高にかっこ良かった。そういう勢いみたいなものが、アルバム全体に漂っている。これで完全にアイドルとは決別して、アーティストとしての成熟へと向かうのだという予感に満ちている。

それくらい思い入れのあったアルバムでありバンドであったので、ジョージの姿がステージから消えた時は、ものすごくショックだった。次なるステップへ。しかしそれは過ちであったのではないか?その後の迷走を考えると、そう思えてならない。

コメント
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